私から見た舩井勝仁 〜最近の舩井勝仁の動向より〜
このページは、普段、舩井勝仁と行動を共にすることも多い、きれい・ねっと代表の山内尚子さんによるコラムページです。
身近で舩井勝仁に接する中で、山内さんが感じることや、舩井勝仁の日々の動向などを山内さん目線で語っていただきます。
東京では前回のコラムがアップされた宇宙元旦、春分の日のすぐ後に桜の開花宣言がありましたが、全国的に今年の桜は長く咲いていてくれたようで、満開の桜に包まれながら新しい生活をスタートされた方が多くいらっしゃるのではないかと思います。寒い地域はまだまだなのかもしれませんが、行きつ戻りつだった気温もずいぶんと上がり、ようやく厚い上着を片づけられそうな今日この頃、皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか。
今月も舩井幸雄.comの主宰、舩井勝仁さんの最近の動向を、ちょっと違った目線から楽しくお届けしたいと思いますので、どうぞよろしくお付き合いくださいませ。
さて、すこし時間を遡って先月のコラムがアップされるよりも少し前のある日の夜のこと、自宅で息子とくつろいでいるところに勝仁さんから電話がかかってきました。何ごとかと思ったら、小川雅弘さんと赤塚高仁さん、そして村中愛さんとご一緒にお食事をしていらっしゃるとのこと。良い塩梅でお酒が入っていらっしゃるのか上機嫌で「4月に小川さんと赤塚さんの3人でイスラエルに弾丸で行くことになりました!」とおっしゃるものだからビックリしてしまいました。
その後、順番に電話がまわされて、まるで皆さんと一緒にお食事しているような気分でことの仔細を聞かせていただくと、メッセンジャーである村中愛さんを通じて神さまからイスラエルに行くようにとのメッセージがあったとのことでした。イスラエルと日本を結ぶ提言書をつくって、エルサレムのダビデの丘で読み上げてくるようにというメッセージを、3人は「ハイかイエス」で決行することにしたというのです。
以前のコラムでもご紹介した、年末の小川さんとご一緒のインドへの旅も直前に決まったことで、こういうスケジュールの決まり方は勝仁さんにとっては珍しくないことです。年明け前後から、ゆっくりめに過ごして内観を大切にされているとのことだったのが、少しずつ活動がもとのペースに戻っていっていよいよ2017年の本格的な始動ということになるのかなと思ったのでした。
そして迎えた宇宙元旦の春分の日、また同じ4人が集まられたということですから、勝仁さんも皆さんも本当におもしろいくらい宇宙の流れそのままの時空を過ごされているなあと感じます。
実はこの日は、勝仁さんと赤塚さんにとって(私にとっても)大変な一日でした。勝仁さんと赤塚さんの共著と赤塚さんの単著からなる『聖なる約束』シリーズの4冊目となる『聖なる約束4 ヤマト人への福音 教育勅語という祈り』(きれい・ねっと)の原稿締切日だったのです。
今回は赤塚さんの単著なのですが、巻頭言を勝仁さんが書いてくださることになっていて、その締切もこの春分の日に設定させていただいていました。ただ、それはこの日が春分の日だからではなくて、この日に原稿が仕上がらないと4月2日に予定されていた出版記念講演会に印刷が間に合わないという理由からなのです。
3月中盤に入っても本文の原稿が仕上がっていない状況だったので、勝仁さんはきっと4月2日には仕上がらず、「こんな本になりますよ」とご紹介するかたちの講演会になるだろうと予測してのんびり構えていらっしゃったそうです。ところが、なんとか19日に本文のすべての原稿をいただき、20日の午前中に編集を終えて、赤塚さんにはあとがきを、勝仁さんには巻頭言を、20日中に送ってくださいと、私からお二人にメールしたのです。赤塚さんは長崎から東京への飛行機の中であとがきを書いてくださり、勝仁さんもご自宅で待機して最終章の原稿を待ってくださって、書きあげてくださいました。
