船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。

書:佐野浩一
船井幸雄グループ社員の日々もの思ひ、考へる あの社員の一日を公開!
出雲大社について
2013.3.6(Wed)
社名:(株)船井本社 秘書室 『船井メールクラブ』事務局
名前:間山 八月

写真1 出雲大社御仮殿

写真2 出雲大社御本殿

写真3 「島根県立古代出雲歴史博物館」にて

写真4 「島根県立古代出雲歴史博物館」にて

写真5 「島根県立古代出雲歴史博物館」にて

写真6 出雲大社御仮殿注連縄

写真7 出雲井社

 皆様、こんにちは。(株)船井本社の間山です。
 3月に入りましたね。まだまだ寒い日もありますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 さて、先月、出雲大社に初めてお参りに行ってきました。(写真1 出雲大社御仮殿)
 出雲大社は、現在60年ぶりの遷宮の準備中で、来る5月10日に行われるご祭神の大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)が御本殿に戻られる本殿遷座祭にて遷宮がほぼ完了するようです。
 私がお参りをしたときにはまだ本殿は囲いで囲われていましたので、遠くから眺めるだけで帰ってきました。(写真2 出雲大社御本殿)

 出雲大社を訪れてみて最初に感じたことは、圧倒されるような存在感と堂々とした風格でした。
 ご祭神は大国主大神であることや縁結びの神社として有名なことは知っていましたが、昔は今よりずっと大きかったという御本殿のお話や、大きな注連縄、立派な千木(ちぎ)など、いざお参りしてみるといろいろ気になることが出てきました。
 そこで、今回出雲大社についてちょっと調べてみました。(超初心者レベルのため、すでにいろいろご存知の方には申し訳ありません。)

●出雲大社の建立について
 「古事記」にその創建が記されているようですが、歴史的にはまだはっきりとした時期はわかっていないそうです。
 そもそも「古事記」は西暦712年に作成されたもので、上巻である神々の世界の中に出雲大社の主祭神である大国主大神の国譲りの話が登場しますので、神々の世界の頃にはすでに実在していたのではないかと思われます。

●本殿の大きさについて
 現在の御本殿は1744年につくられたもの(国宝)で、高さが24メートルあるそうですが、昔は今よりはるかに大きかったようです。
 平安中期の970年に記された「口遊(くちずさみ)」(児童向けの学習教養書)に、「雲太、和二、京三(うんた、わに、きょうさん)」という表記があり、「出雲大社が1番、東大寺大仏殿が2番、京都御所の大極殿が3番」という意味だそうで、当時の大きさは48メートル(現在のビルで16階建相当)もあったのではないか、と言われています。
 その証拠として、2000年〜2001年に出雲大社境内より杉の大木3本を1組にした直径が約3メートルにもなる巨大な柱が3ヵ所で発見されたそうで、これは鎌倉時代前半に造営された本殿を支えていた柱の可能性が高いそうです。
 そして古代には、なんと、96メートル(現在のビルで30階建相当)もあったのではないか、との噂もあるそうです。今と違って山くらいしか高いものがなかった古代に96メートルの建物があったかも知れないなんて、どれだけの存在感があったことでしょう。古代のロマンを感じます。(写真3 「島根県立古代出雲歴史博物館」にて)

●千木(ちぎ)と勝男木(かつおぎ)について
 神社本殿の屋根の上に乗っている飾りのようなものが千木と勝男木です。伊勢神宮は両手を広げたようなV字型でしたが、出雲はX字型の千木が乗っていました。とてつもなく大きい千木でした。出雲大社の隣にある「島根県立古代出雲歴史博物館」に、昭和の遷宮まで屋根を飾っていた千木が展示されていましたが、その大きさはなんと、千木の長さ8.3メートル、重さ500kg、勝男木は長さ5.45メートル、重さ700kgという巨大なものでした。これらは杉を削り出したもので、銅版がまかれていたそうです。(写真4 「島根県立古代出雲歴史博物館」にて)(写真5 「島根県立古代出雲歴史博物館」にて)

 このX字の千木は、よく見てみると関東の神社でも見ることができます。例えば、日月神示で有名な(?)成田市にある麻賀多神社とか、茨城県鹿嶋市の鹿島神宮などもそうだったような記憶があります。

●巨大な注連縄
 出雲大社の象徴でもある、大きな大きな注連縄。実際に近くで実物を見たときにはあまりの大きさに圧倒されました。中でも神楽殿の注連縄がとくに大きく、重さ5トン、長さも13メートルもあり、日本最大級だそうです。
 出雲大社の注連縄は左から右にねじってあって、一般的な右からのねじり方とは逆のようです。注連縄とは現世との結界を示すものなのですが、どうして逆にねじってあるのかとても不思議だと思いました。(写真6 出雲大社御仮殿注連縄)

●縁結びの由来
 通常10月は神無月(かんなづき)といいますが、出雲には10月に全国から神様が集まるので、神在月(かみありつき)というそうです。八百万の神様方が「結び」について会議をするところから、縁結びといわれるようになったようです。結ばれるのは男女の縁だけではなかったんですね。

●二拝四拍手一拝のルール
 神社では、二拝二拍手一拝が一般的な参拝の作法といわれていますが、出雲大社では、二拝四拍手一拝が正式な作法となっています。昔は神社によって参拝作法もいろいろあったようですが、明治時代になって二拝二拍手一拝に統一されたようです。古い神社では昔の方法が正式とされているところもあるそうなので、出雲大社では古くからこの作法で参拝されていたのではないかと思います。

●摂社や末社など
 出雲大社の境内や近隣には、御本殿以外にもたくさんの見所があります。神在月に神様方が宿るとされる十九社や、かつて出雲大社の祭事を千家国造家とともに行っていた北島国造家、また地図にも乗っていませんが岐神(くなどのかみ)を祭った出雲井社(いずもいのやしろ)など、大社の近くにも歴史を感じるところがたくさんありました。(写真7 出雲井社)

 以上、調べれば調べるほど、次の秘密の扉が開いていくような気がします。出雲族と天孫族の関係などは謎が深そうですよね。これをきっかけに古事記(西暦712年)より前の古代日本についてもっと知りたいと思いました。ありがとうございました。


7周目:「小さな命と向き合うこと」
8周目:「おかと高江洲先生」
9周目:「墓参りについて」
10周目:「健康って本当にありがたい」
11周目:「銭湯にはまっています」
12周目:「最近感動したこと」
13周目:「オープンワールド 今年でファイナル!?」
14周目:「東経135度+αの旅で感じたこと」
15周目:「東経135度+αの旅で感じたこと 《その2》」

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