
トップが語る、「いま、伝えたいこと」

私が長年親しくお付きあいいただいている女性に榊原節子さんがいます。
才女です。英語は同時通訳できるくらい上手だし、美人です。皇后さんの従姉妹という名門の出身で、父上は東大教授、御主人は有名な医師という方ですが、彼女は数学にもメッポウ強く、資産運用や投資のプロとしても有名な人です。
先週、彼女から『カモにならない投資術』(太陽企画出版 12月22日刊)という最近著をちょうだいしました。
この本のオビには以下のように書かれています。
【カモにならない投資術 目次】
第1章 マネータイプを知ってお金管理を始めよう
第2章 投資の成功は投資以前に決まる
第3章 「負けじと打つ」投資を心がけよう
第4章 お金の失敗はこうして克服する
第5章 人的資産をどんどん増やしていこう
また、彼女の私あての本とともに送られてきた手紙には、つぎのように書かれていました。
12月18日付けで『カモにならない投資術 ―― 人生後半からの負けないお金哲学』を上梓しました。
編集者からのコメント
銀行や証券会社などの金融機関に
長い間「カモ」にされてきた日本の投資家。
欧米資産家の投資ノウハウに精通した著者が、
そんな日本人に「カモにならない」ための
賢いお金の管理と運用の最重要ポイントと、
充実した人生を送るために欠かせない
「お金哲学」を書き下ろした
画期的な投資入門書
カモられてもカモられても、なお「カモになります」と手を挙げてきたお人好しなカモネギ投資家たち。彼等になんとか眼を覚まさせ脱皮を促したく思って書いた本です。今まで投資をしたことがない人にも役立つ内容となっています。厚かましいお願いで恐縮ですが書評などにとりあげられるようご手配いただければ幸いです(転載ここまで)。
そこで先週、一気に読んでしまいました。
経営やお金のことには詳しい。しかし投資は下手で失敗投資の方が多い私には本当に参考になりました。投資哲学が私にはなかったといえそうです。これからは多分上手になるでしょう。ともかく自分が投資に下手だった理由が分ってびっくりしました。
同書のまえがきの彼女の文の一部を紹介します。
天才プロゴルファー、タイガー・ウッズ。彼が幼少の頃から父親に手ほどきを受け、また同時に精神面でも厳しく鍛えられた話は有名である。この父親はタイガーにお金の扱い方も教えた。プロに転向してスポンサーとの巨額契約を次々と結び賞金が入り始めた頃、彼は口を酸っぱくしてタイガーに言い聞かせたそうだ。「××は素晴らしい人間であり優れた選手だったが経済観念がなかった。だから今でも苦労している――」。忠告に応えタイガーは貯金をし、投資を行なうようになった。
父親はタイガーに投資のアイディアを提案させ、それを信頼できるファイナンシャルプランナーと共に実行させている。積極的な社会貢献を促したのも父親だった。その一例が2006年5月にオープンした「タイガー・ウッズ学習センター」。子供にゴルフだけでなく教育の場まで与えるという、父子で温めてきた夢であった。
タイガーの幸せはゴルフだけでなく、トータルにお金の扱い方、「お金に関する知恵」を教えてくれた父親、すなわち優れた師匠に恵まれたということではないだろうか? こんな師匠がそうそういるはずもない。だったらそれに代わる本を書いてみてはどうかと考えた。
タイガー親子のような「お金哲学」を持たないばかりに方向性を見失い、金融機関にカモにされるばかりの人たちは多い。どうお金を扱ったらいいのか。どうしたらお金は貯まるのか。どうしたらそこそこのリターンをあげていくことができるのか。お金と幸福の関係、また自分にできる社会貢献は? こうした疑問を常々考えていたのでこれを機会にまとめてみた。投資に関する英国王室や先人たちの知恵、お金に関する現代心理学の実験結果も併せてご紹介する。
「お金のことを考える」は「お金オンリー」になることではない。むしろ逆で、お金に煩わされたり支配されたりすることから解放され、自分の好みのライフスタイル、自分のライフデザインにそった生活が心おきなくできるように、お金のことを深く考え、お金にお金を生ませるように活かしてあげるのである。
私たち現代人ほぼ全員がお金情報の氾濫のなか「なんとかしなくては」と思いつつ、時間欠乏症に悩み、お金のこと、資産のことを後回しにし続けているのではないだろうか。各筋からのお誘いや情報に振り回されることをやめ、主体的に取り組み始めよう。きっと心もスッキリするに違いない(転載ここまで)。
ぜひこの『カモにならない投資術』を読み、皆さんも、投資についていままでよりは上手になってください。どんな人も、これを読み、実践すれば上手になれる本だ・・・と思ったので、自らの不勉強への「びっくり」とともに紹介しました。
=以上=

2006.12.26:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】船井総研年末研修会講演レジュメ
2006.12.22:【先週のびっくりより】「聖なる植物」アヤワスカについて
2006.12.19:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】話題の日、2012年12月22日の意味すること
2006.12.15:【先週のびっくりより】中国の環境問題など
2006.12.12:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】心は大切、ガンをつくるのも治すのも心らしい
2006.12.08:【先週のびっくりより】体調急回復
2006.12.05:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】ガンを克服したある友人からの手紙
2006.12.01:【先週のびっくりより】日本は近々国家破産する

ライフカラーカウンセラー認定協会 代表
1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。 2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。 講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。
著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』

