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このページでは、舩井幸雄が(2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が)いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。
毎週月曜日定期更新
2020年1月6日
欲望の資本主義 (※舩井勝仁執筆)

 あけましておめでとうございます。本年も舩井幸雄.comをよろしくお願い申し上げます。
 年始の相場は安定して始まるかと思っていましたが、さすがに大激変の時代、そう簡単にはいかないようです。イラン革命防衛隊のソレイマニ司令官がアメリカ軍の攻撃により殺害されたことで中東の緊張が一気に高まっているようです。為替相場では円高が進み、原油価格もかなり上がりました。アメリカ市場は今年最初の2日の取引ではかなり上げて始まりましたが、このニュースを受けて3日の相場はかなり下げて終わりました。
 2日の世界の市場の動きを見ていて、日本株も6日の大発会は上げて始まると思っていましたが、かなり雲行きが怪しくなってきました。日本株が年末に下げて終わったのも、もしかしたらこの動きを予想していた筋がいたのかなと考えてしまったりしています。このイランの司令官の殺害の動きは、もしかしたら北朝鮮に対するアメリカの警告なのかもしれません。
 トランプ政権は2017年4月に、シリアの化学兵器施設をミサイル攻撃しています。ちょうど、大統領が攻撃を命じたのが中国の習金平主席がアメリカを訪問中の出来事でした。また、事前に攻撃をロシアに通告していたことなどが分かっていて、どうも攻撃の真の目的は、オバマ政権と違ってトランプ大統領は軍事的なオプションも必要であれば行うというデモンストレーションだったというのが真相だったのではと言われています。
 ウィキペディアには以下のように、シャイラト空軍基地攻撃と呼ばれる攻撃について記されています。

(引用開始)

また、レックス・ティラーソン国務長官は9日のABCテレビの番組で、シリアへのミサイル攻撃は核実験や弾道ミサイル発射実験を繰り返す北朝鮮への警告の意味が込められていたと強調し、「他国への脅威となるなら、対抗措置を取るだろう」と述べた。13日にはアフガニスタンのISILの拠点に核兵器に次ぐ最大級の破壊力を持つとされる大規模爆風爆弾兵器(MOAB)を初めて実戦投入したことも地下要塞を複数持つ北朝鮮への牽制とされた

(引用終了)


 ここでのポイントは、北朝鮮の核施設の攻撃に使われる最右翼の兵器である大規模爆風爆弾兵器(MOAB)を使用したことで、当時のティラーソン国防長官のコメントにもあるように、これは明らかに北朝鮮に対する警告のために行われたのが真相です。いまは、当時と違いトランプ政権は表面上は北朝鮮に対してこぶしを振り上げていませんが、一方的に年末に期限を切って経済制裁の解除を求めたり、それに応じなければアメリカに届く大陸弾道弾の実験を実施することをほのめかしたりしている金正恩委員長に対する警告と考えるのが一番うなずける結論です。
 だから、アメリカもイランも本気で戦争に踏み切る覚悟はないと見ていますので、相場も早晩落ち着くのではないかと思っています。ただ、日本だけが最初の取引がカレンダーの関係で6日にずれ込むので、せっかくのご祝儀相場が吹っ飛んでしまう可能性が出てきたのが残念です。それでも、何とか上げて終わってくれないかと秘かに期待しています。どうも、日本の株式相場の行方は大発会の日の動きによって決まるような予感がしています。

 3日のNHKのBSテレビで「欲望の資本主義 2020」という番組を観ました。舩井幸雄.comや新・舩井メールクラブ、それにザ・フナイ等の原稿を書くために、著書をむさぼるように読ませていただいている内外の著名な経済学者等がたくさん登場されていて、三が日のことなので独りでちびちびとお酒を飲みながら楽しませていただきました。
 どうも、経済というか経済学が世の中の動きを決める中心になってしまっていることが、いまの混乱の原因である。そのことを経済学者や経済学に対する様々なコメントを発信している識者たちの意見であるということが分かったというのが番組の結論のようです。大いに賛意を感じたのは経済学者である岩井克人先生のビッグデータによって評価され監視される社会、いまの中国で実現しつつある社会がディストピアの最たるものだというご意見です。
 ただ、技術の進歩は止めようもありませんし、それがお金儲けにつながるのならその欲望を押さえるのも無理だと私は考えます。お金儲けではない、経済学の合理主義的な考え方ではない、新たな基準を私たちは考えて行かなければいけない局面に来ているのだと思います。
 そのヒントは父が1995年に出版した代表的な著作のひとつである「エゴからエヴァへ」(PHP研究所)に凝縮されているのではないかと思います。明日7日に発信予定の新・舩井メールクラブのメルマガに詳しく書かせていただきましたので、この混迷の時代を生き抜くための情報として、かなり高額にはなりますが、ご入会を検討していただければ幸いです。
 私事にはなりますが、もうすぐ父の七回忌を迎えます。それだけの年月を経て、ようやく父が言っていたことの真骨頂が分かるようになってきました。アマゾンやブックオフ等の中古書店でかなり安価にお求めいただけるようなので、できればご購入いただいて、もう一度舩井幸雄の真髄に触れていただくのもいいかもしれないとも感じています。
                                           =以上=

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