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■船井流2005年をどう生きる−2

日向:では、まず清水さんはいままでモデルやレースクイーンのお仕事をされてきて、いまでは更に、『Re:プロジェクト』のお仕事もされているわけですが、なぜ『リフレクソロジー』というお仕事をしていこうと思われたのですか。
清水:はい。私はレースクイーンのお仕事をするまで、実はコンプレックスをいっぱい持っていました。痩せているのに「もっと痩せたい」とか思ってしまうんです。お友達の悩みとかを聞いていてもそれは「何かが違うな」と、ずっと思っていたんですね。それで、普通の女の子とレースクイーンの違いは何なのかということをずっと考えていて、『見せ方』が違うということに気がついたんです。私のほうが太っているのに、私は細く見せることができるんです。その違いは何かというとそれは姿勢の問題なんです。姿勢の連続が歩き方だったりするから、じゃあそこを直せばいいんじゃないかなぁと思ったんです。そして更に友達が太ったり痩せたりするのは、やっぱり心の問題が一番なんじゃないかなぁとも思いました。だとしたら心からダイエットをして、心も美しく、そして外見も美しくする。そういう病院に行く前の病院のような・・・レディースクリニック的なものがあればいいなぁと思ったんです。
日向:それからずっと勉強されてきたんですね。
清水:はい、そうです。
日向:最近清水さんのように、コンプレックスからとか、いろんな形から自分で好きな道をがんばって進んでいく女性が多いと思うのですが、会長はこういう女性をどう思われますか?
船井:それはいいと思います。人間は自分の好きなことを自由にするのが一番だと思います。
日向:これは会長のおっしゃっている「女性の時代」が来たのだと思われますか?
船井:そう思うね。ある程度、努力して基礎的なことさえつくれば、女性は自分で生きていける時代だと思います。男の人より女の人の方が責任感があるからね。日本は戦後、責任をとらない教育になって、男の人はそういう人になってしまったんだけど、女の人はやっぱり、子供をつくらなければならないからか、責任をとる体質を残しているんです。女の人の方がその点では強いね。自分に責任を持つ以上、やりたいことをやったらいいと思います。やれる人はみんなたくましいから・・。
日向:それは男性がたくましくなくなってきたということでしょうか?
船井:僕から見るといまの若い人はたくましくないですね。僕らの年代の人は案外たくましいけれど、いまの若い人はたくましくない・・戦後、日本が占領された時に、マッカーサーを中心としたGHQが、日本人をダメにするようなシステムをつくり実践したのがそのまま残ったから、男はたくましくなくなったんだと思います。だけど女の人は、さっき言ったように責任をとらざるをえないので、女の人がその気になったら女の人のほうが何でもうまくやるんじゃないかな?男はちょっとだらしないね・・。女性を口説ける男が少なくなりました。受身になってしまったのかな。
清水:そういう男性が最近多いですね。でも、包容力も女性の方があるし、女性が強くなりしっかりすれば、たくましい男性を育てられるのじゃないかと思うんです。男性は女性から生れてきたものですし・・。
船井:僕は「氣」をやっているのですが、氣から見て大きく男性と女性の違うところがあるんです。男性というのは女性からしか氣をもらえないんだけど、女性は自然から氣をもらえるんです。男性は女性に触って、はじめて氣をもらうことができる・・男は女の人に触りたがるんだけど、あれは痴漢じゃなくて体質からいって仕方のないことなんだよ。だから年を取ってから奥さんがなくなると男っていうのはすぐに死んでしまうんです。だから、女の人の方が本質的に強いね。

