
トップが語る、「いま、伝えたいこと」

私が、熱海の住人になってから多くの人から熱海の活性化案を提案されます。
先日、知人から熱海の活性化のために彼の友人が開催している、モナコで行っているようなカーレースやオートレースを熱海でやることを考えてはどうかという提案を受けました。現在、日本でカーレースを行っているところは、鈴鹿をはじめ4箇所だけなので一年に一回開催するだけで大名物になりますと彼は言っていました。レースを開催するとテレビ局も来るし、スポンサーもつくので絶対、儲かりますよとも言っていました。確かに、観光客が多く来てくれる、モナコは参考になる実例です。
また、その提案をうける前に、ロック岩崎さんというアクロバット飛行のプロからも熱海活性化のための提案をうけました。彼は、熱海でアクロバット飛行のショーをやりたいと思っているようです。彼のアクロバット飛行技術は、ずば抜けて素晴しく、おそらく1年に2回くらい開催したら名物になると思います。
熱海という町を良くしようと思ったら・・。絶えず面白いイベントがあるとか、世界に類をみないようなイベントを開催するというのは一つの方法です。それは、不可能なことではないと思います。ですが、熱海の一住人になって考えてみたらあまり人が来過ぎるというのは、考えものだと思います。人が集まると、それにまつわる様々な問題が生じてきます。いまのくらいに年間が1000万人くらいの観光客様が、住人という立場で見るとちょうどでいいような気もします。
しかし熱海で商売をしている人、特に観光業に関わる人の立場から見たら、催し物は外部からのお客様がたくさん来てくれるし、なおかつ住民が多く全員参加できるもので、環境を悪くしなくて利益につながるのことがあればと思うはずです。
このように、もっと多くの人に来てもらい地域活性化につなげようというのならば、どこかで妥協しなければならない問題も出てくると思います。名物になるようなイベントや施設をつくり、なおかつ環境を悪くしない対策をしながら地域人が多く参加できるような催しを少しずつ考えてやってみるという妥協も必要でしょう。
これは、むつかしいことです。バランスをどこでとるかが重要なポイントだからです。
=以上=

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ライフカラーカウンセラー認定協会 代表
1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。 2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。 講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。
著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』

