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トップが語る、「いま、伝えたいこと」

このページでは、舩井幸雄が(2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が)いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。
毎週月曜日定期更新
2016年5月30日
最近読んで参考になった本 (※舩井勝仁執筆)

 私の趣味は読書です。出張の合間の時間調整は、喫茶店より断然書店で本を探していることが多いですし、新幹線などの移動の時もしょっちゅう電子書籍を検索しています。文学や実用書はあまり手に取らず、もっぱら、金融、経済、国際情勢といったジャンルを読んでいます。本当は小説をたくさん読んで将来は小説も書いてみたいと思っていますが、短距離ランナーと長距離ランナーのように使う筋肉が違うと感じていますので、なかなか難しいのが現状です。
 また、ありがたいことにご献本をいただくことが多く、「舩井さん、本当に読まれているんですか」という質問もいただきますが、ほぼ目を通しています。日々、かなりのたくさんの数が届きますが、本から放たれる著者の想いともいえる波動を感じながら、感謝の気持ちで拝読しています。

 本日は、そんないただいた本を含めて4冊の本をご紹介します。最近は意識して経済事情について書くようにしていますが、それは4冊目のところに書きますので楽しみにして最初からお読みいただければと思います。

1.田中 甲著『創造主義』(リベラルタイム出版社)
2.『支配を超えて』(新日本文芸協会)

 田中さんは現在、59歳。千葉県のご出身で市議、県議を経験された後、10年間衆議院議員をつとめられました。現在、古神道をベースにアニミズム思想と東洋哲学から、人類の危機管理について研究されています。田中さんの著書名にある「創造主義」とは戦争、貧困から環境破壊まで、どのように解決してゆけば、本来ひとりひとりがもつ夢や願望がかなう社会になるのか、という視点です。
 田中さんとは旧知の間柄ですが、何とも言えずやわらかいお人柄の、育ちが良い方特有の純度の高い方です。このような人が政治家なら、情緒ある社会の実現も可能かもしれない、と初対面の時に思いました。田中さんの真摯な思いがいっぱいにつまっている2冊で、問題提起系の書はたくさんありますが、わかりやすい視点が印象的でした。個人的には田中さんのような方が日本のリーダーになってもらえる世の中が来ることを望んでいます。

3.出口 光著『幸せになる言葉 幸せにする言葉』(水王舎)
 とてもいろいろなことを教えていただいているメキキの会会長の光さんの最新刊。とても良い本です。やまとことばを生活に取り入れると、「やまと心」が養われ、りりしく、やさしく、柔らかく幸せな人生になる、というのがこの本の趣旨です。
 包み込む心、思いやる心、すべては尊いと思う心、感謝する心、形のない美を感じる心、有限と無限を感じる心、自分の軸を感じる心、良心を意識する心の8つが幸せを導く「やまと心」だそうです。
 私は「秘すれば 花なり、秘せずば花なるべからず」(世阿弥 風姿花伝)という言葉が大好きなのですが、出口さんもこの書の中でこの言葉を取り上げて「言わないで言う」ことの大切さを教えてくださっています。たとえば、茶道の世界では言葉を超えた工夫が如実にあります。もてなされる側も、主人の想いをくみ取る力量が必要で、これを「客ぶり」というそうです。日本人の秘めた感性からでる、言葉と言葉にならない思いやりの表現をもっと大切にしたいと思った1冊でした。
 伊勢志摩サミットで、安倍総理は各国の首脳を伊勢神宮の内宮にご案内されましたが、そんな「やまと心」が世界のリーダーに伝わって広がっていけば本当にすばらしいことだと感動しました。親友の赤塚高仁さんは、伊勢神宮は世界遺産には絶対にならないと言います。なぜなら、遺産ではなくいまも神が息づいているお宮だからです。そんな「やまと心」が世界を救っていくきっかけになればすばらしいですね。
 そして以前、光さんから教えていただいたやはり世阿弥の言葉ですが、「離見の見」という言葉を思い出しました。舞台で舞っている自分を客観的にあらゆる視点から見ることという意味ですが、以前に能楽師の方からこの話を聞く機会がありました。能は面をつけて舞うので視野が狭くなります。その上、幽玄なゆっくりとした動きで長時間動いているので、自然に「離見の見」の世界に誘われているとおっしゃっていました。ちなみに、個人的には「離見の見」はもっとも分かりやすい次元の壁を超える方法だと思っています。

4.天野 統康『世界を騙し続けた[詐欺]経済学原論』(ヒカルランド)
 タイトルの中に[詐欺]とはなかなかセンセーショナルな、ヒカルランドさんらしいインパクトのある一冊です。amazon 経済学ランキング1位になったそうです。実は、この本の書評は舩井メールクラブの中でとりあげました。
 「日本一高額な有料メールマガジン」と言われていますが、今回特別に著者の天野さんブログに天野さんのことを書いている部分の掲載許可をいたしました(http://ameblo.jp/amanomotoyasu/entry-12157712947.html)。
 このような形で、毎月1回舩井がご紹介したい本(国際情勢、金融、経済のいずれか)を、枚数を使った密度の濃い書評で取り上げています。
 時流にあった話題作をチョイスするようにしておりますので、よろしければ舩井メールクラブにもお申し込みいただき、有益な本探しの一助にしていただければ幸いです。舩井メールクラブは、作家や講演活動に活躍されている超プロの執筆陣がここだけしか読めないコアでレアな情報を提供してくださっている方針で運営しておりますので、ぜひご興味のある方はこちらまでお問い合わせ下さい。
 ちなみに、天野さんの『世界を騙し続けた[洗脳]政治学原論』(ヒカルランド)もとても読み応えのある良書です。両書に共通するのは通貨発行権という一番大事なポイントを政治経済共に無意識化することで分からないようにしているというところですので、その視点でぜひお読みいただければと思います。
                                            =以上=

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