
トップが語る、「いま、伝えたいこと」

人間は、特殊な才能を持つ一部の人を除いて、将来のことは分らない存在です。だから予測や予言はするべきではない……というのが賢明な人の常識です。さらに、それにこだわるからです。
とはいえ、将来のことが分らないはずのふつうの人間である私は永年、将来のことが分らねばならない仕事をしてきました。
経営者業、経営コンサルタントを業としてきたからです。
経営者としては、失敗しても自分で責任をとればよいのですが、経営コンサルタントは、将来を読みちがいますと、クライアントに迷惑をおよぼします。責任をとってもそれで終りというわけにはいきません。まちがうわけにはいかない仕事だったのです。
私は1956年からコンサルタント業をはじめたのですが、1967年までは、予測ちがいで、まちがいの多い経営コンサルタントでした。ただクライアントに大企業が多く、潰れるようなことが無かったので、ことなきを得てきたのです。
ところが1965年ころから、中小企業にまでクライアントの範囲が拡がってきましたので、65−67年、多くの中小零細企業をアドバイスミスで、潰したり潰しかけました。大変でした。
クライアントには日々の生活がかかっていますから、どれくらい悩んだか知れません。
しかし67年の半ばころからは、アドバイスに失敗が無くなったのです。
それから2003年に船井総研の代表者を辞め、経営コンサルタントを業としなくなるまで、約15000社、数万件の経営アドバイスをしてきましたが、失敗は皆無といってもいいようなのです。
その理由は、「経営のコツ」とともに「予測のコツ」を知ったからだと思います。もちろん、引きうけた経営コンサルティングにつきましては、どんなことにも生命がけで対応しました。これが成功の条件の第一です。
その予測のコツを活用して『予測はしない方がよいのだが?』(仮題)という本の原稿を、今月になってから書きはじめました。
6月中には、ほぼ脱稿しますので、8月中に「学研パブリッシング」から発刊できると思っています。
サブタイトルは、「予測のプロが見る「これから10年余の世の中」」とでもしようかと思っております。
ところで、なぜ私の予測が過去40年余、90数%以上も的中したかは同書内に書きましたので、それを読んで参考にしてもらうとしまして、私は3.11大震災で、「世の中は大きく様変りした」と考えています。
これも予測の一種だと思いますので、いま、「このように変ったようだ」と思うことを簡単にきょうは述べたいと思います。読者に参考にしてもらえると思うからです。
(A)日本を含めて世界のいまのリーダー層には、原発推進派が多いのですが、多分、これからは原発はつくれなくなっていくでしょう。
安全の点、低価格でない点などで、一般大衆の反対が急速に強くなると思えるからです。
(B)「いまだけ、自分だけ、お金だけが何より大事だ」といういままでの世相も日本から変りはじめ、世界に急速に波及するようになるだろうと思います。いままでの考え方は「真の自然の理」に反するからです。
それとともに、過去数万年、地球人を把えていた陰謀、策略、脅しなどによる暗黒の人類への統治時代も消えていくでしょう。人類は新しい時代に3.11で入ったようです。
(C)拡大、成長を基本とした物やお金のmore & more を追求する時代も終りを告げそうです。はっきりいえば資本主義はこれから急速に崩潰に向かって進むと思われます。 今後は、社会システム自体が変り、具体的には企業の経営目標なども急変するでしょう。はっきり言って今後は、ムダを少なくし、節約時代に入りそうです。
(D)自助、自主の風潮が強まり、互助というか地域共同体的なものが社会運営の主体になって来そうな予感がします。グローバリズムは消えるでしょう。
(E)日本は雛形の国として、世界に先がけた動きをはじめるでしょう。放射能をコントロールする技術、あらゆる病気を克服する技術などが出てきて、それらは技術革新に裏うちされ、それらによりまして世界のリーダーシップをにぎるように思います。
多分、世界戦争などは、おこせない時代になっていくと思います。
主な点は以上のようなことですが、これらはいままでの流れの逆で、多くの常識に反することばかりです。
が、未来予測のプロとして、私はあらゆる情報と自分の経験と勘から、以上のように思えてならないのです。
そして多分、ここで私の書いた以上のことは90%以上は実現すると思えてなりません。その意味で、3.11大震災は、世の中を大きく変えるきっかけとなったように思います。
これから10年くらい、ここに書いたことを参考に、読者も世の中の動きをじっくりと御観察ください。
=以上=
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ライフカラーカウンセラー認定協会 代表
1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。 2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。 講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。
著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』