勝仁さんや赤塚さんはよくご講演などで私のことを「こわ〜いちびっこ鬼編集長」と呼ぶのですが、このあたりのことを指しておっしゃるのだと思います。この時期にこんなことを伝えるものを出したいなあとおっしゃったのは、誰ですか〜? と反撃したくなることもあるのですけれど「ちびっこ鬼編集長」は愛と敬意をこめた表現に違いないと解釈して、甘んじて受け容れたいと思っています(笑)。
とにもかくにも、こうして、原稿の仕上がったお二人はお互いの健闘を讃え合いながら、宇宙元旦をお祝いし、お酒を思う存分楽しまれたというわけです。
そして、4月2日のきれい・ねっと主催で、赤塚高仁さんと三浦直樹さんの出版記念講演会を京都ムモクテキホールで開催させていただきました。
「教育勅語」と「ガン」という何の関連もないように感じられるテーマの本なのですが、いまの常識で考えていると迎えられない新しい時代、良い世の中への道しるべが、それぞれの視点から逆風を恐れることなく示されているという点では、大きな共通点が感じられました。お客さまもそれを感じてくださり、お手伝いさせていただいたものとして、とても幸せな時間となりました。
よろしければぜひご一読くださいましたら幸いです。ちなみに勝仁さんは後日読んでくださった『ガンの学校』がとってもおもしろかったとのことで、ガンではない人にも読んでもらいたい良書だと大絶賛してくださいました。
この日は勝仁さんもお祝いに駆けつけてくださったのですが、お二人は講演会の途中で会場を後にして成田で小川さんと合流、なんとこの日から二泊四日の強行軍でイスラエルへ旅立たれました。そして、イスラエルにいるバラさんこと榊原茂さんを入れて4人でしっかりと提言を読み上げられたそうです。
私はこの提言を一足先に読ませたいただいていたのですが、かなり長いので読みあげられるかしらと心配していたのですが、赤塚さんにお聞きしたところによると、かなり「しっちゃかめっちゃか」になっていたらしいですが(笑)、心は一つだったので大丈夫だったとのことでした。
私は幸せなことに、勝仁さん、赤塚さん、小川さんとご一緒にも個別にも仲良くさせていただいているのですが、性格、考え方、主義主張、どれを取っても三人三様、ほとんど一致するところがないほど違っています。だからこそ惹かれあうという部分もあるのかもしれませんが、楽しそうな様子を拝見していると、そんな3人が仲良く一緒に良い世の中づくりのために働かれること自体が、新しい世の中創りのひな型なのかな、それが3人の魂の願いであり、彼らをつなぐ「聖なる約束」なのかなと感じたりしています。
これからきっと日本とイスラエルをつなぐ、大きなプロジェクトが3人を中心に始まっていくと思うのですが、実は3人のおじさんたちが帰国されてほどなく、イスラエルで小さなテロがありました。市街地のトラム(路面電車)で爆発があり、イギリス人観光客の女性が亡くなられたそうです。このニュース、日本の方はほとんどご存じないと思うのですが、私の友人であり、大阪中崎町でAmanto天人というコミュニティをつくられているダンサーJUNさんが公演のためにエルサレムに入られていて、ごく間近でテロを目撃されたのです。
昨年イスラエルを訪れた時、勝仁さんと私の母と私の3人で皆さんとは別行動して乗ってみたトラムは驚くほど快適でした。イスラエルは、砂漠だらけの国とは思えない緑と、周り中が敵だらけの国とは思えない笑顔にあふれた場所でした。
このニュースに接した時、イスラエルが危ないということではなくて、きちんとバランス感覚を、そして覚悟を持ちなさいというメッセージのように私は感じました。政治・経済が混沌の様相をますます深める中にあっても、もはや鎖国で日本を守るという選択肢はありません。私たちは、その覚悟を持って、心と魂を拓いていかなければならない。それが封印を拓くということ、日本とイスラエルをつなぐということ、そして「シラス」社会(※)を創っていくということの本当の意味なのかもしれません。
なんだか大きな話になってしまいましたが、私たちにできることは目の前の人を大切に、目の前のことをひとつずつ丁寧にやっていくことしかありません。いまの勝仁さんの前には赤塚さんをはじめとする友がいて、おのずから見えてくるやるべきことがあるのだろうと思います。
