日日日是好日 〜熱海だより〜 -熱海秘書 相澤智子-

このページは、2009年11月から(株)船井本社 熱海本社で船井幸雄の秘書として勤務することになった相澤智子(あいざわ さとこ)によるコラムページです。
日々、船井幸雄やまわりの人たちと接する中で気づいたこと、学んだことなどを皆さまにお伝えしていきます。
2010年12月14日
人の体のすごい力

  もみじと銀杏の葉
 皆さまこんにちは。
 11月30日の同コラムでご紹介したように、船井の自宅のもみじが真っ赤になったところを皆さまにご紹介したいと思ったのですが、今年は雨の為、真っ赤になる前に葉が落ちてしまいました。残念です^^;
 道端に落ちていたもみじと銀杏の葉がきれいだったので写真に撮りました。色がとても鮮やかできれいです。

 さて皆さまは、森美智代さんという方をご存知でしょうか。
 森さんは、現在1日に青汁1杯だけで生活をしている方です。今年のにんげんクラブ全国大会で上映された、白鳥監督の「不食の時代」という映画にもご登場されていました。

 森さんはこのような食事をすでに15年以上されているそうです。あるセミナーで、森さんのご講演を聞かせていただくことがありました。森さんのことを知ったときは、人間が青汁だけで生きていけるということにとても驚きで、森さんのお話を聞くのをとても楽しみにしていました。
 森さんにお会いしてみると、森さんはとても青汁だけで生活されているとはとても思えない健康的な体型をされている方でした。そしてお肌がツヤツヤだったのが印象的です。少しお話しをさせていただく機会があり、「青汁だけでお腹は空きませんか? 普通の食事がしたくなったりしませんか?」とありきたりな質問させていただいたのですが、森さんは「はい、お腹は空きませんよ^^食べたいという気持ちはあまりおこりません」と答えてくださいました。森さんはニコニコ穏やかな方で、見ているだけでこちらも癒されてしまうような、温かい雰囲気の方でした。

 森さんがこのような食事をされるようになったのは、ご自身が20歳のときに「脊髄小脳変性症」という病気になったためなのだそうです。

 それより以前に森さんは16歳のときに、甲田光雄先生に出会いました。高校生の時に健康合宿に参加し、そこで「西式健康法」を習ったそうです。甲田先生はお医者様なのですが、薬を使わずにガンの患者さんや膠原病、筋ジストロフィーなどの難病の患者さんを健康に導いたり、手で体を触っただけで悪いところが分る方だったそうです。
 森さんは20歳の時、「脊髄小脳変性症」という病気になりました。この病気は、脳の組織が変性し縮み、小脳が段々消えていく病気です。森さんは病院の医師に「この病気は原因不明で治す方法がない」と告げられました。
 森さんは以前お世話になった甲田先生のところに向かい診てもらうと、甲田先生は森さんに「治りますよ」とおっしゃったそうです。そこで森さんは、甲田先生の治療をすることにし、断食療法を行いました。
 その後、「すまし断食」(醤油、だし汁、黒砂糖を混ぜたもの。1日200キロカロリー以下の断食)を行いました。続けていくと森さんの体重は40キロを割っていきましたが、体は元気に歩けるまでに回復したそうです。
 その後、病気は進行せず体調がよくなっていったので、甲田先生の勧めにより食事を生菜食に変えることになりました。生菜食とは、青汁をはじめ、大根や人参、山芋をすったもの、生の玄米粉などを食べる食事です。はじめは1000キロカロリー位の生菜食からはじまり、森さんの食事は長年かけてゆっくりカロリーを減らしていったそうです。 現在の森さんは青汁一杯の食生活で、1日の摂取カロリーは100キロカロリー位です。断食を続けていくと、宿便が取れ、栄養の吸収率も上がるので、少ない量の食事でよく、だんだん体重も減らなくなっていくそうです。

 順天堂大学の調べによると、森さんの体の基礎代謝は普通の同年齢の女性に比べると
43%も少ないことが分ったそうです。
 大阪教育大学で調べたところ、森さんの体の中では、尿素がタンパク質に変換され、再利用されていることが分りました。森さんの腸内には、ふつうの日本人にはない植物を分解してアミノ酸をつくる菌がいるそうです。そのアミノ酸を腸が吸収して、たんぱく質になります。森さんの体は、腸の中にいる嫌気性菌というビフィズス菌や善玉菌が、他の日本人よりも多くいるため、食べる量が少なくても大丈夫なのだそうです。
 また森さんの体は、カルシウムの吸収がいいので青汁1杯の生活でも、骨の状態が同年代の女性よりも良いそうです。「人は低タンパクの食事を2週間くらいしていると、どんな人も尿素を再利用される体になる」と森さんはお話されていました。
 また、森さんや断食をしている方たちの免疫力は、普通の方よりも高いことが分ったそうです。

 我々人間の祖先たちは、常に飢餓との戦いの生活をしていました。その中で生き残るために、我々の遺伝子は飢餓に耐えられるようにできていたそうです。現在は、栄養が豊かな食生活のため、遺伝子のその部分が現在ではオフになっているのですが、甲田療法を行うと、その遺伝子がオンになって適応するようになるそうです。

 現在、地球上には70億人の人間がいるが、そのうち10億人は飢餓で苦しんでいて、10億人が食べ過ぎで病気になっています。少食は、他の人も幸せに、自分も幸せになる生き方であると森さんはお話されていました。
 
 以前、70年間飲み物も食べ物も摂取していないインドの83歳の男性を、研究施設で調査したというニュースを見たことがあります。その男性は確かに飲食をせず、トイレにも行かないで過していました。調べると、その男性は尿を排出せずに、膀胱壁で再吸収していることが分ったそうです。
 人間の体について、まだまだ分っていないことがたくさんあるようです。森さんのお話を聞いて、このようなことが実際にあるのだということに驚きました。これから科学の進歩によって、少食に対応する体のシステムなども解明されるようになるかもしれません。

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Profile:相澤智子(あいざわ さとこ)

船井家の愛犬ゴンちゃんと一緒に。

1981年仙台市生まれ。6年間美容室に勤務後、一転して、2008年に船井幸雄グループに入社。学生時代から、船井幸雄の著書を愛読し、2007年の「船井幸雄オープンワールド」に参加。その後、すぐに「にんげんクラブ」に入会。2009年11月より、(株)船井本社の熱海本社にて、船井幸雄の秘書業務に携わる。現在、大好きな船井幸雄のそばで、いろいろな刺激を受けながら楽しく働いている。好きなものは、音楽鑑賞、ジブリ映画、犬。



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