日向:これからは、どういう時代になっていくとお考えですか?
船井:いい時代になると思いますよ。いまの価値観の延長で進んでいくと、さらに人間のエゴが強くなっていきます。そうすると間違いなく資本主義は崩壊するし地球に大変化が訪れると思います。ですが、とことん悪くならないとよくなりません。いま、とことん悪くりつつある段階にきています。一方で、よくなるためのいろんな兆候も見え始めています。総合的に判断するとよくなると思います。
ちょうど去年、今年、来年ぐらいがその決め手の年でそういう時に本田さんのような方がでてきて、大ヒットするような本を書いています。この本(普通の人が億万長者になるための本)には、いいことがたくさん書いてありますからね。
本田:そうですね。そういう私も今から二極分化していくと思っています。
船井:そうですね。
本田:自分の嫌いなことをやって、どんどん不幸になって、自分も回りも不幸にする人と自分の好きなことをして、どんどんツイて、周りを豊かにしていく人の、二極に分かれていくと思います。そのときに、この人はうまくいっている、どうしてだろう?好きなことやってるからだな、ストレスなさそうだな、この人は苦しそうだぞ、嫌なことや不得意なことやってるから不幸なんだという二つのサンプルがあれば非常に分かりやすいのではないかと思うのですが・・・
船井:うん。それはそうなると思います。やはり、人に嫌われることをしなかったらいいと思います。たとえば、人を脅したり、嫌がらせたり、自分を大きく見せたい人は後者でしょうね。
本田:そうですね。
船井:人に嫌われるようなことをしてはいけないと思います。人に好かれる人にならなければいけない、そのためには、自分の好きなことをやった方がいい。
本田:たとえば、マーケティングの手法で人を脅かしたりだとかすることもありますが・・・このままいくとあなたは病気になるだとか、すべてに関してあると思うのですがそのようなことに関しては、どう思われますか?
船井:いやね、実は私も昔、脅かして仕事を取るというマーケティング手法だったんです。競争相手に、渥美俊一さんという人がいました。渥美さんが先に小売業のコンサルタントの世界を制覇したんですが、よし渥美さんの指導している店を言葉は悪いですが叩き潰してやろうと思って、やりました。
本田:(笑)血の気が多かったんですね
船井:それで、何店か実行しました。それから渥美さんが作ったペガサスクラブというのに対してコスモスクラブをつくって、コスモスクラブに入らなかったら叩き潰すぞといわんばかりのことを考えたものです。
考えて見ると半分、脅して仕事を取っていたようなものです。コスモスクラブに入らなければ危ないというように思った経営者も何十人かいたようです。そういうことが、あるときからものすごくイヤになったんです。それで、そういうことをしなくてすむようなコンサルティングノウハウを開発しました。それが昭和55年ごろです。ですから、今の船井総研のやり方というのは、できるだけ競争しない、クライアントの競争相手も活かす経営のコンサルティングを心がけています。
本田:そうだったんですか。
船井:脅すのはですね、昔は、効果がありました。今は官僚や政治家ぐらいには効くでしょうが、企業家にはだめですね。
本田:そうですね・・・
日向:これからの時代はよくなるとおっしゃっていますが・・・
船井:私は、よくなると思いますよ。よくしなければ、人類は滅びるか原始人まで逆戻りすると思います。ですから、いやおうなくいい世の中にしなければならないと思います。よくする方法としては、意識レベルの高い人たちの集合意識でよくするというのが一つの手法だと思います。いわゆる百匹目の猿現象を起こすのです。
本田:私も、同じことを言おうと思っていました。
船井:それがいいと思うんです。
本田:船井さんの本を読んで、自分なりに何ができるかと思い考えました。そのとき取りあえず手元に1億円ありましたので、その1億円を使って、自分の豪邸を建てることもできるし、何をしようかなと思いました。それで、その1億円で最大のインパクトを与えられることをしようと思ったのです。それが、小冊子をプレゼントするということだったんです。
船井:あのプレゼント作戦は、よかったと思います。
本田:1億円という自分の全私財をなげうってそういうことする奴がいるということを世の中に知らしめるだけでも少し変わるかなと思ってやりました。いま、ちょうど70万人以上の人から反響があります。最近では、韓国でも始まりました。それでたとえば、100万人の人の意識が変わったとしたら、ザワザワと1万人の人達のコアが変わり、たぶん瞬間的にディッピングオーバーというか大変化がおきるのではないかと3年ぐらい前に感じたものですから、その一人になりたいなと思って小冊子のプレゼントを始めたのです。
