船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。

書:佐野浩一
船井幸雄グループ社員の日々もの思ひ、考へる あの社員の一日を公開!
3.11のシンクロ vol.2
2011.6.24(Fri)
社名:(株)船井メディア セミナー事業部
名前:高島 敏子

 前回のコラムでは、我が家のインコが3.11の朝に突然両足骨折をしたことを、書かせていただきました。

 実は、3月11日のシンクロはそれだけではなかったのです。。
 あの震災が起きた直後のこと。
 何とか家路に帰り着きたいと品川駅構内を歩いていたところ、
船井メディアのハグハグTV収録のために来社していたヤス先生こと高島康司先生が、
向こうから歩いてくるではありませんか!

 そこから6名の長い長い夜が始まったのです。
(ヤス先生他、船井メディア社員4名と船井本社の藤原かおり→バス待ちしてる時に偶然にも合流)

 まず、新宿までバスに乗ろう!ということになり、品川駅高輪口に向かい、
バスを待つこと4時間・・
 3月ですからね・・夕方に近づくにつれ冷たい風が吹きすさび・・
近くなるのです、お手洗いが。そこで交替で行く事に。

 しかし、品川駅の周りはヒト、ヒト、ヒト、ヒトで歩くことさえ困難。
 私は、どこかのホテルの庭のようなところを抜け、道なき道を歩いていたところ、
前から歩いてくる男性、見たことある!えっ?誰だっけ?
 そう、数ヶ月前に友人から紹介したい人がいる、会いに来ていただけませんか?
と言われていた、あのお方です。

 まさかこの状況で、こんな場所で、思わず声を掛けました。

高島『「ユナイテッドアース」代表の渕上智信さんですよね』
渕上さん『はい、え?』
高島『私、スタジオアルタのイベントに伺いましたよ、その時ご挨拶できなかったんです。
 渕上さんのところのスタッフの佐藤さんに誘っていただき伺ったんですよ』
渕上さん『そうだったんですか!それしにてもこんなところで・・
 そうそう東北は大変な状況ですよ、スマトラ沖の時のような状況になってるんですよ』
※渕上さんは阪神淡路大震災を経験されています。

 と心痛の表情でおっしゃいました。
 こんな状況で名刺交換・・
 それでは、お互い無事に帰りつきましょうとお別れしました。
 きっとまたこの方にお会いすることになるだろう★★★

 結局バス乗車まであと5番目というところで、
ヤス先生『いや待て、今からバスに乗っても新宿まで6時間はかかる』
 ヤス先生は並んでいる間に何度も何度もホテルのロビーに行き、
iPadを駆使し、私達が少しでも家に近づけるように情報を集めてくれていました。

 私は4時間も待ったのに!と思わず声を荒げてしまったら、
ヤス先生は、新宿にたどり着いても駅構内などで一夜を明かすことになるだろう、と。
 品川だったら、ホテルがたくさんあるから、ロビーで過ごした方が絶対いい!と。

 そしてその判断はもちろん正しく、私達は、グランドプリンスホテル新高輪の絨毯がしきつめるロビーで、バスタオルあり、お水サービスあり、綺麗なお手洗いあり、常にニュースが見れる大画面ありの、ありがたい(?)一夜を過ごすことができたわけです。
 ヤス先生は命の恩人です。本当に本当にありがとうございました!

 後日談:先日、渕上智信さんの会社へ足を運びました。
 渕上智信氏はこのような方です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%95%E4%B8%8A%E6%99%BA%E4%BF%A1
 震災直後、スタッフを引き連れ、被害の大きかった宮城県南三陸町に入り、
今でもボランティア活動を続けています↓↓是非見てください
http://united-earth.jp/
 南三陸町復興応援プロジェクトを立ち上げ、様々な活動をしておられます。
http://united-earth.jp/minamisanriku/index.html
 月に1度行う、復興市を立ち上げ、
http://fukkouichi-minamisanriku.jp/about.html
復興市応援ツアーなどもあり、私も夏休みは子ども達を連れてお手伝いに行こうと考えております。

 是非このコラムを読んでいただいた方、ひとりでも多くの力を!

マザー・テレサの言葉
★私たちはこの世では大きいことはできません 
小さなことを大きな愛でするだけです★



1周目:「鈴木俊輔著 『ことだまの科学』」
2周目:「オリア・マウンテン・ドリーマーの詩『誘い』」
3周目:「地震予知は動物から学ぶべし」

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