
トップが語る、「いま、伝えたいこと」

新年あけましておめでとうございます。皆様、どのようなお正月をお迎えになられましたでしょうか。全国的に気候も穏やかな3が日になったと思っていましたら、熊本地震のニュースが入り地元の方のお気持ち、察するに余りあります。どうぞお気を付けてお過ごしください。
新年早々、相場は荒れ気味でスタートしました。3日のNY市場でアップルが中国で販売不振とのことで660ドル安でスタートし、3日の大発会の日経平均も朝方いきなり600円以上下げて始まりました。為替もプログラム取引による一時的な現象ではありましたが、104円台まで上がりました。その後も107円台で推移するなど安全通貨としての円が買われる動きが顕著になりました。
日本の相場はアメリカがバブル気味だったのに対して、総じて企業業績もいいし、何といっても下がれば日銀のETF買いが入ることなどを考えれば売られ過ぎの気もします。でも、プログラム取引が全盛の時代ですから、トレンドには逆らわないことが大事だと思います。
ただ、相場が反転するタイミングをうまく見つけて底値で買えれば、このまま株価が今年いっぱいずっと低迷することはないと思っています。こちらも一時的になってしまう確率が高いですが、年内には昨年の高値ぐらいにまで上がるシーンが見られるようにも思いますので、相場は自己責任でやっていただきたいと思いますが、株を買ってみる、あるいは、投信を買ってみるなどに挑戦されるのもいいかもしれません。
ただ、投資を始める前に少しは勉強してから行った方がいいと思います。お勧めは、故・竹田和平さんのやり方を学ぶこと。お正月から我田引水で恐縮ですが、和平さんと小川雅弘さんと一緒に書いた『所得5倍増なんて簡単なこと! 智徳主義【まろUP!】で《日本経済の底上げ》は可能 みんなが喜んで税金を納める人になるとなぜ民も国も繁栄するのか』(ヒカルランド)をぜひお読みいただければと思います。さっき、確認するとヒカルランドさんにしては珍しくキンドル版(アマゾンの電子書籍)にもなっていたので気楽に挑戦してみてください。
和平さんのことを思い出したからというわけではありませんが、私の今年の目標は「しっかり仕事をし、より多くの税金を納める」ことです。バブルの崩壊以降、残念ながら経済的に日本はかなり弱い国になってしまったことをまず現実的に直視する必要があります。そして、その上でそれを他人事ではなく自分事にすることを考えると、まず自分がしっかりと稼いだり儲けたりして、その上で節税なんてケチなことを考えないでしっかりと喜んで納税することが大事なんだというのが和平さんのお考えだったからです。
昨年末、にんげんクラブ主催で(こちらでも告知させていただきましたが)私の講演会を久々にさせていただきました。2018年の世界情勢と経済を振り返りながら、翌年の予測をする、とざっくりいえばこのような流れだったのですが、いつもの私のスタンスのその場でおりてきたことを話そうと、本社の下のセミナールームに降りましたら江本勝先生のご子息の博正さんやトータルヘルスデザインの近藤太郎社長等、思いもかけないお歴々のゲストがずらりと客席におられて内心「こりゃ、まいったぞ」と開始時間を迎えました。
もちろん、始まってしまえば、あっという間の休憩なしの2時間、自然体でお話させていただけました。
父は「予想はしてはいけない。はずれるから」ということをよく言っていましたが、この言葉はなかなか深いと思います。この講演では、昨年末に株価が一時2万円を大きく割れたことを私がはずしたことを懺悔してから、国際金融勢力の仕組み、トランプさんの今後、ゴーン事件の真相までさまざまなトピックに触れました。
夜いくつか感想メールが私のもとに入っていまして、内容のご紹介にもなりますので、2通引用させていただきます。
「舩井さんのお話はよく言えばバラエティに富み、あっちゃこっちゃ脱線するのですが、あとで思い返してみると見事にテーマが一本の幹につながっているということを感じ、鳥肌が立ちます。いつもいつもお話を聞けるわけではないので、舩井さんがご著書やその他で発信される『お金は高次元、でもその次元の壁は案外簡単に越えられる』というメッセージ、年末にしっかりと生のお話で受け止めることができて意を強くしました。」
「おすすめ本の紹介がたくさんあり、岩井克人先生の『貨幣論』から鈴木邦夫さんの『天皇陛下の味方です』まで、舩井さんの日々の発想の一端をのぞけたようで興味深かったです。月に15冊以上の政治経済の本を読まれているとおっしゃっていましたが、これからもどんどんおすすめ本を教えて下さい。と、言いながら舩井さんのようなすごい読書量に追いつけるわけもないので、ぜひ今後もセミナーを開いて、いい本のエッセンスを舩井流に解説するような時間を設けていただけたら大変ありがたいです」
こちらこそ、ありがたい限りです。皆様、また本年もよろしくお付き合いください。
=以上=

2019.01.21:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】平常心是道 (※舩井勝仁執筆)
2019.01.14:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】自然(じねん)ということ (※舩井勝仁執筆)
2019.01.07:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】今年の目標 (※舩井勝仁執筆)

ライフカラーカウンセラー認定協会 代表
1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。 2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。 講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。
著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』

