
トップが語る、「いま、伝えたいこと」

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お金のマトリックス表 『お金は5次元の生き物です!』より |
年末の相場は閑散としていて、さすがに上げ過ぎたとの反省から少しは下がりますが、高値安定で推移しています。年内に2万円台の大台に乗るのは微妙な情勢ですが、少なくとも年内にそれほど大きな下げはないのではと感じています。ただ、大激変のマグマを少しずつ貯めている感じもしますので気を付けたいと思っています。
変化が感じられるのが、いままで大騒ぎだったFOMC(連邦公開市場委員会)や日銀の金融政策決定会合の結果がそれほど重要視されなくなったことです。金融政策の時代は終わり、アメリカの新政権が一体どんな政策をやるのかを固唾を飲んで見守っている状態になりました。日本もいまのところ、新政権への市場の期待の恩恵を受けていますが、逆にいつ振れだすか心配です。
早いもので今年最後の「いま知らせたいこと」を書いています。今年の気付きとしては「意識の変容・拡大」を強く実感した1年となりました。もともと次元上昇ということには、関心がありましたが、今年スピリチュアルに偏らずに次元について深く学べたのは、若き物理学者の周藤丞冶さん、そして、はせくらみゆきさんの影響が大きかったと思います。
2014年に東京・青山ではせくらみゆきさんとはじめて一緒に『チェンジ・マネー』の出版記念セミナーをしました。1万円の高額なセミナーにもかかわらず、たくさんの方が集まってくださいましたが、実はまだその頃はせくらさんと一緒に仕事をすることに苦手意識がありました。
1996年にはせくらさんが父の著書『エゴからエヴァへ−地球が変わる・人類が変わる』の絵を担当した頃から、面識はありましたから、20年以上前からの知り合いです。つかず離れずながらご縁があったのにもかかわらず、この出版記念セミナーは少しギクシャクした感じがありました。そのあと、対談の機会などもありましたが、やっぱり多少の違和感がありました。
根本的なところでどこか話が噛み合わないのです。父も好きで私も長年関心のあった量子論をベースに、いつもはせくらさんはお話をしてくださいます。熱狂的な読者がいるはせくらさんのお話が著書で読むと納得するのですが、会話ではどうもしっくり入ってこず、いつも調和できない自分がいました。
ただ、この12月に2回の一緒のセミナーの機会を持ち、今回はのびのびとお話ができました。はせくらさんはお金のマトリックス表をお持ちになりました。(※右上の表参照)心豊か&モノ貧乏/心貧乏&モノ貧乏/心貧乏&モノ豊か/心豊か&モノ豊かの4つのゾーンを使ってお話をされた時に、はせくらさんは「自分はずっと心豊か&モノ貧乏のゾーンにいることで安心していました。でもいまは心豊か&モノ豊かの時代になり、自分も自身にそのことを許可できるようになりました」とおっしゃいました。
この話を聞いて、私が彼女にこれまでちょっとした違和感を持っていた理由が分かりました。はせくらさんはお金の大切さを説きながら、心の奥底ではずっと「清貧」をよしとされていた矛盾したオーラがあったのです。いまのはせくらさんは、自分にとって必要なお金を手にし、好きな場所で仕事をし、思い通りの住環境を引き寄せて、のびのびと活躍されています。ご本人もおっしゃっていましたが、「まちがった謙虚」という感覚を手放されたんだなと思いました。
にんげんクラブが主催で開催したセミナーでは宝くじの当たり方、経営者に常につきまとう資金繰りの心配、フリーランスの自分の値付けの仕方などなど、会場からはとても身近な質問が寄せられました。私は「腹黒い中年のおじさん代表」として、彼女のお金論について茶々を入れましたら、それがとても好評でした。はせくらさんが変わったように、中年のおじさんの方も、形だけではなく肚の底から目に見えない世界を理解するように変わらなければいけないことを実感しています。
この会でもお話しましたが、来年は、中小企業の経営者、サラリーマンにとってより厳しい年になると思っています。流れに抵抗せず、起こったことにどう対処すればよいのかだけに集中することが何より大事だと実感しています。はせくらさんも、「いまあなたの見ている現実は、ほんとうの現実ではないかもしれない。ストロボを焚いた瞬間のように時空を見ているかもしれない。時間も空間も意識というエネルギーであり、粒という現実がそこに存在します」と説明されていました。
来年は想像力をより高めて、想造力をしっかりと磨いていきたいと思います。みなさんにとっても良い1年になりますよう、心から祈念いたします。どうぞ、心静かなお正月をお迎えになられますように。
=以上=

2016.12.19:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】メシアメジャーからの黙示メッセージ (※舩井勝仁執筆)
2016.12.12:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】世界の流れを読むための必要条件 (※舩井勝仁執筆)
2016.12.05:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】中国の消費マーケット (※舩井勝仁執筆)

ライフカラーカウンセラー認定協会 代表
1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。 2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。 講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。
著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』

