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トップが語る、「いま、伝えたいこと」

このページでは、舩井幸雄が(2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が)いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。
毎週月曜日定期更新
2005年6月3日
ゼロサムゲームに強いアメリカ企業

 月刊『Funai Media』の2005年6月号を見ていて、びっくりしたことがあります。それは「藤井厳喜の亜米利加とJAPANのいい関係」の記事の内容からです。ぜひ皆さんもお読みください。
 いまトヨタの業績がよく、GMが苦戦しているのは世界経済界の常識です。
 2004年の販売台数はGM899万台、トヨタは747万台ですが、同年の利益額ではGMは連結純利益で3,875億円(2004年12月期、前年比3.4%減)、一方トヨタの連結純利益は約1兆2,000億円(2005年3月期 予測、前年比3.3%増)になっています。これは両社の技術力の差で、日本企業の特性は製造技術力に秀でていることです。いわゆるモノづくりが上手なのです。
 しかし、ここ数年、アメリカはモノでは下手ですが、カネでは、実に見事に儲けています。株、為替、M&Aなどゼロサムゲームでは、アメリカは本当に秀でているのです。 それについて藤井さんは『Funai Media』6月号内でつぎのように書いています。

 ここ数年のアメリカは「モノ」貿易面では大赤字だが、金融を中心とする海外直接投資では驚くほどの荒稼ぎをしている。03年のアメリカは海外直接投資で1647億1200万ドルを稼いだ。その収益率は何と10.3%である。そのうち日本には659億ドルを投資して91億6700万ドル稼いだから、収益率は13.9%。これは世界平均を大きく上回る。対ヨーロッパ収益率が9.6%であることからみてもアメリカ金融資本にとって日本はメチャメチャ儲かる市場なのだ。
 03年、ヨーロッパ全体でアメリカの海外直接投資は818億ドルを稼ぎ出した。米直接投資の収益全体が約1647億ドルだから、ほぼその半分をヨーロッパで稼いだわけである。その内訳を収益順にいうと、オランダの158億ドル、イギリスの138億ドル、スイスの107億ドルがベスト3である。投資先の国柄を考えると、ほぼすべて金融で稼いでいると思われる。また、中南米では246億ドルも稼ぎ、さすがに中南米はアメリカの庭であることがわかる。そして日本以外のアジアでは香港で50億ドル、中国で28億ドルとささやかなものであり、日本の約92億ドルには遠く及ばない。
 では逆に、日本やヨーロッパは、対米直接投資でどの程度儲けているのだろうか。収益率の数字しか手元にないが、ヨーロッパからアメリカへの直接投資の収益率は4.5%、日本のそれは5.0%、海外諸国全体からアメリカへの直接投資全体の収益率はわずか4.2%でしかない。アメリカ→海外の収益率は10.3%であるから、米企業の収益率の高さ、つまり「金儲けのうまさ」は抜群なのである。
 日本は製造業中心で5%の収益を上げている。これは実に立派である。現地に根ざした雇用をつくりだしている5.0%はマネーゲームで儲ける10.3%よりも社会的意義がはるかにあると考えたい。しかし、政治力をバックにした米企業の荒稼ぎぶりには、端倪(たんげい)すべからざるものがある――こちらもやはり現実なのである(抜粋ここまで)。

 いかがですか。
 私は日本人ですし、人生観(哲学)からもゼロサムゲームは大きらいです。それだけによりびっくりしたのです。このことについて皆さんも、充分にお考えください。
                                                 =以上=

(株)船井メディアからのお知らせ

2005年ヒューマンカレッジ/健康・医療編
「自分の身体と心を守るセミナー」のご案内《その3》


 現在、私たちは日常生活で様々な化学物質にさらされています。また化学物質によるストレスだけでなく、電磁波などの物理的ストレスなども私たちの身体を痛めています。たとえば、アメリカのデクン・リー博士によれば、妊娠中に16mG以上の強い電磁波を浴びると流産の危険性が2倍になり、特に妊娠初期(10週以内)の暴露では6倍になるという疫学調査結果を発表しています。まさに、現代文明社会は、自分の身体は自分で守っていかなければ、とても危険な時代だといえるでしょう。
 しかし、身体だけを守っても、日々社会的ストレスにさいなまれ、人生に生きる意味を見出せなければ、心は健康と言えないでしょう。やはり「身体」と「心」が同時に健康でなければ、本来の自分自身を取り戻すことはできません。
 今回のセミナーでは、自分の「身体」と「心」を現代社会の悪影響から守り、本来の自分自身を取り戻す方法を、船井会長をはじめとして、船井会長がいま注目している10人の先生たちにご講演していただきます。各先生からのメッセージをいくつかご紹介致しますので、ご参考になってください。
 ひとりでも多くの人が現代社会の病巣から抜け出し、本来の自分自身を取り戻し、自分の長所を活かし、世の中のために貢献できることは望んでおります。ぜひ、この夢を皆さんに共有していただきたいです。なぜならば、夢は必ず実現するからです。

 なお、詳しいセミナーのご案内は下記のホームアドレスにお願い致します。
http://www.funaimedia.com/fnm_seminar/fnm_seminar01_f.html

<各先生からのメッセージ>
●安保徹さん(新潟大学大学院医歯学総合研究科教授)
 無理な生き方を医学的に表現すると交換神経緊張の持続と言うことになります。血流障害と顆粒球増多によって組織破壊の病気が起こるでしょう、そして、膠原病も癌もこの流れの極限で起こる病気です。従って、病気を治すのは、生き方を変えることが最大の課題となるでしょう

●陰山泰成さん(高輪クリニック院長)
 和合医療とは、西洋医学と東洋医学とを東洋哲学をベースに結びつける新しい医療体系です。和合医療のベースは『患者さん自身の生き様=人生物語』なのです。
 この新しい基礎、コンセプトをベースにした医療では西洋医学では奇跡といえる劇的な難病の改善例が少なからず存在します。
 引き受け気功という和合医療の一つで奇跡的に進行癌から回復した症例、歯の金属を除去することで長年のリウマチの痛みから解放され鬱の改善および驚異的な若返りを得た症例などのビデオを織り交ぜて報告させていただきます。
 そして現代医学と哲学が180度異なる和合医療の医療界における存在意義を探っていきます。

「自分の身体と心を守るセミナー」のご案内《その1》
 →http://www.funaiyukio.com/funa_ima/index.asp?dno=200505007
「自分の身体と心を守るセミナー」のご案内《その2》
 →http://www.funaiyukio.com/funa_ima/index.asp?dno=200505011

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