
トップが語る、「いま、伝えたいこと」

先週の私は、とてつもないほど忙しかったのです。
3月4日は、『びっくり現象こそ決め手』という4月末か5月上旬に出版社あうんから出す本の原稿の整理に、終日てんてこまいをしていました。
3月5日は講演のために松江往復、3月6日は宇都宮に往復、そして3月7日は終日、船井本社の東京オフィスで来客の応対や会社の方針決定、そして月刊『フナイ・メディア』の4月号の原稿チェック、渡部昇一さんとの対談、犬の雑誌「SHI−BA(シーバ)」の原稿チェックなどで、3月4日〜8日朝までは、睡眠時間も食事時間も最低限しかとれませんでした。
3月8日も約4時間半の睡眠で朝3時前におき、手紙などの返事を書き、7時ころ自宅を出ました。7時13分熱海発で、3月8日、9日と行なわれる『本物研究会 スタディツアー』のコーディネートとして参加するためです。しかし広島までの4時間半ほどの新幹線中で、今月末に徳間書店から出る予定の中丸薫さんとの対談本の半分くらいの原稿をチェックしなければならない仕事が待っていました。このチェックした分は3月9日の夕方に出版社に渡さねばならないものなのです。事実、3月9日夕方羽田空港で渡しました(後の半分は3月11日の日曜日にチェック、3月11日の夜には出版社に渡さねば、出版社の方のスケジュールがすべてくるうというのです)。
3月8日、9日は、終日せいいっぱいのスケジュールが入っていましたし、3月10日も来客や幸塾で大忙し。3月11日は原稿のチェックというわけで、息つくひまもないくらいの先週(3月4日〜3月10日)でした。
しかし、そのおかげで、「人生感が変った」ようなのです。実は3月8日夜『人生感が変る宿「ここから」』(TEL:084−982−2111)に五十数人の本物研スタディツアーのメンバーたちと泊まりました。寝不足と疲れで、夕食後すぐに部屋に入り、フロにもはいらずベッドで横になって眠ってしまったのですが、この旅館はテレビも新聞もないのです。電話もフロントに行かないと外線へはつながりません。
かつて昭和天皇が泊まられたという特別室に泊まりましたが、部屋には何もないのです。おかげで朝5時半ころまで7時間ほどゆっくり休みました。
9日は6時前から温泉につかり、9時ころまで部屋で1人「ぼやっ」としていました。ここは仙酔島という超イヤシロチといっていい島にあり、島々と海がきれいです。
家内と、出版社の担当者に電話しただけで、3時間ほど、きれいな空と海、そして部屋の対岸の島を眺めていました。その間、魂というか、心は、完全に「無」になっていました。
9時に「朝食ですよ」と言われて、「はっ」と気がついた時は、疲れもストレスもすべてふっとんでいました。
こういうしなければならないことがある。だからいっしょうけんめい生きよう。しかし「無」でいよう。それは忘れることです。
・・・今年3月9日の朝、私の人生感は、この旅館の名前のように、ここから変ったようです。その後いたって快調です。
=以上=

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ライフカラーカウンセラー認定協会 代表
1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。 2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。 講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。
著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』

