
トップが語る、「いま、伝えたいこと」

8月9日に医師に告げられました。
「舩井さん、あなたのような冬に生まれた人は夏には弱いんですよ。くれぐれも注意してくださいよ。」「ところで、明日(8月10日)、明後日(8月11日)が今年でもっとも暑い日だと、ほぼ分っています。多分、涼しい熱海でも35℃にはなるでしょう。そしてそれから1週間ぐらい猛暑(熱海で32−34℃ぐらい)が続きそうですよ。あなたは病人、いま体力が落ちています。しかしこれから10日間をのりこえたら少しは楽になりますよ。大変でしょうが、充分に注意してのりこえてくださいね」と。
たしかに辛い。きのう(8月10日)は食事以外は水とOS−1(経口補水液)をできるだけ服み、クーラーを小きざみに付けたり消したりして一応はのりきりました。
きょう8月11日も、同様にしようと思っています。
数年前までの病気知らずの時は、夏に弱い私も、猛暑の夏でも平気でした。
それがここ2−3年、特に今年はどうにもなりません。
医師の言によると、体力が落ちているかどうかは、特に暑い日をどう感じ、その時どう対処するかにかかっているとのことです。
だから天候のことなどについて、名医は非常に詳しいもようです。
それと夜、いかによく睡るかということらしいのです。
私は幸い、汗をかきながらも夜はよく睡ります。朝方、うとうとしてつい寝過ごすくらいですから、何とか後10日間くらいの猛暑ものりきる予定なのですが、「病人」「夏に弱い」「高齢=いま80才」のせいで、油断のできない日々を送っています。
私は今年になって、ほとんど字(原稿)を書けなくなりました。
それに活字が読みにくくなり、余り読まなくなりました。
TVも夜9時からのNHKと、10時からのテレビ朝日報道特集を少しだけみて、10時半にはBEDに伏せてしまいます(睡りに入ります)。
昼も余暇時間があると、BEDに横たわっています。
明らかに体力の衰えを自分でも感じています。
ただ汗を出すからか、水分をよく補充しています。
「夏に弱い病人の過ごし方」としては優等生ですよ。どうせ大した仕事はできないのだから……といって弱気になってはだめですよ。もうすぐ秋になり、涼しくなりますから、希望を持って日々を生きてくださいよ」とは、私の主治医の意見ですが、食欲があるのが幸せなことらしいです。
とはいえ、そんなに食事が進む方ではなく、何とか喰べているという日々です。
薬の類いはほとんど服んでは、おりません。
いま原稿を書いていますが、もともと字を書く、文章を書くのが仕事で趣味だった私は、1週間で、1冊くらいの本の原稿を書きあげていました。
過去の400余冊は、ほとんどこのようにして出した本です。
ところが、ここ1−2年、本の原稿を書く根気がありません。
レジュメまではつくるのですが、あとは放りっぱなし、多分、本にはならないでしょう。
これらは年齢(とし)のせいもあるもようですが、すべて体力の衰えというか、根気がなくなったからのようです。
名医に言わせますと、こんな時は、あくせくしないで、あるがまま、気楽に生きなさい……とのことです。ただ問題は、たえず希望をもって落ちこまないこと……ということです。
そういえば、毎朝、朝方に睡りが浅くなるのか夢をみます。そこでは第一線でばりばりと活躍中の私が毎回でてきます。
自分では、それは今後はムリだとは思いますが、その夢は決して不愉快なものではありません。そして元気が湧いてきます。
おもしろいものですね。
ともかく私は、それ以外は昼などはBEDに伏しても、睡りたいわけではないので、小説でも書こうと考えて、ネタ探しをしたり、サムシング・グレート(偉大なる存在)と「必要、必然、ベストの生き方」を話しあったりしています。
それで退屈はしませんが、決して楽に過ごしているのではなく、やはりカラダはきついですね。
ただ一つ、名医から言われたように「希望だけは、どういうことになっても持ちつづけることの必要性」だけはよく分ってきました。
以上、お見舞いをもらったり、多くの人から励ましのおコトバをちょうだいしますので、ありのまま書きました。
ただ、私個人の生き方、考え方を書いただけですから、もちろんありのままに書きましたが、その点、御了承ください。
人はそれぞれ別個の個性と生き方を持っています。もし参考になるところがあれば御参考になさってください。
なお、毎日が土曜日、日曜日のような日々を送っていながら、現実の土曜日、日曜日は私は決して好きでありません。
特にテレビをみると、平日のムダのない番組がなつかしく、土日にはテレビもほとんどみません。
それと平日退屈するとパソコンを眺めています。好きな情報がとり出せるのにはパソコンはよいですね。
以上、気ままで、昔はよく働いたが、いまは夏が弱く病人で、しかもかなり体調のよろしくない80才の老人(このコトバはきらいです)の日々のありのままを書きました。
ただもう少し経つと老人は「ただ静かに消えるのがよい」というような心境になりそうな気もします。
読者はお若い方が多いし、お元気なので、お分りにならないことも多く書いたと思います。すみません。
その点はお許しください。
=以上=

2013.08.19:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】『ザ・フナイ』を読もう
2013.08.12:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】夏に弱い病人の過ごし方
2013.08.05:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】来客とB=f(E・P)

ライフカラーカウンセラー認定協会 代表
1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。 2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。 講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。
著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』