船井:すごく本田さんは、実行力があるんです。本当に頭が下がります。
本田:ただ、やはりその過程においてこれが果たして正しいのかどうかというのは不安になりますよね。
船井:いや、それはでいいのです。でも、正しいことだから成功します。
本田:はい、冗談のような話ですが、プレゼント請求が一日数千冊も来たこともありまして、プレゼントだけで月におよそ数百万円もかかったことがありました。それで、このペースで行くと年に数億円のプレゼントになる、これはたいへんだなと思いました。あげすぎで破産したら笑い話にもならないですからね。(笑)
船井:私の顧問先では、そういうことをしている人が時々いますが、みんな上手くいっています。例えば、名古屋製酪さんですね。同社は、蓬莱という無臭ニンニクを20数万人に毎月差し上げつづけてているんです。
本田:え〜、すごいですよね。
船井:それはですね、昔、事故を起こして各新聞社に叩かれたんです。それから、一切のマスメディア宣伝をやめてプレゼントに変えたようです。一人に一カ月分で原価が2,000円位すると思うんですが、それを毎月20万人に贈る。送り続けているんです。それから売り上げを見ているとうなぎのぼりで伸びはじめました。
本田:そうですか。
船井:とにかく、人にあげるのがいいんです。あげた者勝ちです。
日向:私の友人で、あげることを実践している人がいまして、最近どんどん返ってきているといっているのですが、それを口で説明できないというのですが・・・
本田:そうですよね。なかなか説明するのは難しいですね。
船井:波動の原理で考えるとよく分かりますがね。
日向:そうですね、ですが・・・、波動と一言で言ってしまうと、その波動がよく分からないといわれてしまうんですね。
船井:フィードバックの原理ですよ。勉強したらすぐ分かるよ
日向:私の友人のなかには、波動といっても波動って何?というような人が結構いるんですが、そういう人にどううまく説明したらよいのか分からないのですが。
船井:世の中の物はすべて振動しているから波動でとらえることができます。波動というのは4つしか性格がないのです。出したものは返ってくるというのもその一つです。マクロに見たら絶対返ってきます。本田さんのように、やってみたらいい。
日向:そうですね。それから、こういう時代だからこそというか、こういう時代にどういう職業についたらいいかという質問をいただくのですが
船井:自分の好きなことをしたらよいと思いますよ
日向:自分でしたいことをするのが一番いいということですね
船井:自分でしたいことを仕事にできたら一番いい
本田:多分、二つあると思うんですよ。自分の大好きなことを分かるのは自分の内面を感じるということですよね。それは、まず内的に永久的なことともう一つは、その好きなことでどうやって食べていくのかということです。これは、私の知った一つの技術だと思っているので、それを分からないという人に、これからどんどん教えたいと思っています。それには、コーチみたいな人が必要なんじゃないかなと思うんですね。また、いまはインターネットの時代ですからそれをうまく使いたいと思っています。いまは就職して働きたくない人が多いと思うんです。
船井:ともかく一人で生きていくためには、プロにならないとむつかしいですよ。プロには、集中してがんばると簡単になれます。私はいろんな面でプロになったので10種類ぐらいの仕事でなら一人前に食べていけると思います。集中的にやると、たいていは1年も続ければプロになれます。
本田:1年ですか?
船井:うん。1年もやったら・・
本田:そればっかりですよね。
船井:そう、そればっかり、1年もやったらプロになれる。私はね、歌がものすごく下手ですが、時間があったら、うまくなると思いますよ。1年、時間があったら・・・、いまは時間がないからやらないですけどね。時間があったら、何でもできると思います。
本田:やりたいか、やりたくないかですよね。結局は。
船井:それもありますが、私でも1年集中する時間があったら下手な歌でもそれなりにプロになれると思います。そういうものです。
日向:それは、素質だとかそういうのは関係ないのですか
船井:多少関係ありますが、信念をもって実行するかどうかです。不可能なんてほとんどないですよ。
日向:そうですか
船井:変えたらいいんですよ、自分を。
本田:ただ、こういう質問も多いと思うのですが、何かやって見たいけど自信がないどうしたらいいですか?そういう方に、何かアドバイスありますか?
