トップが語る、「いま、伝えたいこと」

このページでは、舩井幸雄が（2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が）いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。

毎週月曜日定期更新

2005年10月26日

「すなお」に「よく働く人」がもっともすばらしい

　先週（１０月１９日）のこのページで、１０月３日、４日の２日間「本物クリニックセミナー」に参加してくれた吉田義幸さんが、彼の出している『よしだ学校』の巻頭言に書いた文章をそのまま転載しました。彼はもと船井総研の社員で、いま独立して経営コンサルタント会社をやっていますが、よくがんばっています。
　ところで、今回はやはりこの本物クリニックセミナーに参加し、吉田義幸さんと親しくなった甲斐　哲さん（富士市在住、大手企業の社員、「幸塾」という毎月私宅で行なっている塾の塾生で、本当にすなおな好青年です）から私あてに来たお手紙を公開します。（もちろん甲斐さんの了解を得ました。）
　私は、このお手紙をみて、どうしてもここへ載せたくなったので、甲斐さんを説得しました。原文のままです。
　まずお読みください。

船井幸雄先生
拝啓　先日の本物クリニックツアーはとても楽しかったです。今回が最後かもしれないと聞き、とても残念に思いました。自分のような者が船井先生と接する機会はあまりありませんので、ツアーがまったくなくなってしまうと、さびしくなります。その分、幸塾には、毎月参加するようにしたいと思います。今回のツアーでは、とても印象に残った参加者の方がいました。それは吉田義幸さんです。参加者名簿を見ると経営コンサルタントとありましたので、気になっていたのですが、自己紹介の時、元船井総研だったと聞き、ぜひ一度お話したいと思っておりました。そうしましたら、モクモク手づくりファームの朝食で、吉田さんと向かいの席となることができまして、お話することができました。入社したのは船井総研が上場前の時だとおっしゃっていました。
「一番大変な時だったのですね。佐藤芳直さんの本で、ものすごく働かされたとあったのですが、吉田さんも同じように働かされたのですか」と聞くと、
「自分は佐藤さんの下で働いていました」とおっしゃったので、「えー、すごい」と思いました。それにしても、一週間家に帰れなかったと聞いた時は、さすがにびっくりしました。また、先輩方にボロクソ言われ、悔しさのあまりトイレに入って一人で泣いたこともあったとおっしゃっていました。
　それを聞いて吉田さんがとてもかわいそうに感じ、自分も思わず泣きそうになりました。でもやめた今でも、船井先生、小山社長が、「何かあったらいつでも来なさいよ」と言ってくださるのでとても感謝しているとおっしゃっていました。
　自分が「富士に住んでいる」と言うと、富士には月２回位来られるとのことでした。　とんかつの「かつ政」が顧問先と聞いた時はびっくりしました。自分が富士で一番おいしい飲食店だと思っていた店がとんかつの「かつ政」だったからです。一度しか行ったことはないのですが、あんなにおいしいとんかつを食べたのは、初めてでした。お客さんの数の多さにもびっくりしていました。吉田さんが経営指導されていると知り、納得しました。
　また、早々にお便りもいただきました。素晴らしい方と出会えて、ツアーに参加して本当によかったなと思いました。
　「船井幸雄オープンワールド」の１０日の日に参加しました。船井先生が今年でオープンワールドをやめると宣言なさったのには驚きました。ツアーの時、そのようなことをお話されていたので、もしかしたらとは思っていたのですが、隣に座っていたお客さんも「えーっ！」と絶句していました。オープンワールドまでなくなると、ますますさびしくなりますが、ありがとうと前向きにとらえたいと思います。
　今、船井先生の最新刊「にんげん」を読んでいます。実は自分、プレアデス人に強い憧れをいただいていたのですが、船井先生がプレアデス系のマスターだと書かれてあるのを見て、自分が船井先生に惹かれる理由がわかったような気がしました。自分も本質がプレアデス人だったらなと思います。アセンションも心の中ではそういうことが起こって欲しいと思っていただけに、船井先生が起こりそうだとおっしゃってくれますので、うれしいかぎりです。　
　ただこういう事ばかり追いかけていますと地に足がつかなくなる恐れもありますので、目の前の仕事もしっかりと行ないたいと思います。それでは船井先生、またお便りいたします。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　敬具

　これをみると、船井総研で、私が経営者としてどのような人づくりをしてきたかが分ります。しかしわれながらびっくりしました。私は自分が１３才ころから休みなく働いてきたので、人を働かせるのが好きなのかもしれません。
　ともかく、私は「すなおな人」「働く人」が好きなのです。それらの人が、世の中をよくする原動力だと思うからです。そのためのくせづけを私自身だけでなく、周りの人にも強いてきたようで、「悪かったな。しかし結果としては良かったようだよ」という気持でおります。
　ぜひ「すなお」と「働くこと」のよさを読者にも知ってほしいと思います。

追伸：１０月１１日の消印で、匿名でファンレターをくださった北陸にお住まいの２２歳の学生さんへ。精神世界やこれからの世界のあるべき状態について、真剣によく勉強をされているようですね。ただ人間にとって、とりあえず大事なことは、働いて、自らかせいで生きていくことです。こちらにも全力投球してくださいね。手紙を読ませていただきましたことをこの場をお借りして、お伝えいたします。よろしく。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＝以上＝