もうすぐお正月!おうちでできる禊で新しい年を迎えよう!
古神道研究家・暁玲華さん
2022年も師走に入り、あっという間の1年でしたね。
新しい年を迎えるにあたり、過去の全てを祓ってみましょう。
今日は、おうちでできる祓い方をご紹介します。
【水】
水で祓うことは「禊」といって、神道でも基本の祓いの方法です。禊の場合は、海水で払い、真水で払い、沐浴をするという三段階になっています。
これを、自宅でする場合は、まずあら塩を足や肩になで、その後シャワーで流します。足は邪気が抜けるので塩のすり込みは効果があるのです。肩も霊がのる場所ともいわれているので、肩にすり込みます。この塩は酢でも代用され、酢を洗面器にいれて足をつけ、洗面器に酢をいれたお湯で肩から流すと、霊的な邪気は一気に祓うことができるのです。
次に真水ですが、これは普通にシャワーで流すとよいです。
頭から浴びると髪や頭を流せるので、お祓い効果も高いでしょう。お湯でいいのですが、冷水だと、禊効果も高まります。この時に、天津祝詞や祓いの詞「祓いたまえ、きよめたまえ」と唱えると良いでしょう。
この後は沐浴ですが、これは入浴でよいのです。冷水を浴びた後は湯舟に入りましょう。薬草、ハーブ、入浴剤、などを使用すると、沐浴効果は高まります。日本だと、五月に菖蒲、冬至にはゆず湯が良いでしょう。
この3種類の水の祓いが禊としてはすぐにできる方法です。
他にも、水道水は流水なので、手をよく洗うと祓いになります。身についたケガレは自分の想念が重いオーラのようにたまっています。このオーラのエネルギーを水が吸い取って流してくれるのです。
神社の周囲には堀とまではいかなくても、溝や小川が流れていることが多いです。これは、神社の境内の中の気を清めるために、常にこの重いオーラのような気を吸い取って流してくれているのです。
【塩】
塩は自宅でも様々な利用法があります。禊に使う方法は身のケガレをしっかりとってくれます。この場合、粗塩がよいです。ボディーブラシでゴシゴシと擦るくらいが、汚れが落ちてよいでしょう。また、盛り塩は場に結界を作り浄化作用があります。波動を上げたい物の四隅に盛り塩をするとよいでしょう。また、年末は玄関の外に一対の祓え塩を盛りましょう。ケガレをもつ来客を防ぐことができます。玄関の内側の場合は清め塩といって、部屋を清めます。
塩は細かいものは舐めると気が戻ります。粗い塩は破邪専用なので、外に使うのです。
食塩や精製されたものに、清めの効力はないので天然のものを使いましょう。
【年末年始】
年末は大掃除の季節です。竹ぼうきなど、枯れた草のものを使うと、ほこりやよごれだけでなく、ケガレの想念オーラも祓ってくれます。エネルギーを祓うのが一番大事なので、リース、注連縄、和紙など、枯れた植物の製品を利用します。
掃除は、トイレ、お風呂、水回りから先に手をつけ、段々軽くして、大晦日の最後は乾拭きだけでいいような段取りが望ましいです。水の汚れが最もエネルギーとしてケガレになっているからです。
冬至が近づくと、太陽を象徴する丸いものが縁起がよく、柚子や蜜柑、カボチャなどの橙色の果物は健康運や金運を、年末のクリスマスケーキ、そして、丸餅などで円満で幸せな家庭運を引き寄せます。
枯れた植物は過去のケガレを祓い、常緑の松や榊は未来の希望になる神様を降ろします。年末年始はこの植物の使い方で、時間を切り替えるのです。
初日の出は貴重です。朝日のエネルギーを古代の巫女は口を開けて吸い込んだそうです。全身で朝日のエネルギーを吸いこむつもりで、自分のオーラを輝かせてみましょう。
2023年も心機一転して、爽やかにはじまることでしょう!
古神道研究家。千葉大学工学部建築学科卒。大学時代から興味のあった世界の古代宗教を研究する傍ら、日本の神道や陰陽道、民間呪術等に精通する。
神主の資格を持ち、風水師、スピリチュリストとしても活躍。パワースポット研究の第一人者として雑誌、ラジオ、テレビなどに出演。アプリやWEBサイト「暁 玲華99年に一人の霊視力」等がある。
著書に「幸せを呼び込むパワースポット」( 集英社)、「鎮宅霊符カード」(VOICE)、「おはらい88の作法」(アスペクト)植物で開運! かざるだけでOK ガーデニング風水(ビジネス社)、「神さまとつながる開運の作法: サインはいつも、送られています。 (王様文庫)他多数 。
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