日日日是好日 〜熱海だより〜 -熱海秘書 相澤智子-

このページは、2009年11月から(株)船井本社 熱海本社で船井幸雄の秘書として勤務することになった相澤智子(あいざわ さとこ)によるコラムページです。
日々、船井幸雄やまわりの人たちと接する中で気づいたこと、学んだことなどを皆さまにお伝えしていきます。
2012年5月15日
心が無になればみんなわかる

   熱海事務所に咲いている花
 皆さまこんにちは。

 前回のこちらのコーナーでは、船井会長が若々しい精神を持った人で、勉強することが大好きな人だということを書かせていただきました。
 人はいつまでもどんなことからも学ぶことができ、成長することができるのだと船井会長は教えてくれます。

 さて、若い人などはとくにそうですが、どのような心がまえで勉強していったら人は成長できるのかについて、船井会長が話している言葉を今回はご紹介したいと思います。
『船井幸雄の人生道場』(船井幸雄、中島孝志著 ダイヤモンド社刊)より)


 人間は絶えず謙虚であればいいんじゃないですか。
 どんな人からも学べます。もっと学びたいものがあったら、そっちの方へ行けばよいわけです。自分の分を知るというのは、つまりどんな人からも物からも教わることができるので、絶えず、もっともっと勉強する必要があるということだね。「自分はまだまだ至らないんだ」と思っておけばいいんじゃないですか。
 先輩はいろんなプロセスを経て到達しますね。その上澄みを若いからとか、後輩だからというので、エッセンスをいただいて勉強できますよね。それだと思うんです。私も結局、知っていることを教えてやるのが一番だと思いますね。
 私は教えるのが大好きです。
 私は絶えず「もっと学びたい、もっと知りたい」と思うんだけど、やはり限度がある。
 しかし、「無とか空になったらみんなわかる」ということに最近気がつきました。心が無になったらみんなわかるようです。これから急速に知識が増えるんじゃないかなと思う。空になる方法もわかったし。
 いままでは無になれなかったから、知らないことは勉強しないとわからなかった。知らないことが罪である。人間は当然、頭がよくなりたいから知りたい。しかし、無になったら全部わかるということがやっとわかってきたので、これからそれに挑戦できるんじゃないかな。空になると、何も知ろうと思わなくても知れることがわかったという段階に、やっと到達したところなんです。
 意識構造と脳波の関係、本当の正しい生き方をどうしたらわかるかということが、最近やっとわかったんです。まだ頭の中だけで自分なりにまとまっているところですが。
               (中略)
 本質意識というのは脳波でいうと、シータ波かデルタ波か無なんです。
 いわゆる「感謝」であり「超我」であり「愛」なんです。
 結局、本質意識というのはすべて知っているんです。いままではそのすべてを知っている意識が目隠しして、人間が学ばなければならない仕組みをつくっていたんです。
 いまの段階では私もまだ知りたいという意向が非常に強い。知りたい、知りたい、ビックリ現象はとくに知りたい、ということで好奇心が非常に旺盛なんです。
 本当は「感謝」と「超我」と「愛」ということが絶えずできるようになると、何でも分かるようになるんじゃないかな。やっとその辺に到達した感じですね。

 
 「世の中にはまだまだ知らないことがたくさんある。自分はまだまだ至らない存在である」ということを忘れず、謙虚な気持ちでいることが人が成長するためには大事なことのようです。

 このお話の中の、「無とか空になったらみんなわかる」という言葉は、生命がけで仕事をしてきた人だからこそわかる境地なのだろうと思います。

 ある日船井に、「会長が本に書かれているような『人として大事なこと』を、頭では分かっていても、実際にそれを会社や社会の中で実践することは、まだまだ勉強途中の人にとっては難しい場合が多くあると思います。たとえば経営の世界も厳しい世界ですが、どうしたら「よい思い」を持ちながら、実践し、経営者としても成功することができるのでしょうか」と質問したことがあります。

 すると船井は、「『ええかっこう』しないことだね」と一言教えてくれました。

 その一言を聞いて、はじめはどういうことかな? と思ったのですが、『ええかっこう』は、自分をよく見せたいと思ったり、人によく思われたいと思う自分の「エゴ」で、そのようなよけいな考えを持たず、目の前のことに「無」になって注力できるかが、成長できるかできないかの違いだと船井は言っているように感じました。

 無になるということは、他によけいなことを考えず、目の前のことを一生懸命に取り組むことだと思います。船井のまわりにいる「超プロ」の方のお話しを伺っていても、みなさん同じようなことをおっしゃいます。仕事が大好きで、人の何倍も情熱を注いで仕事をしている人が多いように思います。「無」の状態で物事に取り組むとき、人は自分の真の力を発揮でき、そしてより成長することができるようです。

 そして、無になって物事に取り組むことを続けていると、自然と「すべてを知っている超意識」につながることができ、自分の内側から答えが見つかるような状態になっていくのだと思います。

 
        雨の日のツツジ
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Profile:相澤智子(あいざわ さとこ)

船井家の愛犬ゴンちゃんと一緒に。

1981年仙台市生まれ。6年間美容室に勤務後、一転して、2008年に船井幸雄グループに入社。学生時代から、船井幸雄の著書を愛読し、2007年の「船井幸雄オープンワールド」に参加。その後、すぐに「にんげんクラブ」に入会。2009年11月より、(株)船井本社の熱海本社にて、船井幸雄の秘書業務に携わる。現在、大好きな船井幸雄のそばで、いろいろな刺激を受けながら楽しく働いている。好きなものは、音楽鑑賞、ジブリ映画、犬。



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