トップが語る、「いま、伝えたいこと」

このページでは、舩井幸雄の遺志を引き継ぐ舩井勝仁と佐野浩一が、“新舩井流”をめざし、皆様に「いま、伝えたいこと」を毎週交互に語っていきます。
毎週月曜日定期更新
2021年1月11日
上へ!上へ!! (※佐野浩一執筆)

 みなさん、いつも「舩井幸雄ドットコム」をご愛顧いただきまして、ありがとうございます。本コラムは、まさにこのサイトの看板ページであり、舩井幸雄がそのとき、そのときに学んだこと、感じたこと、経験したこと、ルール化したことなどを綴っていました。その後を、舩井勝仁が継ぎ、彼の専門領域である金融や経済の最新動向をはじめ様々なトピックをご披露し、人気を博していました。
 この度、タイトルを『トップが語る、「いま、伝えたいこと」〜“新舩井流”をめざして〜』と模様替えし、舩井勝仁とともに、私、佐野浩一も隔週で書かせていただくこととなりました。経緯からすると恐れ多いトライアルとなりますが、なにとぞよろしくお願いいたします。
 さて、2021年の干支は「辛丑(かのと・うし)」ですね。舩井幸雄も大尊敬していた安岡正篤先生の「新装版 干支の活学」(新装版2015年プレジデント社刊)を参考にすると次のような意味があるそうです。

「辛」について
・下にあるエネルギーが上に出現
・上に向かって求め冒す
・その過程で「つらい」「からい」がある
・新しいと同時に「からい」という意味

「丑」について
・赤ちゃんが右の手を伸ばした姿
・曲がっていたものが伸びる
・始める、結ぶ、つかむ

 コロナ禍で厳しい一年の始まりを多くの方が感じられていると思いますが、ここからはなんとなく「上へ」という印象を受けます。「上へ」のイメージがありつつ、「新しい」「始める」という面もあり、それと同時に「つらい」「からい」がある……。
 いうまでもなく、この2021年は大転換期です!転換期だからこそ、下を向かずに上に向かって挑戦したいですね。上に手を伸ばして、何かをつかみたいですね!
 転換期の挑戦は、「つらさ」が伴います。負けてはいけません!新型コロナ感染拡大が続いていて、いよいよ首都圏1都3県に緊急事態宣言が発出されました。これから先が心配です。
 この先、マクロにどうなっていくのか……。バンガード・インベストメンツ・ジャパンの調査によると、次のように考察されていました。

@深刻だが一時的な景気後退。過去のパンデミックと同様に、いずれ社会活動は元に戻り、社会活動への依存度が高い業界は回復します。感染を恐れる消費者の慎重姿勢が回復の動向を左右しますが、コンサートや旅行などの社会活動はいずれ再開されるでしょう。 多くの家庭や企業にとって失業直後の痛手は大きいものの、医療面の一定の成果と政府による適正な追加支援があれば、失業の長期化が大きな傷跡を残す可能性は限定的であるとバンガードは考えています。

A加速する未来。業務の自動化、デジタル技術の活用、ビジネスモデルの創造的破壊など、バンガードや他社がこれまで指摘してきたトレンドは、新型コロナウイルスの影響でますます加速しています。こうしたトレンドの加速が、今後のリモートワークの普及やマクロ経済への影響を左右します。

B政策の転換。中央銀行のより強硬なインフレ刺激策や、景気後退局面でのより積極的な財政出動など、政府の政策に対する期待と選好が、コロナ禍により変化していると見られます。こうした考え方がすぐに反転するとは考えにくく、投資上の新たなリスクになる可能性がありますが、一部のリスクは過大視されていると考えます。

C変わらない現実。2020年には未曽有の出来事が起きましたが、世界経済の一部の側面は、変わらない可能性があります。その一例が、複雑な米中関係や今後のイノベーションの進展です。

 決して明るくはありませんが、マクロには「上向き」であるとも読み取れます。
 ここで、歴史は繰り返すと言いますから、1つ前の「辛丑」の年、1961年に起こった出来事を想起してみたいと思います。もしかすると、私たちがこの2021年を生きる大きなヒントになるかもしれません。

@ガガーリンが宇宙へ
1961年4月、ソ連の宇宙飛行士ガガーリンが宇宙へ。世界初の有人宇宙飛行です。「地球は青かった」という言葉は有名ですよね。この年、競うようにアメリカも宇宙へ行っています。

Aレジャーブーム
この年はレジャーブームだったようです。高度成長期で人々が豊かになったころです。スキーや登山が流行。スキー客が100万人、登山者が224万人になったそうです。

