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トップが語る、「いま、伝えたいこと」

このページでは、舩井幸雄が(2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が)いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。
毎週月曜日定期更新
2015年1月26日
舩井幸雄が最後に伝えたかった真実 (※舩井勝仁執筆)
   新刊『舩井幸雄が最後に伝えたかった真実』

 昨年父・舩井幸雄が旅立った1月19日が過ぎました。皆様からは、1周忌にあたってさまざまなご厚情、メッセージをいただき、心から感謝申し上げます。本当にありがとうございます。
 母の意見では、熱海の実家に父は以前とほとんど変わらずに居るようです。母曰く、「『腹減ったから飯にしてくれ』と言わなくなっただけで、何も変わらないわね」とのことで、胸が熱くなりました。お正月や一周忌でゆっくりと熱海の実家で過ごしていると、私にも久しぶりに父の存在を感じることができました。

 精神世界のみならず民俗学に詳しい先生に聞くとみんなの注目が戻ってくる命日には、死者の魂が戻ってくることがあるとおっしゃいます。せっかく静かに自分のやりたいことをやっている父の邪魔はしたくないので、このブログで最後にしてしばらくは父の存在を感じる話題は書かないことにしようと思います。
 ちょっと目に見えない世界の領域の話題になりますが、父の声が聞こえる大先輩から、父は、

(1)息子のことは放っておいてもいい。苦労させたらいいし、何とか
   やりよる。
(2)実際に大変そうだが、思ったよりもちゃんとやっているので安心した。
(3)きちんと後が継げるようになるまで3年ぐらいはかかるが、大体その
   ペースで進んでいるようだ。
(4)もっと稼ぎ方を覚えなければいけない、という様なことは言っていない。
   時代の変化に合わせて経営していけばいい。

 といったことを、私に伝えたいようだと教えてもらいました。
 にわかに信じがたい内容でした。私自身も、日々父と魂の会話をしているつもりでも、父から怒られた記憶が克明に残っているので、それに引きずられているようです。前述の4つの内容を父が言っていると聞かされても「親父がそんなニュートラルに評価してくれるはずはない」とつい思ってしまいます。
 他人に対しては「叱責する」と「苦言を呈する」違いを、それは鮮やかなまでに分別と節度を持って実践していた父でしたが、息子の私との場面を思い返すには、ただただ「まだまだ足りてない」と怒られていた記憶しかないのです。生前の著作の中で、少し私を認めてくれているような記述を見つけても、それは関西風にいうと「あかんところを突っ込まれている」ようにしか思えず、父の客観的な指摘に「ああ、現状を見抜かれてまた新たな課題を出されているんだ」と、発売前の原稿をチェックしながら、一人冷や汗をかいていました。

 しかし、自分自身も子どもを持つ立場、内心は「かわいくてたまらないなぁ」とにんまりしながら、顔は厳しく親らしいことを言ったこともあります。今後は、もう少し冷静にゼロになって父を感じてみたいなぁと思います。それは(ある意味寂しいけれど)こうして大切なものをなくして月日が経ってこそ、本来のあり方がくっきりと見えてくるのだろうと感じました。

   1月23日に日経新聞朝刊に
    掲載された広告

 そして1月19日に、父の本当の最後の本、『舩井幸雄が最後に伝えたかった真実 』がビジネス社より出版されました。舩井メールクラブに執筆してくださっている超プロの先生がたのとても有益な情報を織り交ぜながら、船井流「経営と生き方のコツ」を存分に味わっていただける1冊になっていると思います。
 この本に1番熱い想いをかけていたのは、弊社社員である舩井メールクラブの編集長の藤原かおりでした。彼女は父の最後の著作本を出すにあたって、「最後に伝えたかった真実」の「真実」を丁寧に世に送り出すことが、父を長年愛してくださった読者の皆さんへのなによりの恩返しだという風に考えていました。
 父は回顧があまり好きではなかった人なので、単なる父のメモリアル本にするのではなく、すぐに役に立つ今も動き続けている情報に、父の伝えたい「真実の本質」があるのだろうと考えた藤原の思いが存分に詰まった本です。
 そしてラストに、「船井幸雄の生き様」として27の項目をあげ、私の見解を添えました。
 母に発売前にこの本を見せたところ、この27の父の特長が大変気に入ったようで「お父さんがここにいるような気がする。とてもよくわかりやすくまとまったわね」という言葉をもらいました。父の書いたもの、発した言葉を1つずつ拾ってまとめていくと、父はオープンマインドで、世のため、人のためになることは惜しみなく発信、公開することを好んでいたのだなと改めて思いました。
 その潔さ、ひたむきな父の真心を読者のみなさんと共有できる本に仕上がったことを心から嬉しく思います。書店では、赤の表紙と父の柔和な笑顔の写真のついた帯が目に留まりましたら、お手に取っていただけたらと思います。ぜひ感想もお寄せください。お待ちしております。
                                             =以上=

バックナンバー
2015.01.26:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】舩井幸雄が最後に伝えたかった真実 (※舩井勝仁執筆)
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