船井:それには、先生を探してきてそこで見習いをしてきたらいいと思います。私は、船井総研のコンサルタントによく言っているのですが、あなたたちが手にとってやるよりも、先生(モデル)を探してそこで見習いしてもうようにしたらいい、そのほうが早いと教えています。
本田:モデリングですよね
船井:はい。それが、いいような気がしますけどね。とにかく、プロになったら食べていけます。一芸に秀でたらいいんです。たとえば私は、昔、講演が下手でどうにもならなかったのです。
本田:へ〜そういう時代もあったんですね。
船井:あったんです。しかし、毎年200回〜300回の講演を重ねて何十年も経つうちにかなりうまくなりました。特別うまいというわけではないのですがお金ももらえます。
本田:いや〜非常に面白いです。
船井:だから、やはり集中してやったらいいと思います。
本田:自分が不思議なのはつい3年前までは、ずっと子育てしかしていないパパだったんですが、それが、自分の好きなことを本に書きだしたら急に売れ出して、浅見帆帆子さんとも言っていたんですが、ちょっと戸惑っているところがあります。誰でも書けばいいのにという部分と、そんなに書けないのかなという想いが自分の中で拮抗しているんですけれども。
船井:本田健さんは、なにかに書かされて書いておられるといった感じなんですよね。
本田:そうなんですよね。これは、果たして決まっていたのか
船井:決まっていたように思いますよ。
本田:あるいは、自分で選んでいるのか。いまちょうど半々の気分なんです。
船井:人生の生き方を自分で選べるようになるのは、70歳ぐらいになってからだと思います。
本田:(笑)そうですか。じゃぁ、あと、30数年お務めが・・・
船井:多分70歳ぐらいまでは生かされるのが普通です。私も、過去を振り返ったら99.9%は生かされていたことが分かります。
本田:なるぼど
船井:いまだに生かされているんです。まだ自分の好きなように生きられないのですが、やっとこれからは、少しずつできるようになるのではないかなと思っています。
本田さんは、世の中をよい方へ引っ張っていかれる中枢の役割を果たす魂を持って生まれてこられたと私は思っているのですが。
本田:とてもそんなことは思えないんですが・・・
船井:この間、奥さんとお会いして強く思いましたよ。そうかこの人は、こういう使命を持ってるんだって思いました。絶好のコンビですよ
本田:そうですか。ありがとうございます。今は、ほんと幸せにしてますけど・・
船井:本当に大きな役割を持っている人でなければ、ああいう奥さんは現れないと思います。
本田:は〜(照)
日向:素敵な奥様なんですね
船井:そうそう素敵な奥様だね。それに、本田さんの文章は、お上手ですしね。私が、一番真剣に読んだのは「ユダヤ人の大富豪」ですが、あの本はものすごく楽しかったです。
本田:ありがとうございます。
船井:電球を2日間でいくら売るとか、署名をいくら集めるとか、あれと同じようなことは私もよく若い頃やったことですよ。
本田:そうですか。
船井:人には、不可能というものはないんです。私は、もともと能率屋なのでいかに能率的に不可能を可能にするかということをまず考えてしまいます。小さな女の子が、私は持ち上げられたくないと思ったら大の男にも持ち上げらなくなる方法や、痴漢に襲われる女性が痴漢を簡単に投げ飛ばせる方法がありますが、痴漢被害に何度もあっている女性に教えると、5分くらいで完璧に覚えます。いろんなややこしい事を非常に単純に、誰にでもわかりやすくするのが私の仕事だと思っています。不可能は、まずないのだから、「できない」と思ってはいけない。「できない」と思わずに集中してやったら何でもできるようになると思っていたらいい。私の苦手な歌でも、1年あればうまくなると思います。得意なものなら2〜3日でできてしまう。まあ、今、苦手なことをする時間はありませんが・・・(笑)。とにかく、何でも集中して精一杯やってみることです。
本田:私もそう思います。
日向:最後に一言、HPを読んでくれている人に何かメッセージをお願いいたします。
本田:多分、船井さんも同じことを考えていらっしゃると思うのですが、やっぱり思うことからスタートするのがいいと思うんですよ。ほとんどの人達は嫌いなことなどは「仕方ない」と諦めていると思うんです。でも、どこかで本当に自分の生まれてきた目的とか、自分の楽しい事とか好きなことをやりたいっていう風に思うことが、まず最初のスタートじゃないかと思います。あつかましいとか思うくらいがちょうどいいんじゃないかな。特に日本の人には・・・。
日向:そうですね。
船井:不可能は無いと、まず思ってほしいですね。思ってやれば実現する。とことん思って勉強してとことん確信を持って、イメージ化をすれば実現するので、とにかく思うことですね。
日向:はい、ありがとうございます。いつも船井会長がおっしゃっている、思うこととイメージ化が大事なのですね。本田健さん、そして船井会長、本当にありがとうございました。
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