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トップが語る、「いま、伝えたいこと」

このページでは、舩井幸雄が(2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が)いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。
毎週月曜日定期更新
2017年12月11日
船井信者 (※舩井勝仁執筆)

 アメリカがイスラエルの首都をエルサレムと認め、大使館を設置するという報道が流れ、中東情勢が悪化するのではという憶測から株価が一時大きく下げました。面白いのですが、時差の関係もあり、日本の相場が一番大きく変動した気がするのですが、ヘッジファンド等の投機筋からすると日本市場が一番動かしやすく利益を出しやすいということかもしれません。
 パレスチナや他のイスラム諸国で抗議の声が上がっていて、中東諸国やヨーロッパ各国等も非難の声を上げているというニュースが流れていますが、その割には、株式市場は順調に回復基調にあり、為替も有事の円買いの逆で、不思議な安心感から円安の方向に流れています。
 来年の5月にイスラエルへ行く「本田健・久米小百合と行く 遥かなるイスラエルへの旅」を企画しています。イスラエルの治安の悪化が予想されるので集客に影響が出たら困るなとも思いますが、ツアーで行くところは安全なところですし、現地でお世話になる旅行会社は経験豊富で万全の体制で安全を確保してくれますので、安心してご参加いただければと思います。逆に、これからの世界の行く末を見る上で、この時期にイスラエルに行くということはめったにないチャンスだととらえることもできると思っています。
 赤塚高仁さんのツアーで2度イスラエルにご一緒した人気ブロガーの滝沢泰平さんは、ブログ天下泰平の中で、今回のことは出口王仁三郎師が100年近く前に「霊界物語」の中で正確に予言しているという話を紹介されています。王仁三郎師は世界で一番古い国である日本と、世界で一番新しい国であるアメリカが対立する、そしてその解決法はという流れでイスラエルのことを取り上げているのです。霊界物語が100年近く前に書かれたときは、まだイスラエルという国は建国されていませんので、師の超能力のすごさが分かります。

 この辺りの秘密が今回のツアーで明らかにできればいいのですが、少なくとも、現代の国際秩序がどう成り立っているかは、イスラエルのことを学べばかなり理解できるようになります。そして、それに東洋諸国、中でも日本に一番残っている考え方である、力ではなく愛で世の中を治めていく手法をどう加味するかがポイントになると思っています。現在の力で治める手法の根幹をなす一神教が生まれた地イスラエルを理解すれば、日本が見えるようになります。
 相場の方は、しばらくはトランプ大統領を取り巻くいままでの考えで言えばエスタブリッシュではなくストレートに利益を追求するあまり、レベルの高くない金融勢力の阿吽の呼吸で特にアメリカの株価は上がっていくという副島隆彦先生の意見に私は賛成です。 ただ、先週年初から10倍になって1万ドルを超えたと騒がれていたビットコインの価格が16,000ドルを超えたようです。きな臭さがエルサレムだけではなく、金融市場にも忍び寄ってきているようなので、十分に気を付けていただきたいとは思います。

 10月にビジネス社から、亡き父・船井幸雄の新刊が発売されました。『【新装版】即時業績向上法〜「つき」を呼ぶ原則経営のすすめ』というタイトルです。平成元年前後、父は経営の成功も人生の幸せも「つき」が大きく関わっているということに着目して次々に本を執筆しました。
 「売れるタイトルの鉄板」として、ここ数年、「ツキを呼ぶ」というタイトルがついて世に送り出された本は50冊をくだらないと編集者に聞いたことがありますが、父はこのキーワードを30年前から大きく意識していたことになります。「ツキ」を本にまで書いてビジネスに活かすということを言い始めた元祖になるのかもしれません。
 この本が出た平成の頭は、父も本文の中で触れていますが、いわゆる「バブル」期。ベストセラーになった『即時業績向上法』の文字通り「新装版」ですが、今読んでも、驚くべき有効なスキルビジネスが満載であることを実感します。
 目次は「『つき』を呼ぶ船井流経営法」「船井流即時業績向上法」「非常時への対応」「船井流原理原則経営」「船井流経営法=ベーシック経営法の原理と手法」5つの章立てから成り立っていて、ビジネスにおける、父いわく「むずかしいことに突き当たったとき」の対処法が、盛りだくさんに書かれています。
 書店に行くと「○日でできる××法」「△時間でわかる□□」というような即効性、利便性をうたった実用書が花盛りです。なかには地に足の着いた良書もありますが、タイトル先行気味のものも失礼ながら散見されます。この本のタイトルである「即時」がどれだけ「即効」性があり、かつ、虚心坦懐に読むと、人生全般にじわじわとボディブローのように効いてくるか、私も一読者として実感しています。「即時」「向上」というタイトルに、誠実に挑戦しているのは、見えない読者にも「約束を守る」父の姿を感じました。
 最後にタニタの谷田千里社長が寄稿してくださっていて、(谷田さんは若いころ、船井総研にいらしたことがあります)父が提言していた「すなお、勉強好き、プラス思考」をどのように自身の会社の経営に生かしているかということをしっかり書いてくださっています。体脂肪計の成功から、「タニタ食堂」のヒットまでの、経営者としての葛藤と、どのように船井流経営法を生かしたかのストーリーも、皆さんにとっても興味深い箇所だと思います。
 最後の一文、「どうやら私はかなり重度な『船井信者』だったようです」に、思わず微笑んでしまいました。このコラムを読んでくださっている方には、本書はなじみのある1冊かと思いますが、是非再読していただけましたら幸いです。
                                            =以上=

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