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トップが語る、「いま、伝えたいこと」

このページでは、舩井幸雄が(2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が)いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。
毎週月曜日定期更新
2011年8月8日
疑問に思ったら、理由とか原因を正しく知ろう

 「なぜだろう」と思うことがよくあります。具体例を三つあげます。

@なぜG8とかG20の会合で各国首脳が集合写真を撮る時、日本代表の首相はいつも後ろの隅の方にいるのだろうか……と、国際的な首脳会議のあるたびに思っていました。
 その答は、自動的に席順がルールとして決まっているからとのことです。
 首脳の中には国家元首を兼ねている人と、そうでない人がいます。
 G8でいいますと、アメリカ、ロシア、フランスの大統領は国家元首です。
 写真撮影の席順は、前列の真ん中にホスト国の首脳、その両側にこの3人の国家元首が並びます。そのあとに元首でない首脳が着任順に前列の両側、そして後列の中央から端の方へと並ぶことになっています。日本の首相は短期間ですぐ交代し、着任が新しいので、いつも後列の端か、それに近いところになるのです。
 このことは「学士会会報」No.889 2011年−III号に載った斉藤邦彦元駐米大使の今年2月10日の講演要旨の文章から知ったので、斉藤元大使は、「日本の国際的地位は非常に高く評価されている」「アメリカが実力を急低下させたのは、ブッシュ前大統領の外交、その他政策の誤りだ。クリントン元大統領は、その点、実にすばらしい大統領だった。オバマになってアメリカは少しよくなったが、ブッシュの失敗をとりもどせるか」「ロシアはとんでもない強権国家に逆もどりした」「中国との付きあいは慎重に」など名講演だと思います。ただ、優等生的な発言だと思いました。
 彼は結論として「日本は熱狂しやすくない特性を持っているから、世界の静かな中心であれ。そしていまのところ、アメリカは無視できない。仲良くやって行くべきだ」と言っています。

A中国の実態はどうなのか……どう付きあっていけばよいのだろうか? これはいつも気にしていたことです。
 というのは中国とビジネスをしている会社やしようとする企業から、(経営コンサルタントを2003年に辞めた)私にいまでもこの辺のことを知らねばならない質問が毎月2−3件は必ず来るからです。
 私は気楽に原則論で答えていました。「迷いがあるのならやめなさい。成功の確信のないことは、しない方がよいですよ」と。
 これは原発も「絶対安全という確信がなければストップするべきだ」ということですし、恋愛や結婚についても言える人生航路の意思決定の原則だからです。
 ところで中国については、2冊の本がよいと思います。1冊は前中国大使の宮本雄二氏著の『これから、中国とどう付き合うか』(2011年1月 日経新聞社刊)と経済アナリストの朝倉慶さんの近著『2012年、日本経済は大崩壊する!』(2011年7月 幻冬舎刊)の189ページから215ページを読めばほぼ分ります。
 これに月刊誌『選択』の今年7月号の「地方財政債務は15兆元にも、崩壊前夜の中国土地バブル」を一読しておけばよいでしょう。
 朝倉慶さんの結論は「中国はバブル崩壊かインフレで沈むかの二者択一」ということで刺激的なコトバになっていますが、上記の3冊でそれらの原因と理由が納得できます。

B三つめは私ごとに移ります。私の左下アゴ骨骨髄炎の痛みが、徐々におさまって来ました。難病で治療法がないと言われ、痛く、喰べにくく、話しにくく本当に困っていました。
 2009年8月の左ほっぺの三叉神経痛が段々悪化して今年の3月は最悪でした。3月14日に手術しました。
 よだれが止まらず、左顔面全体に痛みとしびれが強くあり、困りはてていました。抗生物質を飲みすぎ肝臓をこわしました。
 それが最近(7月中旬から)徐々によくなりはじめました。
 原因はほぼ分ります。しかし良くなり出した理由は、まだはっきりとは分りません。
 強いていうならば6月から、「これでよくなるはずだ」と確信して真剣にはじめた島 博基 兵庫医科大名誉教授が体系化して発表した量子医学療法に取りくんでいることです。これは私だけでなく私の知人の多くの人の難病によいようです。
 私が2009年9月の体験にもとづいて書いた「すいせん文(?)」も入った島先生の新著『分子と心の働きを知れば本当の健康法がわかる』(2011年7月 パレード刊 星雲社発売)を、もう一度丹念に読んでみよう……と思っています。
 が、この療法以外、いまのところ、痛みとしびれが軽くなり出した理由が考えられないのです。読者も、できればぜひこの本をお読みください。
 以上で、きょうはペンを置きますが、毎日いろんな「なぜか?」が出てきます。
 それらを一つ一つ納得できるまで、理由とか原因を調べるとよいようです。
 それを「クセづけする」と、「未来予測」も「対処法」も正しくできそうに思えるくらいです。
 読者の皆さまもぜひちょっとやってみてください。
                                            =以上=

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