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■船井流2004年をどう生きる−8

1. 心のあり方

出口:最近、ある方から『アミ 小さな宇宙人』(徳間書店刊)という本をいただきました。その前日に読んでいた、会長の『断末魔の資本主義』(徳間書店刊)の中で、『アミ』の本について書かれていたので読みたいと思っていたら、次の日に友人からいただいたのがこの本だったのです!早速、読んでみたらとても素晴らしい内容で、本当に感動しました。その内容から、会長にお聞きしたいと思うことがいくつか出てきたので、今日はこのような形でお時間をいただきました。どうぞよろしくお願いいたします。
船井:あの本は、3部作か4部作で、第1部がとてもいいね。
出口:はい。私は、まだ1部しか読んでいませんが・・・ では、早速「アミ」の本の中に、家で寝ているおばあちゃんが起きてしまわないか気にしているペドゥリートに対してアミが「まだ現実に起きていない先のことをあれこれ気に病むのでなく、いま起きていることにあたることのほうが賢明なことだよ」という場面があります。
船井:そう、そうだと思うよ。
出口:私が、信仰している大本の教えにも、「取り越し苦労や過ぎ越し苦労をせずに、刹那刹那のベストを尽くすこと」というのがあります。
船井:その通りです。先の事は、ちゃんとなるようにできているから・・・
出口:そうですよね。会長も、「すべて必要・必然・ベストだ」と言っておられますよね。この3つの言葉は共通した内容で、本当にその通りだと思います。でも、いざ自分に問題が降りかかったときに、過ぎたことをクヨクヨ後悔してしまったり、先のことを心配してしまったりとか・・・
船井:そんなんせんでもええよ(笑)。するだけ損ですよ。
出口:はい(笑)。せんでもいいっていっても、やっぱり普通の人間ですから(笑)、してしまうんですよ。
船井:そうかなぁ(笑)・・ちゃんと、人生はうまくいくようになっているんですよ。
出口:そうですね。後から「やっぱりうまくいくようになってるんだなぁ〜」っていつも思うのですが、つい、目の前の問題となると心配ごころが起きてしまうのです。ですから、『プラス発想』をクセづけるための具体的なコツのようなものがあるのかなぁ?と思って。それをお聞きしたかったのですが。
船井:う〜ん。まず男というのは、論理的・体系的に理解しないとなかなかクセづけにならない動物なのね。でも女の人は、簡単じゃないかなぁ。「えい、やぁ!」でそうだと思えばそうなれると思うけれど。
出口:「えい、やぁ!」ですか(笑)。
船井:私は、地球人っていうのはまだ幼い生命体なので、独りで放りっぱなしにしたらどうにもならない。だから仏教語でいうと「守護霊」、モンロー研究所の言葉でいうと「ガイド」といった目には見えない存在、指導霊や守護霊が人間にはそれぞれ付いていて、それらが、ちゃんとプログラムをつくって人生は、その通りにいくようにできていると思っています。だから自分の生涯は自分の生涯でありながら誰かが計画してくれている。人間よりももっとレベルの高い存在が、まだ導いてくれているので、心配は要らない・・というふうに理解しているんです。
出口:そうですか。
船井:だから、僕はそのように理解して、先のことをクヨクヨしなくてもいいよ、ちゃんとうまくいけるようになっているから、というふうに言ってるんだけどね。
出口:会長も、昔はクヨクヨされたこととかあったんですか?
船井:してる暇なかったからなぁ(笑)、忙しくて。クヨクヨはしてる暇はなかったけど、いろいろとつまらんことはいっぱいあったね。まぁ、いまもあるけど・・「もう、やめてくれよ。」っていいたくなるくらい、つまらんことが次から次と出てきます。
出口:(笑)では会長は、気づいたら自然にプラス発想のクセづけができるようになっていたんですか?
船井:うん。そうだね、マイナス発想なんかしてたらどうにもならないほど、毎日がややこしくて忙しかったんですよ。いまもね。
出口:あぁ、なるほど。ある意味クヨクヨできるっていうのは、それだけ幸せっていうことなんですね。
船井:そうそう。クヨクヨする時間があるのは見方によればヒマだということだし幸せだね。私は、あんまり暇がないのでね。そりゃ、毎日、何百通と来る手紙やらの中にはいい加減なのもいっぱいあるので、いちいち気にしてられないし・・・

