日日日是好日 〜熱海だより〜 -熱海秘書　相澤智子-

このページは、２００９年１１月から（株）船井本社　熱海本社で船井幸雄の秘書として勤務することになった相澤智子（あいざわ　さとこ）によるコラムページです。
日々、船井幸雄やまわりの人たちと接する中で気づいたこと、学んだことなどを皆さまにお伝えしていきます。

船井のお宅から頂いたゆず

　皆さまこんにちは。

　寒さがひとしお身にしみる頃となりましたがいかがお過ごしでしょうか。
　何かと忙しい年末ですが、どうぞお体にお気をつけてお過しください。

　皆さまは船井の顔を思い浮かべるとき、どんな顔が浮かぶでしょうか。

　私は、船井といえば「いやぁ〜＾＾」と少し照れたようなニコニコの笑顔が浮かびます。
　船井の笑顔を思い出していると、「ふふふ」と笑みがこみ上げます。不思議ですが、船井の笑顔を見ると自然と笑ってしまいます。

　笑顔は船井のトレードマークのようなもので、船井の笑顔が好きな方は多くいらしゃるようです。お客様にも、「船井会長の笑顔が見られてよかったです」などとよく言われます。

　船井が熱海事務所に来るときは、事務所にいる社員が玄関でお迎えをするのですが、｢やぁ〜、今日は寒いね＾＾｣と船井がニコニコ入ってくると、社員はみんな嬉しくなります。ちょっと失礼ですが、「船井会長の笑顔はかわいい」とよく女性社員たちで言っています。

　以前、何十年も前の船井の写真を見たことがあるのですが、若い頃の船井は今とはまるで別人なのでとてもびっくりしたことがあります。（どこでその写真を見たかは忘れてしまいました。）
　昔の写真なのでセピア色をしていていたのですが、その写真の船井はサングラスをかけ（旅行か出張中だったようです）、まわりには同じような男性がたくさんいて、なんだかすごいオーラがあふれていました。おそらく、船井総研の社長として超多忙な毎日を過ごしていた頃の「ケンカの船井」と呼ばれていたときの写真ではないかと思います。今の穏やかな包み込むような雰囲気とはまた違って、とてもエネルギッシュな感じがしました。
　私は今の「ホトケの船井」しか知らないので、「人ってこんなに変わるんだなぁ」とびっくりしました。もし昔の船井が近くにいても、私は近寄れないかもしれません（笑）

　顔には、その人の心が映し出されています。

　イライラしていると、眉間にしわが寄ってきます。口角も下がってきます。
　何事も楽しんで、前向きな気持ちで過ごしていると、目がキラキラしてきます。
　優しい気持ちで過ごしていると、温かみのある慈愛に満ちた表情になります。
　
　船井は昔はケンカ好きだったそうですが、「自然の理」に沿った生き方こそが人間の正しい生き方だと知って、若い頃とは考え方が大きく変わったそうです。そうして今のような穏やかな顔になっていったようです。

　「４０歳を過ぎたら自分の顔に責任を持て」
　これは、アメリカの大統領だったリンカーンが言った言葉です。

　「顔」は、はじめは親から与えられるものですが、だんだんとその人の「考え方」や「生き様」が表情ににじみ出てくるようです。その人がどんな人かは、お顔を見れば、何となく伝わってきます。美人だとか、イケメンだとかは関係なく、「あの人は素敵な人だな」という人がいると思います。それはその人の内面の明るさや美しさが、表情や雰囲気に表れているからだと思います。

　「いい顔」は自分で作れるようです。
　人の心を明るくできるような、優しい笑顔を身につけられるよう心がけていきたいと思います。