トップが語る、「いま、伝えたいこと」

このページでは、舩井幸雄の遺志を引き継ぐ舩井勝仁と佐野浩一が、“新舩井流”をめざし、皆様に「いま、伝えたいこと」を毎週交互に語っていきます。
毎週月曜日定期更新
2024年2月5日
予防医学からみた人とのつながり (※佐野浩一執筆)

 大事な友人であり、無口な講演家、画家である河村武明(通称・たけさん)さんが、いつも配信してくれるメルマガに、つぎのように書いてありました。
 (ちなみに、このメルマガのタイトルは『たけの波瀾万丈ドンと来い!!!』で、
  以下のURLから登録できます。よろしければぜひ!
↓↓↓
https://a19.hm-f.jp/index.php?action=R1&a=78&g=19&f=37&fa_code=7bc0d33c894b3837af393cf8bca2fe9c
 
画家アーティストとして一番大切にしているは
自分の画力じゃなく
自分の表現力じゃなく
人のつながりです
ボクはどんどん外に出て
身体と心のフットワークを軽くして
つながりを深くしてます
出会い(ご縁)やチャンスが増えます。
人生が大きく変わるきっかけになる出会いがあります
情報量も増えます。

 たけさんは、元ミュージシャンでしたが、34歳のときに突然脳梗塞を発病し、一命は取り留めたものの、右手に麻痺、失語症など4つの障害を抱えることになりました。しばらく絶望の淵にいたたけさんですが、左手で絵を描けることに気づきます。
 その後、彼は数多くの作品を制作する傍ら、無口な講演家として日本中の小中学校を回って、「ありがとうの奇跡」について伝え続けています。
 そんな、たけさんが、画家アーティストとして大事にしているのは、画力じゃない……と言い切ることに凄さを感じたのです。そして、大事なことは「人とのつながり」だと……。
 彼は「お誘いを受けたら、必ず『はい』と決めている」というように、彼は即座にどこにでも飛んでいくのです。その行動力とコミュニケーション能力は、まさに尊敬に値します。
 たけさんは、「人とつながる」ことの達人です。

 さて、イギリスで「孤独担当大臣」が創設されたようです。
 もちろん、これは国民の健康とQOLの向上のために創られたわけです。食事、運動、喫煙よりも、「人とのつながり」が大事であるという前提に立っていることが極めてユニークですよね。
 この「人のつながり」がもたらす健康への効果は、運動やダイエットの3倍ともいわれています。たけさんが、いつもイキイキ、元気であり続けているのは、きっとこうして「人のつながり」を何より大事にしてこられたからではないかと思えてなりません。
 死亡や病気といった健康に関する事象の分布を調べ、それに影響をもたらしている要因を明らかにする学問分野は、「疫学」と呼ばれます。これまで、多くの研究者が疫学研究によって、「長生きするためのライフスタイル」を明らかにしようとしてきましたが、近年、先述したことが論文で発表されたのです。
 そもそも、社会とのつながりを持っていることは、長生きや健康に良い影響を持つことは知られていました。しかし、まさか喫煙や飲酒、運動、体格指数といった、いわゆるライフスタイルの王道と考えられるものよりも影響が強いとは考えていませんでした。
 でも、テレビなどに出てくる長寿の方たちのインタビューで、「長生きの秘訣は?」と聞かれて「酒だ」と答える方……。ご長寿なのにタバコをふかしている姿を見ると、もちろん皆にとって同じではないとは考えられます。
 この「人とのつながり」というのも、こうして示されると、「なるほど、そうかもしれない……」と思いますが、これまた皆、状況が異なります。
 大切なことは、今の自分がどういったつながりを持って生活しているかを理解することなんだそうです。私たちが持つつながりは、ライフステージや世帯の状況などによって刻々と変化していきます。今のつながりを理解して、「もっとこういうつながりを持ってみたい」と興味を持てるようになれば、そこからどんどん広がっていくのだとも思います。
 さて、「類は友を呼ぶ」とか「朱に交われば赤くなる」という格言にあるように、似たものどうしが集まってきたり、あるグループに属するとその人たちの影響を受けて同化していくというのは、よく知られています。
 どなたかと食事に行ったとき、その人(たち)がモリモリとおいしそうに食べている姿を見て、ついつい自分も食べ過ぎてしまった……いう経験。おありじゃないですか?
 人はどうやら誰かがとっている行動を真似してしまう性質があるようなのです。これは脳科学でも証明されていて、「ミラーニューロン」という脳内の神経細胞が関与しています。この細胞は、自分が何かの行動をしたときだけでなく、自分が体験していなくても他者の行動を見ただけで活性化し、脳内で再現することがわかっています。これを「行動の模倣」というのだそうです。
 つまり、自分がその行動をとっていなくても、脳内ではその行動をしたときと同じように細胞が活性化しているのです。そのせいで、どうも似たような行動に走ってしまうのです。
 ですから、結果として、肥満の人のまわりに肥満の友人が、喫煙者の近くに喫煙者が集まるのも、この理由からとしています。
 もう1つの理由は、たとえば肥満の友人がいることで、肥満に対する認識や態度が寛容に変化することが考えられます。これは「規範の広がり」と呼ばれるそうです。実際、こうした研究が進んでいるアメリカでは、肥満者は非常に多く、米国疾病予防管理センターは、成人の36.5%が肥満に該当すると報告しています。こういった社会では、肥満が自然と受け入れられています。まして、身近に肥満の友人がいれば許容しやすくなるのは当然とも言えます。こうした理由から、周りがたくさん食べていると、問題ない……と、あるいは、運動をしないグループにいると、これまたそれで問題ない……などと認識してしまうのです。つまり、認識のハードルが低くなってしまうということです。
 こう考えると、長寿のためには「人のつながり」が重要であることは理解できるのですが、自身がどのような人と、どのようなつながりをもてるかが、とてつもなく重要な要素だと言えるということです。
 しかしながら、私たち日本人はどうやら少々様子が異なるようです。
 たけさんが紹介されていた、医学博士で予防医学研究者の石川善樹先生はつぎのように指摘していらっしゃいます。
 日本人の「つながり」には次のような特徴があると……。
●日本人は「つながり」が少ない。
●普段一人でいるか、家族以外と「つながり」がない無職の独り身が増えている。
●孤独死が多い。
●日本人の高齢者の満足度の低さは「つながり」の希薄さにある。
●日本人男性は悪い「つながり」でメタボになりやすい。
 どうも、日本人はつながりがうまくないようです……。