出口:分りました。ありがとうございます。 では、次に、アミの中で、胸の中心にある光で進歩の度数(=その人の精神における愛の強さの反映)を測るセンソ・メトロ(感覚計)というのが出てきますよね?そして、その胸の光に関するアミの言葉で、「高慢は光を消す・・それは悪の種だ」という言葉が出てきます。世の中の大きな争い、個人的な諍い、どれをとってみてもすべては一人ひとりのエゴ、またそこからくる慢心が原因だと思うのですが・・・
船井:うん、まぁ、すべて自分の心からくるものだね。
出口:はい、心からくる問題だなとつよく感じるのですが、会長はもともとあまりエゴがないタイプだったんですか?
船井:僕は、あまりないタイプだと思うね。
出口:そうですよね。前にもおっしゃっていましたよね。

船井:たぶん、やきもちを妬かない男じゃないかなぁ。もっと妬いた方がいいんじゃないかとも思うんやけど。
出口:(笑)。
船井:だから、男と女がいて、自分がその男だとしても、当事者でありながらその二人を時々、客観的に別の視点から見てる自分がいるんだよね。
出口:ふ〜む。
船井:だからその、食欲や性欲といった非常に本能的な欲求といったものを超えて、その上からまた違う目線で見てしまう自分があって・・・
出口:はい。
船井:だから、やきもちなんて、つまんないなと。案外、理性的なんですよ。
出口:はい。
船井:若いときから、理性的だったよな。あんまり馬鹿なことはやってないし・・
出口:はい。でも、その会長のような方はほんとうに例外というか、若いうちからエゴがないというのは、あまりいないタイプですよね?
船井:うん、ないタイプだと思います。
出口:まだ、いまの世の中だとエゴがあってこそ普通の人間だと思うんですけど。
船井:いや、僕も多少のエゴはありますよ。でも、少ないんじゃないかなぁ。日向さんは、多少、僕のこと知ってるけどね、たぶんエゴは・・少ないよなぁ?俺・・・・・。少ないと思うんだよ。誰に比べても少ない、それから執着心も少ない。だから、好きな子ができても「この子を掴まえといて自分だけのものにしよう」なんて思ったこともないし。
出口:(笑)はい。でも、まだまだ世の中にはエゴがたくさんありますよね?私の中にも多少はありますし、できるだけ少なくしようと意識もしています。それで、エゴを減らすために『できるだけ、いい言葉を使う』ということを実践しています。話す言葉の中から、できるだけエゴを減らして、いい言葉を使うように心がけてます。
船井:あぁ、それはいいと思う。肯定語を意識して使うといいね、否定語を使わない。否定語というのは、「〜してはいけません。」とかね、
出口:はい。
船井:できるだけ肯定語で行くとね、非常にエゴが減るんです。
出口:そうですよね。
船井:それから、『わたしは』っていう言葉をなるべく減らす。
出口:はい。わかりました。ほかにも、エゴを減らすためのいい方法があると思うのですが、それを教えていただけないでしょうか?
船井:それは、もうひとつ上からながめることね。
出口:それは、なかなか難しいですよ(笑)。
船井:気楽に、神の立場くらいになってながめりゃいいんですよ。
出口:どうやったらそれができるんですか?
船井:それが、まったく滑稽なんだよな。その、例えば若い男っていうのは性欲を抑えられない。そうしないと子供ができないし、子孫も繁栄しない。またあるいはね、性欲を抑えられないから結婚ができるんだよ。
出口:ふ〜ん。なるほど。
船井:そうでなかったら、結婚なんて、面倒くさくってできない。それで女の人は、後から徐々に執着心が湧くほうだから、結婚したら男と女のバランスがとれてうまく納まる仕組みになっているけれど、神様はうまい具合にエゴとくっつけて仕組みをつくってるもんだなぁ〜と思うと性欲も滑稽になってくるよね。その仕組みに私まで、はまらんでもいいやろうと思うんだけど・・・(笑)
だから、いままでに好きな女の子はたくさんできたけど、とことん惚れて、「この子がいなかったらいけない」なんて執着したことはなかったから、相手もつまらなかったと思うなぁ。
出口:そうですか。
船井:だから、そういう意味では、私には確かに、エゴがないといえるなぁ。それに、高慢でもないし、どっちかというと、謙虚なほうだと思います。それから、否定もしない。自分は催し物は嫌いやけど、催し物が好きな人のことはええなぁ〜と思ったりね(笑)。まぁ、ともかくエゴに対しては、もうひとつ上のところから見るのが1番いいということです。
出口:もうひとつ上から見るための方法がわからないです。
船井:神の立場になれないのなら、無になったらいい。ぼや〜っとするんです。
出口:私がぼや〜っとしたら、ただぼや〜っとなってしまいそうですが(笑)。
船井:何にも考えない時間を1日10分くらい持ったら、たぶん大丈夫。
出口:できるようになりますか?
船井:なる。身体をぐにゃぐにゃにして、ただ何も考えなかったらいい。
出口:ぼ〜っとしすぎて自分の名前とか分らなくなるときの、あの感覚ですか?
船井:そうそう。

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