B「上を向いて歩こう」が大ヒット
坂本九さんのヒット曲。日本人ならほとんどの人が知っている名曲です。のちに世界でも、「SUKIYAKI(英語名)」ソングとして大ヒットします。
ガガーリンは宇宙へ、日本人は山へ、そして「上を向いて歩こう」。どうやら、上に向かっていくのは「辛丑」の年のキーワードかもしれません。

 ところで……、2020年の大ヒットといえば、映画「鬼滅の刃」。興行収入がこれまでで一番早く100億円に達し、今や300億円も超え、第一位となりました。この空前絶後の大ヒットを支えたのは、多彩なキャラクターの名ゼリフでした。
 2020年は、思うように人と交流することができなかった人も少なくなかったはずです。そんな未曾有の時代だからこそ、人の心をふるわせ、大切な人の心を温めるコトバがいっそう胸にしみたのだと思います。
 その中で、煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)の熱いコトバ。落ちこむ後輩たちに彼が語りかけた口調は、優しさであふれていました。私もしっかり涙してしまいました……。

「己の弱さや不甲斐なさにどれだけ打ちのめされようと心を燃やせ。歯をくいしばって前を向け。君たちが鬼殺隊を支えるんだ。俺は信じる。君たちを信じる!」
 
 まるで、このコロナ禍における私たちの気持ちを読み取っていたかのような……、そしてそうした私たちへ届ける熱い熱いメッセージだったように感じています。
 人は弱いものです。ときに自らの不甲斐なさに愕然とします。打ちのめされそうになることだって……。「丑」には、コツコツと地道にゆっくり前に進むという意味、「紐」をあらわし、結びつき、繋ぐ、和というイメージもあります。
 天は、神は、きっと私たちを信じてくれています。だから、この一年、心を燃やし、コツコツ、地道に、ゆっくり進んでまいりましょう。
 みなさんにとって、幸多き、喜び多き、実り多き一年でありますことを、心よりお祈り申し上げております。
                                           感謝

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2021.01.18:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】舩井幸雄が愛した富士山 (※舩井勝仁執筆)
2021.01.11:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】上へ!上へ!! (※佐野浩一執筆)
2021.01.04:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】にんげんは強い (※舩井勝仁執筆)
舩井 勝仁 (ふない かつひと)
株式会社船井本社 代表取締役社長
1964年大阪府生まれ。1988年(株)船井総合研究所入社。1998年同社常務取締役 同社の金融部門やIT部門の子会社である船井キャピタル(株)、(株)船井情報システムズの代表取締役に就任し、コンサルティングの周辺分野の開拓に努める。
2008年「競争や策略やだましあいのない新しい社会を築く」という父・舩井幸雄の思いに共鳴し、(株)船井本社の社長に就任。「有意の人」の集合意識で「ミロクの世」を創る勉強会「にんげんクラブ」を中心に活動を続けている。
著書に『生き方の原理を変えよう』(2010年 徳間書店)、『未来から考える新しい生き方』(2011年 海竜社)、『舩井幸雄が一番伝えたかった事』(2013年きれい・ねっと)、『チェンジ・マネー』(はせくらみゆき共著 2014年 きれい・ねっと)、『いのちの革命』(柴田久美子共著 2014年 きれい・ねっと)、『SAKIGAKE 新時代の扉を開く』(佐野浩一共著 2014年 きれい・ねっと)、『聖なる約束』(赤塚高仁共著 2014年 きれい・ねっと)、『失速する世界経済と日本を襲う円安インフレ』(朝倉慶共著 2014年11月 ビジネス社)、『智徳主義【まろUP!】で《日本経済の底上げ》は可能』(竹田和平、小川雅弘共著 2015年 ヒカルランド)、『日月神示的な生き方 大調和の「ミロクの世」を創る』(中矢伸一共著 2016年 きれい・ねっと)、『聖なる約束3 黙示を観る旅』(赤塚高仁共著 2016年 きれい・ねっと)、『お金は5次元の生き物です!』(はせくらみゆき共著 2016年 ヒカルランド)がある。
佐野 浩一(さの こういち)
株式会社本物研究所 代表取締役社長
株式会社51コラボレーションズ 代表取締役会長
公益財団法人舩井幸雄記念館 代表理事
ライフカラーカウンセラー認定協会 代表
1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。 2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。 講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。
著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』(ごま書房新社)、『ズバリ船井流 人を育てる 自分を育てる』(ナナ・コーポレート・コミュニケーション)、『私だけに教えてくれた船井幸雄のすべて』(成甲書房)、船井幸雄との共著『本物の法則』(ビジネス社)、『あなたの悩みを解決する魔法の杖』(総合法令出版)、『幸感力で「スイッチオン!」』(新日本文芸協会)がある。
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