日向:そういう意味でも、清水さんは一人で自分の好きなことをやっていらっしゃるわけですがそれに対してこわさとかはないですか。
清水:こわさはないですけど、難しさは感じます。ずっと女性と子供に関わる仕事をやっていきたい、と思っていたんです。女性に対して変な思い入れがあるんですよ。なぜかというと女性って本当は強いのに弱いところがたくさんあったり、弱さは強さの裏返しとか言いますから、そういうところをひきだしたいな、と。・・多分、自分が引き出されたいからだと思うんですけど、そういう手助けがしたいなぁと。
日向:『Re:プロジェクト』さんは医学の知識と技術をとりいれてオリジナルのメニューをご提供されているそうですけれど、その具体的な内容を少し教えていただいてよろしいですか?
清水:そんなに難しいことではないんです。美しい姿勢を身に着けるにはその人の持つ自然な動作でそれができるようにならなければいけないんです。背筋をぴんと伸ばすのは短時間なら気をつけていたらできるんだけど、継続してやることって難しいんですね。だからそれが自然にできるように、メニュー作りを一人一人にオーダーメイドで作ります。そして姿勢チェックをして、ハンドマッサージ、ハンドテクニックですね、それプラスエクササイズをくみあわせて自然に美しい姿勢になれるようにします。そして更に医学療法士さんが考えた運動療法等を実践しています。今日の姿勢が明日の姿勢をつくるし、明日の姿勢は三年後五年後の身体をつくると思っています。
日向:実際ここに体験者の声が書いてあるのですが四回くらいで姿勢が大きく変わってくるようになるんですね。
清水:すごく原始的なテクニックなんです。機械も使わないですし、やっぱり努力なしではムリですから。
船井:確かにそうだね。
日向:内容が自然にっていうのが新しいですよね。
清水:そうです。日常をジムに変えてしまうんです。たとえば信号待ちをしているときに形を崩してまっているとそういう形になってしまうわけですから、日常生活の中でどれだけ美しい姿勢を保てるか、を教えているだけなんです。
日向:なかなか最初は苦しいですよね。
船井:否応なくそうしなければならないようなものを使ってもいいんじゃないかな?

日向:たとえばどういう・・
船井:ぐぐっと背中を伸ばさなければ体が痛くて痛くて仕方ないような衣類とか・・・
日向:(笑)どうですか、そういうものは
清水:女性はやっぱり見た目が大事なので・・(笑)
船井:いや、じゃあ家にいるときだけでも背骨をまっすぐしなきゃならないような、そういう簡単なものをつくったらいいのと違うかなぁ。
日向:多分男性はそういうのでいいんでしょうねえ。
清水:意識してやっていればそれがそのうち無意識にできるようになるし、無意識が多分習慣になっていって今度はやらないと気持ち悪くなると思うんですよ。私もテレビを見ているとき姿勢が悪くなっていると気持ちが悪いんで伸ばしています。そういうのに働きかける『Reプロジェクト』でありたいなと。お金もかけず、いろんな物も使わず。
日向:それが一番ですよね。会長はやっぱりそういう物もあっていいかな、と思われるのですか。
船井:僕は、くせになるまではそんな物もあっていいと思うよ。姿勢を良くするのはやっぱりしばらくは大変だと思うから・・。元の姿勢に戻らないような、たとえば背中を前へまげたらちょっと痛いとか、伸ばしていたら気持ちがいいとかいうようなものがあってもいいと思うんだけど。・・しかし、決め手はやっぱり歯と背骨だと思いますね。背骨を伸ばして歯をきちっとしていたら病気をしないと思います。あとは体温ですね。普通の人が健康を保つのには、「よく眠る」「体温を冷やさない」そして「動物性タンパク質と植物精タンパク質を5:5になるようにとる」こと、これだけで大丈夫ですね。そういうことも含めて、何かちょっと教えてあげたらいいんじゃないかな?
清水:はい、うちは食事療法の指導もしています・・・