(※)「シラス」社会:古事記日本書紀をはじめとする古典に出てくる言葉で、「シラス」社会とは「知ラス」「治ス」で権力関係を伴わない精神的な統治による大調和、包み込みの社会であり、対して「ウシハク」社会は、「領く」で権力関係に基づく領有支配による社会の意味を表すとされている。
さて、最後に宇宙の星たちの動きのお話をしてみますと、最近様々なところでよく耳にするようになった星の逆行が私たちに色々と影響を与えているようです。4月10日に始まった「情報・通信」を司る水星の逆行が5月4日まで続いていることに加えて「成功・発展」を司る木星が6月9日まで、「実務・仕事」を司る土星が8月25日まで、そして「破壊・再生」を司る冥王星が9月29日までそれぞれ逆行しています。
色々な結果が出ることがゆっくりになったり、情報が混乱するかもしれませんが、それによって内側深いところの闇、忘れていたような怒りなどがあぶり出され、良い方向に働けばそれらを認めて大きな再生のエネルギーに変えることができるタイミングとなるようです。ただし、意識を内側ではなく外側に向けてしまうと、自我のコントロールができなくなり、怒りにまかせた暴挙に出てしまったりして取り返しのつかないことになる可能性もあるといいます。
こういう時に心掛けるといいのは、一度決めたことであっても誤りを見つけたり違和感をもったら、修正変更を行う潔さを持つことだろうと思います。本当の魂の願いを思い出す……、逆行期間はそのための足踏み期間だと捉えれば、とても有意義なのではないでしょうか。
たとえば、赤塚さんは昨年、もう講演活動はしない、イスラエルに行くのも最後と宣言されていたのですが、今年に入ってから講演活動はこれまで以上に活発になり、イスラエルにはなんと1年間に3度も行かれることになりました。自分の感情、思考だけの未来予測のとおりにはならないという典型のように思います。そんなときに「狼少年なんて言われるけどね」と笑いながら、それに素直に従っていける、そんなしなやかな胆力が大きな変化の時代には必要になってくるかもしれません。
大きな振り返りの期間の最中、5月28日(日)に京都KBSホールにて「きれい・ねっと10周年記念感謝祭〜うずのはじまり〜」を開催させていただくこととなりました。
この期間だと知っていたわけではないのですが、きれい・ねっとの10年を振り返りながら、それぞれがそれぞれに持つ「聖なる約束」を思い出し、魂の願いのとおりに生きることで、新しい時代のうずをみんなで始めていけるような時間をたくさんの皆さまと楽しくご一緒できますように、心を尽くして準備をさせていただいています。勝仁さん、赤塚さんをはじめ、多くのゲストの皆さまのご講演と20を越えるブースの皆さま、またきれい・ねっとの著者の皆さまもたくさんお越しくださいますので、ぜひ足をお運びいただけましたら幸いです。
それでは、今回のレポートはここまでとさせていただきたいと思います。最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
桜が終わった後の切ない気持ちを埋めてあまりある新芽の緑の美しさ。日本は本当にすばらしい国だと感じます。どうぞ素敵な日々をお楽しみくださいますように。
そして、来月もどうぞお楽しみに♪
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Profile:山内尚子(やまうち なおこ) 株式会社きれい・ねっと代表 1974年兵庫県生まれ。新日本文芸協会加盟。様々なジャンルの本づくりのかたわら、多くのイベント・講演会などを企画して、「なおちゃん流ホ・オポノポノ」を伝えるとともに、「誰もが主人公となって、表現できる場所づくり」を提案。自らの体験をもとに語る言葉は、セラピーのように温かく心に響く。著書『やさしい魔法ホ・オポノポノ』『こころの宝物』(きれい・ねっと)ほか。 http://kilei.net/ |