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トップが語る、「いま、伝えたいこと」

このページでは、舩井幸雄が(2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が)いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。
毎週月曜日定期更新
2013年11月11日
サムシング・グレートの教育論 (※舩井勝仁執筆)

 舩井幸雄が最も尊敬している科学者の一人が筑波大学名誉教授の村上和雄先生です。
 村上先生の略歴を紹介させていただきます。彼は京大農学部卒の舩井幸雄の少し後輩になります。

筑波大学名誉教授・全日本家庭教育研究会総裁。昭和11(1936)年奈良県生まれ。京都大学大学院農学研究科卒業。米国バンダビルト大学医学部助教授などを経て、筑波大学応用生物化学系教授として遺伝子研究に取り組む。高血圧の黒幕である酵素「レニン」の全遺伝子情報の解読に初めて成功し、世界的に注目を集める。日本学士院賞受賞。著書に『生命の暗号』『サムシング・グレート』『スイッチ・オンの生き方』『科学者の責任』など多数。

 この略歴は村上先生の新著『明日への叡智』(新学社)で紹介されているものですが、実はこの新著の編集を従兄弟(父方ですので、舩井幸雄からみると甥になります)が担当しているということで、久しぶりに連絡をもらいました。とても筆まめな従兄弟から達筆な筆で書かれた手紙をもらい、やっぱりこんなところにも父のDNAは伝わっているのだなと何かおかしくなったのですが、会社を訪ねてくれて久しぶりに話がとても盛り上がりました。
 新学社という出版社は普段は学習教材を主に販売している会社で、一般の書籍を出すことはあまりないそうですが、村上先生の略歴に全日本家庭教育研究会総裁とありますが、新学社が運営している全日本家庭教育研究会(全家研)は京大の総長をされた平澤興先生が1980(昭和55)年に初代総長に就任されています。そして村上先生は2008(平成20)年に5代目総長に就任されています。
 村上先生は京大在学中に何度か平澤先生の謦咳(けいがい)に触れたことがあるとおっしゃっていますし、京大の農学部で村上先生の少し先輩であった舩井幸雄も平澤先生のことを尊敬しているようで、平澤先生が関与されていた全家研のいまの総裁に村上先生が就任されているご縁でこの本が作られていて、それを従兄弟がたまたま編集したという話をすると、とても懐かしそうで、「いま知らせたいこと」でぜひこのことを紹介して欲しいということになりました。
 この本を楽しく読むためにはまず前提条件として全家研のことを知っておいたほうがいいと思いますので、同会のパンフレットから「全家研のこころ」を紹介させて頂きたいと思います。

(引用開始)

 京都大学総長として、また脳の運動神経研究における世界的権威として名高い平澤興先生が、私たち全日本家庭教育研究会(全家研)の総裁に就任されたのは、1980年(昭和55年)5月でした。
 以来、先生はご自身の研究テーマである「理想の人間教育」を実現するため、全家研を舞台にさまざまな提案をかたちにしてこられました。
 平澤先生は脳神経科医としての40年のキャリアの中で、人間の脳の神経細胞にはまだまだ未使用の部分が多いこと、これらをどれだけ活用できるかでひとの能力が決まることを発見されました。そして、その未知数の可能性を伸ばしてゆくために、人間はどうすればよいのかを生涯、追求しつづけられたのです。
 結果、先生がたどり着かれた答えは「家庭教育の大切さ」です。自分の実力を自ら伸ばしていける、人間としての基本能力は、家庭教育の中でこそ育まれることを、先生は繰り返し強調されました。
 さらに、この家庭教育の中心は両親、とくに母親にあるとして先生は全家研の活動を通して「世のお母さんたちの、子育てのお手伝いをしよう」と決心されたのです。教育対話主事制度、教育モニター制度による「月刊ポピー」の普及など、現在行われている全家研の活動は、すべてこの平澤先生の考え方、「母親は教育の要」という教育理念に基づいたものであるといえるでしょう。
 先生は1989年(平成元年)6月、89歳で亡くなられましたが、その情熱のすべてを注いでつくり上げてこられた全家研は、今も先生の遺産ともいえるこの教育理念を、そのまま受け継いで現在に至っています。
 なぜなら、それは時代を経ても決して色褪せることのない、人間のあり方における真理なのですから―。
全家研は平澤興先生の残されたこの真理をすべての活動の核として、これからも発展しつづける教育団体です。

(引用終了)


 『明日への叡智』は村上先生と現在の一流の学者や教育関係者との対談集ですが、この全家研のこころを理解しながら読んでいくと、東日本大震災以降、村上先生がなんとしても取り組みたいと考えていらっしゃる、魂と遺伝子の関係に関する白熱の教育論になっており、そういった面の知的好奇心を刺激したいという思いで読むと、とても楽しく読めました。
 また、子育てをしているお母さんたち向けには『子どもの遺伝子スイッチ・オン!』(新学社)が同時に出版されており、同会が掲げる「母親は教育の要」を村上先生の研究という視点から解説している素晴らしい本になっています。
 映画「祈り」の主人公でもある村上先生ですが、にんげんクラブで拡がっている「祈り」の自主上映会はにんげんクラブの枠を越えて各地でお母さんたちの間で拡がっています。まさに、村上先生の活動は全家研総裁として平澤先生の思いを受け継いだ活動になっているようです。
 サムシング・グレートという分かりやすい概念を提示してくれた村上先生の講演会(http://www.rakuenlife.com/mysite5/murakami.html)が、にんげんクラブ大阪支部も後援させていただいて12月8日に開催されることになっています。これもお母さんである主催者の櫻井晴子さんがお母さんのネットワークを使って「祈り」と「スイッチ」の自主上映会に次いで、ほぼ独力で開催する村上先生の3部作の終わりを飾る講演会ですので、師走のお忙しい時だとは思いますが、ぜひご参加いただければとお願いいたします。
 「お母さんは教育の要」という考え方は、にんげんクラブの活動にも通じているものがありますので、これを機会に全家研との交流も深めていけたらいいなとも思っています。皆様も教育の分野には一家言お持ちの方も多いと思いますので、ぜひ村上先生の新著をお読みいただいて、それをきっかけに周りの方とも素晴らしい日本を作るために、サムシング・グレートの意志に叶う教育のあり方について話し合いをはじめていただければと思います。
                                            =以上=

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