日日日是好日 〜熱海だより〜 -熱海秘書　相澤智子-

このページは、２００９年１１月から（株）船井本社　熱海本社で船井幸雄の秘書として勤務することになった相澤智子（あいざわ　さとこ）によるコラムページです。
日々、船井幸雄やまわりの人たちと接する中で気づいたこと、学んだことなどを皆さまにお伝えしていきます。

家の中をじっと見つめるゴンちゃん

　皆さまこんにちは。

　暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
　夏は青空がまぶしいですね。夏の空は青の色が濃く感じます。スカーッ晴れた日は山々のグリーンと、濃いスカイブルーが色鮮やかで美しいです。

　熱海はいま、海水浴に来た観光客でにぎわっています。町を歩いていると、真っ黒に日焼けした人や水着で歩いている人を見かけます。熱海は夏に花火大会も何度もあり、夏は人がいっぱいです。普段は静かな町の熱海ですが、こんなときは熱海は観光地だったなあと思い出します。皆さん夏を満喫していて楽しそうです。

　
　船井家の愛犬「ゴンちゃん」も夏の暑さには少しぐったりぎみです。お散歩に行っても、すぐに「帰る」とＵターンしてくるそうです。
　ゴンちゃんは人が大好きなワンちゃんです。雨の日など、犬小屋にだれも来ない日は、すぐにシュン‥としてしまいます。中身が人間のようで、少し寂しがり屋さんです。
　ゴンちゃんは普段、船井家のベランダの下にあるゲージの中にいて、人が見えないところにいます。たまにベランダにつないでもらうことがあるのですが、そんな時はイキイキ嬉しそうな表情をしています。
　ゴンちゃんに会いに行くと、いつもはこちらに近づいて来てくれるのですが、ベランダにいるときは「ゴンちゃーん」と読んでも全然こちらを向いてくれず、ずっと家の中を見ています。奥様や船井の様子が見られるのが嬉しいようです（その時のかわいいゴンちゃんの写真をご紹介します）。

　
　さて先日、船井の奥様に、２００１年１月に発刊された週刊朝日の『夫婦の情景』というコーナーに載った船井会長と奥様のインタビュー記事を見せていただきました。
　題名は『仕事大好き人間を自任する夫と、ひたすら家庭を守る妻の同志的関係』というものでした。
　そこには、船井会長と奥様がどのようにしてご結婚することになったのかのエピソードや、お二人の人生観や仕事観、夫婦観などについて書かれていました。結婚式の時の写真も載っていました。船井が３０歳、奥さまが２１歳の時の写真でした。お二人とも初々しい感じで、船井も若くて緊張したような表情で、奥様もとっても可愛くて素敵な写真でした。
　船井と奥様が結婚されたのは、船井が隣の事務所にいた奥様に、地下鉄で声をかけたのがきっかけだったそうです。奥様はその時、船井のことを兄のように尊敬していて、結婚するとは夢にも思わなかったと言っていました。
　その後、ご結婚されてからは船井は超多忙の日々を送っていたので、家庭のことは奥様にすべてお任せしていたそうです。当時は男性が仕事に没頭して、奥さんが家庭を守るということがあたり前の時代だったので、不満を感じることはなかったと言っていました。忙しいご主人を持ちながら、３人のお子様を育てた奥様は本当にすごいなと思います。
　奥様の言葉をご紹介します。

　あまりに忙しく、一緒にいる時間のない主人に、あれをしてくれないから嫌だ、これをしてくれないから寂しいというのはやめている。そんなことを言っても無駄だということが分かっているから。一度だけ「男の人って、なんでもっともっとなの？　このへんでいいというのはないの？」と聞いてことはある。答えは「それが男」。そういうものかと思った。それからは主人の仕事好きは宿命だと思っている。私の仕事は、忙しい主人の代わりに家を守ること。
（中略）

　大げさな考えはない。ただ、今のままずっと、すべてが続けば幸せ。主人については、自分だけのものとは思えない。大切な人を皆さんからお預かりしているという気持ちでいる。
（２００１.週刊朝日より）


　奥様は船井会長のことを尊敬されていて、船井も「ワイフにはいつも感謝している」と言っています。とても素敵な御夫婦です。
　奥様と少しお話しをさせていただくだけでも、本当にお勉強になります。相手を尊重することがとても大事なのだなと思いました。