“超プロ”K氏の金融講座

このページは、舩井幸雄が当サイトの『舩井幸雄のいま知らせたいこと』ページや自著で、立て続けに紹介していた経済アナリスト・K氏こと
朝倉 慶氏によるコラムページです。朝倉氏の著書はベストセラーにもなっています。

2025.11
物価高は加速する

「インフレは一度始まると止まらない」時代が来ました。最近、「物価が高くなった」「生活が苦しくなった」という声を本当にたくさん聞きます。食品、外食、光熱費、ガソリン、家賃……どれを見ても、値上がりを実感せざるを得ません。しかしはっきり言いましょう。今起きている物価上昇は“序章”です。これから本格的に加速していきます。ニュースでは「物価はそろそろ落ち着く」と言われていますが、朝倉はそうは見ていません。今の日本経済の流れを一つ一つ見ていくと、むしろこれからの方が物価高の本番です。なぜ物価高は止まらないのでしょうか? 理由は大きく3つあります。難しく聞こえるかもしれませんが、内容はとてもシンプルです。

@ 人手不足で賃金が上がる
 日本では働き手が足りません。特にサービス業・物流・介護・建設・飲食では、深刻な人手不足です。人手が足りない以上、賃金を上げてでも人を集めるしかありません。そして賃金が上がると、企業はその分を商品・サービスの価格にのせざるを得ない。→ 賃金の上昇価格の上昇 これがこれから一気に始まります。

A コスト上昇が止まらない
 エネルギー・食料・原材料は、世界中で値上がりしています。円安もあり、輸入品は今まで以上に高くなっています。企業はもう限界まで値上げを我慢してきました。しかしそろそろ限界です。→ これから本格的に“値上げドミノ”が始まる

B 補助金で物価を抑えている“反動”が出てくる
 政府はガソリン・電気・ガスなどを補助金で抑え込んできました。本来ならもっと高いはずの価格を、人為的に下げていたのです。しかし補助金には期限があります。どこかで縮小・終了すれば、一気に価格が跳ね上がります。→ 「抑えてきた物価が跳ね返る時期」が必ず来る

 つまり、いよいよ本格的なインフレ時代が来る。
 整理すると、流れはこうです。
 ・人手不足 → 賃金上昇
 ・コスト増 → 値上げ必須
 ・補助金終了 → 価格の“反動上げ”
 つまり、物価を押し上げる要因が3つ揃って同時に動き出す。これがインフレの加速です。

 最も重要なメッセージとして私が今回どうしてもお伝えしたいのは、「今がピーク」ではなく「ここからがインフレの本番」ということです。ここを読み間違えると、家計・投資・仕事の判断を間違えます。

 ではどうすればいいのか? 今回のコラムで断言したいのはこれです。インフレの流れはもう止まりません。だから“インフレ前提で生き方・働き方・お金を考える時代”が来た。
 つまり、価格はこれからも上がる、賃金は少しずつ上がるが、追いつかない人も多い、「現金だけで守れる時代」は終わりつつあるという現実がやってきます。

 物価が上がってきた今は、「ようやくインフレになってきたな」と感じている人が多いでしょう。しかし、本当の姿はこうです。今の物価高は“始まりにすぎない”。これから本当のインフレ時代が始まる。この流れを読み、“インフレ前提の人生設計”をしている人と、“デフレ感覚のままの人”では、これから人生の差が大きく広がっていきます。
 どうか、しっかりシートベルトを締めてこの大混乱を乗り切ってください。決してこれから来る想定を超える物価高の時代を甘く見ないでください。


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暴走する日銀相場『大恐慌入門』(2008年12月、徳間書店刊)に引き続き、『恐慌第2幕』(ゴマブックス刊)が2009年5月に発売。その後 家族で読めるファミリーブックシリーズ『日本人を直撃する大恐慌』(飛鳥新社刊)が同年5月30日に発売。さらに2009年11月には、船井幸雄と朝倉氏の共著『すでに世界は恐慌に突入した』(ビジネス社刊)が発売され、2010年2月『裏読み日本経済』(徳間書店刊)、2010年11月に『2011年 本当の危機が始まる!』(ダイヤモンド社)を、2011年7月に『2012年、日本経済は大崩壊する!』(幻冬舎)を、2011年12月に『もうこれは世界大恐慌』 (徳間書店)を発売、2012年6月に『2013年、株式投資に答えがある』(ビジネス社)を、2012年10月に朝倉慶さん監修、ピーター・シフ著の『アメリカが暴発する! 大恐慌か超インフレだ』(ビジネス社)を発売。2013年2月に『株バブル勃発、円は大暴落』(幻冬舎)を、2013年9月に『2014年 インフレに向かう世界 だから株にマネーが殺到する!』(徳間書店)を 、2014年7月に『株は再び急騰、国債は暴落へ』(幻冬舎)を、2014年11月に舩井勝仁との共著『失速する世界経済と日本を襲う円安インフレ』(ビジネス社)を発売、2015年5月に『株、株、株!もう買うしかない』を発売、2016年3月に『世界経済のトレンドが変わった!』(幻冬舎刊)を発売、最新刊に『暴走する日銀相場』(2016年10月 徳間書店刊)がある。

★朝倉慶 公式HP: http://asakurakei.com/
★(株)ASK1: http://www.ask1-jp.com/

Profile:朝倉 慶(あさくら けい)

K朝倉慶経済アナリスト。 株式会社アセットマネジメントあさくら 代表取締役。 舩井幸雄が「経済予測の“超プロ”」と紹介し、その鋭い見解に注目が集まっている。早い時期から、今後の世界経済に危機感を抱き、その見解を舩井幸雄にレポートで送り続けてきた。 実際、2007年のサブプライムローン問題を皮切りに、その経済予測は当たり続けている。 著書『大恐慌入門』(2008年12月、徳間書店刊)がアマゾンランキング第4位を記録し、2009年5月には新刊『恐慌第2幕』(ゴマブックス刊)および『日本人を直撃する大恐慌』(飛鳥新社刊)を発売。2009年11月に舩井幸雄との初の共著『すでに世界は恐慌に突入した』(ビジネス社刊)、2010年2月『裏読み日本経済』(徳間書店刊)、2010年11月に『2011年 本当の危機が始まる!』(ダイヤモンド社)を、2011年7月に『2012年、日本経済は大崩壊する!』(幻冬舎)を発売。2011年12月に『もうこれは世界大恐慌』(徳間書店)を、2012年6月に『2013年、株式投資に答えがある』(ビジネス社)を、2012年10月に朝倉慶さん監修、ピーター・シフ著の『アメリカが暴発する! 大恐慌か超インフレだ』(ビジネス社)を発売。2013年2月に『株バブル勃発、円は大暴落』(幻冬舎)を、2013年9月に『2014年 インフレに向かう世界 だから株にマネーが殺到する!』(徳間書店)を 、2014年7月に『株は再び急騰、国債は暴落へ』(幻冬舎)を、2014年11月に舩井勝仁との共著『失速する世界経済と日本を襲う円安インフレ』(ビジネス社)を発売、2015年5月に『株、株、株!もう買うしかない』、2016年3月に『世界経済のトレンドが変わった!』(幻冬舎刊)を発売、最新刊に『暴走する日銀相場』(2016年10月 徳間書店刊)がある。

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