日日日是好日 〜熱海だより〜 -熱海秘書　相澤智子-

このページは、２００９年１１月から（株）船井本社　熱海本社で船井幸雄の秘書として勤務することになった相澤智子（あいざわ　さとこ）によるコラムページです。
日々、船井幸雄やまわりの人たちと接する中で気づいたこと、学んだことなどを皆さまにお伝えしていきます。

みやこわすれ

　皆さまこんにちは。
　新緑が美しい季節です。桜が終われば新緑‥と目を向ければどの季節にもそれぞれによさがあります。暑くもなく寒くもなく、過ごしやすい爽やかなこの季節を満喫して過ごしたいですね。

　さて、アンジェラ・アキさんの「手紙」という曲をご存知でしょうか。この曲は１５歳の頃の自分が悩みや思いを未来の自分に宛てて手紙を書くという内容の曲です。ＮＨＫの全国学校音楽コンクールの課題曲にも起用されました。中学生の多感な時期の、いろんなことに悩んだり一生懸命だった気持ちが歌詞に書かれていて、聴いているとその頃を思い出し胸がいっぱいになる曲です。

　もし、昔の自分に話しかけることができるとしたら、どんなことを伝えたいですか？「遊んでばかりいないでもっと勉強したほうがいいよ」とか、「もっといろんなことに挑戦するといいよ」などいろいろあると思います。私はもし、昔の自分に話しかけることができるとしたら、「船井の本を読んでみるといいよ」と伝えると思います。自分もそうでしたが、「どんな生き方が正しい生き方なのか」、「本当に大事なことは何なのか」ということを知りたいと思っている学生はたくさんいると思います。そして、多くの人は正しいことを言ってくれる大人や尊敬できる人に出会いたいと思っているのではないかと思います。そういう人に出会うと、勉強する意味や、仕事をすることの意味が見えてくるように思います。私は学生時代、船井の本に出会い、多くのことを学びました。
　「どんな仕事でも成功するには人間性が大切であるということ」や、「一人だけの成功はほんとうの意味の成功ではなく、自分とまわりの人すべてが成功し、イキイキいつも笑顔でいられることが本当の意味での成功や幸せである」という言葉がとても印象的でした。そして、大事なことを知ることで、それまでゆらゆらしていた心の中に芯ができて、心がぶれることが少なくなった気がます。そして人が生きていく上で大事なことをきちんと伝えてくれる人がいることがとても嬉しかったのを覚えています。

　船井の著書に『１３歳からのシンプルな生き方哲学』(マガジンハウス刊)という本があります。この本は、学校では教えてくれない『本物』の大人になるための成功哲学が書かれた本です。よりよく生きるために知っておいたほうがいいことや、人が生きていく上で大切なことが１３歳の人にもわかるようにシンプルに書かれています。とても分りやすくて、それでいて奥が深く、大人が読んでもとても勉強になる本です。自分がもし今中学生だったらぜひ出会っていたいと思う本であり、もし自分のまわりに学生の人がいたらぜひお勧めしたい本です。大事なことを知りたいと思っている方がいましたら、この本をお勧めします。読みやすく、きっと大きな発見があると思います。


＊季節の花＊

　熱海事務所には、今「みやこわすれ」という花が咲いています。細い茎に紫、白、ピンクなどの小さな花が可憐で、見ているととても癒されます。
　どこかさみしげな名前ですが、この花の名前の由来は昔、順徳天皇が佐渡に流されていたときに、この花を見て「今日からはこの花を見れば都のことを忘れることができる」と言ったことからきているそうです。お庭に咲く小さな花の名前にもこんな歴史があるのだなとしみじみ感じました。

みやこわすれ（白）

てんとうむしがいました