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1月25日号の『週刊新潮』の巻末グラビアページに「昔と今と」という題名で、元アメリカ副大統領アル・ゴアさんの2000年の顔と、今年1月来日した時の顔が比較しやすいように載っています。以下はその写真下の同誌の文章です。
アル・ゴア氏(58)のことを覚えておられるだろうか? クリントン政権で8年間副大統領を務め、大統領候補にまでなった人である。その彼は今や事業家となり、環境問題にも力を入れる活動家として活躍している。先日、自身がこのテーマについて語った講演内容をまとめた本「不都合な真実」のキャンペーンで来日し、都内でサイン会を開きました(左下(同誌上))。で、アップにしてみて(左上(同誌上))、ちょっと驚きました。なぜってゴア氏といえばこの顔(右(同誌上))だったはず。こちら2000年、副大統領であり次期大統領候補として一番脂がのっていた頃のお姿です。何がどうしてこうなったのか・・・。
サイン会では、「人類は今、最大の危機に直面しています。それを知る第一歩は事実を、情報を得ることです。この本を読んでください。そして解決する一員として参加してください」と語りました(転載ここまで)。
現アメリカ大統領、ジョージ ブッシュさんとの大統領戦に、得票数では優りながら、現実には破れてしまったゴアさんは、その後、本来の環境運動家にもどり大活躍をつづけています。
彼の著書『不都合な真実』は、映画にもなり、アメリカ人に大きな衝撃を与えましたが、その日本語版が枝広淳子さんの訳で、今年の1月5日にランダムハウス講談社から出版され、1月20日から、いま日本全国で彼主演の映画としても上映中です。
つぎは、この映画についての新聞広告の文章です。上映前日の1月19日に全国紙に掲載された文章です。
アル・ゴアの感動的な講演を映画化
『不都合な真実』は、アメリカの元副大統領、アル・ゴアの地球温暖化との闘いを描いたドキュメンタリー映画だ。学生時代にこの問題を知ったアル・ゴアは、70年代に温暖化に関する初の聴聞会をまとめ、副大統領時代には地球サミットや京都議定書などの交渉に参加。2000年の大統領選挙でジョージ・ブッシュに破れてからは、地球の危機を訴えるスライド講演を世界中で1000回以上も行ってきた。
この映画は、ゴアの講演に感動した製作陣が、彼を熱心に口説いて実現したもの。監督は『トレーニング・デイ』の製作総指揮を担当したデイビス・グッゲンハイム。主演はもちろん、アル・ゴア本人だ。全米で77館とうい小規模な公開でスタートしたこの作品は、公開と同時に大きな反響を呼ぶ。上映館は最終的に600まで増え、アメリカ・ドキュメンタリー史上記録的なヒットとなる。「タイム」や「ニューヨーク・タイムズ」などの有力紙が絶賛し、全米各地の映画批評家協会など10の映画賞を受賞。アカデミー賞候補も確実視されている。
環境への意識を変える希望のドラマ
映画は、ゴアのスライド講演を主軸に展開する。軽妙なユーモアを交えながら、ビジュアルやグラフ、アニメーションを駆使し、温暖化の仕組みや現実がわかりやすく解説される。スクリーンには、氷や雪が激減しているキリマンジャロやアルプス、世界中を襲ったハリケーンや洪水による被害など、地球の異変が次々と映し出される。さらに南極の氷が解け、海面が上昇することで世界の都市が水没し、何千万人もの難民が生まれるとのシミュレーション。それはまさに人類滅亡のシナリオだ。
しかしこの映画は、単に危機感をあおるものではない。科学的データや調査をていねいに紹介し、事実を直視することの大切さを訴えている。地球の危機的状況を明らかにしながらも、「小さな努力を重ねることで地球を変えていける」とゴアは希望を失わない。田園風景のなかで過ごした青年期。息子の交通事故。それを契機に生き方を見つめ、環境問題に人生を捧げることを決意するゴア。そして周囲の無関心や批判との闘い。この映画は、困難な状況でも希望を失わず、闘い続ける男のドラマでもある。エンディングでは、地球温暖化を防ぐための具体的な方法も提示される。見終わった後、いつの間にか環境への意識も変わっている。今までにないタイプのドキュメンタリー映画だ(転載ここまで)。
私の友人が、何人も彼のサイン会に行きました。何十人もの友人たちがこの映画を観ています。そして前述の著書を私に届けてくれたのです。2800円(税抜)の分厚いカラー写真をふんだんに使った解説書ですが、一気に読んでしまいました。私も感動しました。ぜひ皆さんにも御一読をお奨めします。
とともに、私がびっくりしたのは、やはりゴアさんの顔の相の変化です。
いまの顔の方が断然、2000年当時の顔よりよいと私には思えるのです。これは私だけでなく週刊新潮の写真をみた人の99%の意見です。安倍晋三さんの去年5月ごろといまの顔は、どちらがいいでしょうか? 政治家は顔が大事です。安倍さんにもいい顔でいてほしいものですね。
=以上=

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ライフカラーカウンセラー認定協会 代表
1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。 2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。 講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。
著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』