 さらに、「つながり」について、つぎのように指摘されています。
●「つながり」が少ない人は死亡率が2倍になる。
●同僚があなたの寿命を決めている。
● 「つながり」が単調な男子校出身者は早死にする。
●お見舞いに来てくれる人の数で余命が変わる。
●女性が長生きなのは「つながり」を作るのが上手なことも関係する。
●たくさんの「つながり」を持つほど長命である。
●「つながり」が幸せ感を高めてくれる。
 日本人は「つながり」を作るのが苦手な傾向がありますが、それも日本人の健康力に悪い影響を与えている可能性があります。一方、その「つながり」の質も問題であるということも……。
 めちゃくちゃ面白いですよね!
 現代はとくにリアルの人間関係づくりが希薄になってきていますが、この前提に立つと、私たち日本人は、「長寿大国」どころか、「短命大国」になってもおかしくありません。
●雑談でもいいので、話す機会を増やす。
●旧友と会う、集まる
●SNSで交流する
●配偶者に笑顔で「ありがとう」を言う
●両親に感謝の手紙を書いてみる。
●・・・・・・・・・・・・・・・
 考えてみると、まだまだ見つかる気がします。
 やはり、健康に留意することが前提であり、そこによき「つながり」を求めていくことが大切なようです。そこではじめて、「人とのつながり」は重要な健康法だと断言できるのだと思いました。 
                        感謝

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2024.02.12:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】天人に還る (※舩井勝仁執筆)
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舩井 勝仁 (ふない かつひと)
株式会社船井本社 代表取締役社長
1964年大阪府生まれ。1988年(株)船井総合研究所入社。1998年同社常務取締役 同社の金融部門やIT部門の子会社である船井キャピタル(株)、(株)船井情報システムズの代表取締役に就任し、コンサルティングの周辺分野の開拓に努める。
2008年「競争や策略やだましあいのない新しい社会を築く」という父・舩井幸雄の思いに共鳴し、(株)船井本社の社長に就任。「有意の人」の集合意識で「ミロクの世」を創る勉強会「にんげんクラブ」を中心に活動を続けている。
著書に『生き方の原理を変えよう』(2010年 徳間書店)、『未来から考える新しい生き方』(2011年 海竜社)、『舩井幸雄が一番伝えたかった事』(2013年きれい・ねっと)、『チェンジ・マネー』(はせくらみゆき共著 2014年 きれい・ねっと)、『いのちの革命』(柴田久美子共著 2014年 きれい・ねっと)、『SAKIGAKE 新時代の扉を開く』(佐野浩一共著 2014年 きれい・ねっと)、『聖なる約束』(赤塚高仁共著 2014年 きれい・ねっと)、『失速する世界経済と日本を襲う円安インフレ』(朝倉慶共著 2014年11月 ビジネス社)、『智徳主義【まろUP!】で《日本経済の底上げ》は可能』(竹田和平、小川雅弘共著 2015年 ヒカルランド)、『日月神示的な生き方 大調和の「ミロクの世」を創る』(中矢伸一共著 2016年 きれい・ねっと)、『聖なる約束3 黙示を観る旅』(赤塚高仁共著 2016年 きれい・ねっと)、『お金は5次元の生き物です!』(はせくらみゆき共著 2016年 ヒカルランド)がある。
佐野 浩一(さの こういち)
株式会社本物研究所 代表取締役社長
株式会社51コラボレーションズ 代表取締役会長
公益財団法人舩井幸雄記念館 代表理事
ライフカラーカウンセラー認定協会 代表
1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。 2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。 講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。
著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』(ごま書房新社)、『ズバリ船井流 人を育てる 自分を育てる』(ナナ・コーポレート・コミュニケーション)、『私だけに教えてくれた船井幸雄のすべて』(成甲書房)、船井幸雄との共著『本物の法則』(ビジネス社)、『あなたの悩みを解決する魔法の杖』(総合法令出版)、『幸感力で「スイッチオン!」』(新日本文芸協会)がある。
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