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トップが語る、「いま、伝えたいこと」

このページでは、舩井幸雄が(2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が)いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。
毎週月曜日定期更新
2020年4月13日
オールドメディア (※舩井勝仁執筆)

 毎週、この原稿を書くたびに世界中のコロナウイルスの感染者数が50万人ずつ増えていきます。先々週は50万人、先週は100万人で、いまは150万人を超えたという報道です。ただ、良く考えると、倍に増えたのが1.5倍に勢いが鈍ったのではないかという見方もできます。そんなこともあり、金融マーケットはいち早く落ち着いて回復基調を見せています。在宅勤務でも相場に参加することは可能なので、もしかしたらいち早く回復していくのが株式相場だったという不思議な現実が起こっているのかもしれません。
 資産運用の達人の友人からはこんなメールをいただきました。

(引用開始)
資産運用に関してはこの暴落が始まる前、NYダウが連日、
高値更新を繰り返している最中に持っている株は全部売って
現金にしておりましたので完璧に被害は免れました!
おかげ様で様子を見ながら下値を拾って買えています。

いつもNYダウが高値を更新し始めた時は少しずつ全部
売ってしまっています。今回もその流れでした。
(引用終了)

 達人の領域になるとこんな風に対応できるのですね。相場をやられる方は、彼のマクロに俯瞰する姿勢をぜひ参考にしていただければと思います。

 心配なのは、各国からかなり遅れていましたが、今度は日本が緊急事態宣言の出た大都市中心に、感染爆発の心配があること。それぞれ個人的な事情はありますが、いまはよりマクロに社会全体としてどうすれば感染拡大が防げるかを考えるときだと思います。
 SNSを見ていると陰謀論や過激な情報が飛び交っています。それぞれの情報に一面の真実があると思いますし、今月頭に発売になった「ザ・フナイ」5月号は「百家争鳴! 新型コロナウイルスの真実と対処法」という特集を組ませていただいたこともあり、おかげさまでよく売れているようです。
 アマゾンの日本の思想というカテゴリーでは、この原稿を書いている4月10日(金)の朝の時点で2位になっていて、発売直後はずっと1位をキープしていました。まさに百家争鳴で執筆いただいている先生方が持論を述べられているのですが、月刊誌という形で分量も結構あり、まとまってじっくりと考えられるような情報は結構激しいものも咀嚼できる余裕ができるのでいいですが、SNSの動画などではしっかりと自分のポジションを確保するのが難しいこともあるので、個人的にはあまりお勧めできません。
 もちろん、若い人の中には、本を読むよりも動画を倍速にして見る方がしっかりと肚に落ちるという方もいるので、情報の取り方は様々です。ただ、くれぐれも自分を見失わないようにすることと、それこそ緊急事態なので自分のことだけでなく、社会のマクロな善を考えて行動することは忘れないようにしていただきたいと思います。真実を暴き社会に警鐘を鳴らすのは事態が落ち着いてからと考えていただいて、当面は常識に従って社会的に求められる行動をすることを心掛けていただければと思います。

 「コロナ疲れ」の多くの人のもっとも最たる原因は、連日のテレビではないでしょうか。普段はほとんど見ませんが、在宅勤務で時間もあるのでついつい見てしまい、不安を超えて恐怖を煽るような情報が洪水のように流れてきているのを感じます。コメンテーターの方の発言もその一因です。中には客観的で明晰な発言をされる方もおいでになりますが、視点と視座がどこにあるのだろうという「垂れ流し」のコメントを聞くにつれ、テレビの向こうの何百万もの視聴者はこれを鵜呑みにしているのかと想像すると少々暗澹たる気持ちが湧いてきます。
 そして、前述のSNSです。世界中の有益な生の情報も流れてきますが、自分の検索ワードが分析され、イデオロギーの極端な場所に誘い込まれる危険性があります。自分では際どい考え方や情報を好ましく思っていないと頭ではわかっていても、刺激的なタイトルにつられてクリックすると、意識していない結構な時間をそれらの記事に費やしているということが往々にして起こりがちです。こうして個人を、世論を、誘導していく大きなインターネットのうねりに飲まれていくのも怖いなと常々考えます。
 出版不況と言われていますが、私はいまやオールドメディアを代表する感のある雑誌媒体に目を通すのも、自分の客観性を保つために必要だと考えて何誌か購読しています。若い頃はPHPが出している「VOICE」を毎月読んでいました。そして責任ある立場になる少し前に「世界をマクロにもミクロにもしっかりと見られるよ」と超プロの方に勧めてもらい毎週ではありませんが、長年読んでいるのは「ニューズウィーク」日本語版です。 
 それから父の時代から毎月読んでいるのは「選択」です。1975年創刊の老舗で、現役の新聞記者が匿名で書いている編集方針はぶれることがありません。メディアの第一線で華々しく取り上げられませんので、知る人ぞ知る雑誌ではありますが、日本のトップの人たちはかなりの確率で購読していることは間違い無いようです。カラーは全く違いますが、父が創刊した際に「ザ・フナイ」は、この「選択」の編集マインドから、大きく影響を受けていると思います。
 溢れる情報に疲れたら、テレビもネットも閉じて、たまにはこのような雑誌のスピリッツから学んでみる事もお勧めです。
                                             =以上=

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