日向:では、話しは変わりますが、清水さんの考える「美」とはなんですか。
清水:「美」・・ずっと悩んでいたんですけど、最近の若い人たちってみんな同じようになってきていて、同じ人にしか見えないんですよね。だけど80歳のおばあさんからでも美を感じることもあるんです。だから美とは、「らしさ」なのかなぁと思って。たとえば女性だったら女性らしさ、女性の中でも妻なら妻らしさ、母親らしさとかそういう独自性ですね。しっかり自分らしさを持っている人が美しいと感じます。十人が十人ある一つのものを見て美しいと感じるかと言ったら、そうじゃないと思うんです。だから、個性を前面に出せているのが自分らしい自分の思うところの「美」ではないかとおもいます。それがその人の持つ雰囲気となり、目に見えない独特の空気を出す・・・つまりオーラといわれるものとなるんではないかと思います。
日向:はい、ありがとうございます。では、会長の考える美とはなんでしょうか。
船井:「美」ですか・・。美とは「バランス」だね。バランスがいいのはいいね。それとやっぱり年齢より若く見えるというのはいいんじゃないかな?若い人は体のバランスがとれているけれど、年をとるとバランスが崩れてくるんだよ。だから老けて見えるんです。しかも、年をとった人たちに対して、長さのバランスが非常に悪くなるような衣服をメーカーが作るんですよ。一方年をとると、自分でもそれを好んで着るということになる。その方が似合うのかもわからないけど、やっぱり若く見えるというのは非常に大事なことだと思います。
清水:あと、心の状態と肉体のバランスがとれていることも大事ですよね?
船井:長さのバランスは本当に大事だからね。たとえばミニスカートっていうのは女の人に似合う。だけど、あんまり短いっていうのは・・男から言うとセクシーでいいんだけど(笑)・・本当は短すぎないほうが、バランスはいい。美のバランスなんて簡単に覚えられますよ。それから色もバランスなんです。あと、どうして18の女の子と50代のおばさんと70代のおばあちゃんとは違うかっていうと、身体の若いほうがバランスがよくとれているから・・だと思います。僕は今年この一年ほどで、10歳くらい若返ったよ。
あのね、風呂屋にいくとわかるんですよ。僕はもともと、年齢よりちょっと若かったんだけど、それでも僕の肉体年齢は65のときに測ったら60くらいでした。それで67の時に測ったら67までどんとあがって、去年の今頃は60くらい。今50代をちょっときったくらいまで若返りました。
清水:やっぱり気持ちが・・精神が若いと、身体にも反映するんですね。
船井:忙しいからね。僕は、まだ50才くらいだと思って仕事をしている。そしたら身体が若返ってきました。
日向:会長がそうやって若さを保っている秘訣とは何ですか?
船井:忙しいことです。雲仙が噴火した後に島原に講演に行ったんだけど、65才くらいの時かな。旅館に泊まって温泉の大風呂に入ったときに、どかどかっとおじさんたちが入ってきたんです。で、僕よりみんな若いのに、「還暦になったんで旅行に来たんです、あなたのように若い人はいいなぁ。」とこう言うんだよ。何を言うんだ、と思ったんだけど身体を見たら皆ゆがんでるんです・・・僕はゆがんでないんだよ。それだけの違いなんです。男って言うのは「生涯現役」であるっていうのが第一条件なんですよ。村上和雄さんが学士会で講演をしたときの講演録というのがあってね、その中に若い人というのは、生涯現役でばりばりやっている人、そしてもう一つが異性に好かれる人、と書いてありました。好かれないと若いとはいえない。・・そういうのが十項目ほどあって、僕にはみんなあてはまるんです(笑)。これが秘訣なのかな?それと、絶えずクリエイトしています。クリエイトしていること、これを無くしたら駄目です。来年になったら日向さんと腕組んで歩いてもいいくらい若くなるよ(笑)。
日向:(笑)。では、会長の若さを保っていく一番の秘訣はなんでしょう?
船井:一番の秘訣ねぇ・・・「創り出す」っていうのが一番、自分にとって若返るんじゃないかな?身体の細胞の数はどんどん死んでいくけど、脳細胞だけはもちろん死ぬんだけど、活性化できるんですよ。脳細胞が60億だかいくらあるんだか知らないけどね。多い人でも5パーセントくらいしか動かしていない。残りは皆、休んだままなんだよ。脳細胞のこの神経細胞だけは、死ぬまで頭を使えば動く数が増えるんです。僕はいまも増やし続けているんじゃないかなぁ?・・と、思うんだよ。一年で二百数十回次から次へと講演をして、本もどんどん書いているし。ああいうのは、やっぱりクリエイトしないとできないんで。それが一番だと思います。・・それと、周りに美人で若い子がいっぱいいるからかなぁ(笑)。
清水:うらやましいです(笑)。

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