日日日是好日 〜熱海だより〜 -熱海秘書 相澤智子-

このページは、2009年11月から(株)船井本社 熱海本社で船井幸雄の秘書として勤務することになった相澤智子(あいざわ さとこ)によるコラムページです。
日々、船井幸雄やまわりの人たちと接する中で気づいたこと、学んだことなどを皆さまにお伝えしていきます。
2012年7月24日
自然を感じることの大切さ

 熱海事務所にやってきた猿の親子
 皆さまこんにちは。
 日差しがジリジリ暑い日が続いていますがいかがお過ごしですか。
 私はいま熱海事務所で窓側の席に座っているのですが、気づくと窓がある左腕ばかりが焼けているような気がします。

 先日、熱海事務所に猿の親子がやって来ました。
 ふと窓の外を見ると、猿の親子がトコトコトコ‥と目の前のお庭を歩いていてびっくりしました。
(その時の写真をご紹介します→)
 猿の親子は事務所の屋根に登っていき、しばらく瓦の上でのんびりしていました。子猿はまだ小さく、頭がまん丸で毛がフワフワしていました。目がくるっとしていてとても可愛かったです。お母さん猿はとてもどっしり落ち着いた様子で、私達のほうをチラチラっと見ていました。動物のお母さんはどっしり落ち着いていて迫力がありました。

 どうしてこんなところまで下りてきたのか、熱海ではたまにこういうことがあります。何年か前にも、熱海事務所の部屋の中に窓から猿が入ってきて大騒動になったことがあったそうです。その時は、窓を網戸にしていたのですが、それを開けて中に入ってきたそうです。みんなで外に追い出すのが大変だったと先輩が言っていました。

 次の日、船井会長に「会長、昨日猿の親子が来たんですよ」と伝えたのですが、船井はニコニコ「そうかぁ^^」と一言だけ言っていました。船井会長はあまり驚いたりしません。以前、事務所の玄関の前でヘビが死んでいたときも、「まあ、ここは山の中だからね。ヘビでも猿でもいるよ」と言っていました。あまり動じない船井会長の感想はいつもおもしろいなと感じます。
 熱海事務所にいると、他にもうぐいすなどのさまざまな鳥の声が聞こえてきたり、たぬきを見かけたり、見たことのない大きさのゲジゲジを見かけたり、いろんなことがあります。自然がいっぱいで(ゲジゲジ以外は)とても幸せな環境です。

 ところで熱海本社には、さまざまな壷や、花瓶、絵画などが飾られています。
 会長室には備前焼の大きな壷が置いてあります。ずっと置いてあるもので、いつも見慣れていたのですが、「これは、船井総研に置いていたものなんだよ」と最近船井が教えてくれました。

 船井は20年前くらいまでは、美術品や骨董品が好きで、いろいろ集めたりしていたそうです。そして、それらを会社に飾ったりもしていたそうです。船井がそういうものを好きだったとは知らなかったので、驚きました。あまりこういったものには興味がないと思っていたからです。
 「まわりにはわからない人が多かったけど、僕はあんがいこういうのが好きだったんだよ。みんなそれぞれに良さがあるよ」と言っていました。たしかに船井が選んで買った壷や花瓶は、会長室の和室にぴったり合っています。私は骨董品などについてはよく分からないのですが、なんともいい雰囲気が出ていると思います。

 しかし最近では、船井は美術品などにはあまり興味がなくなったそうです。
 「どうしてですか?」と聞くと、「自然の方が美しいし、自然が一番だなと感じるようになったからだよ」と言っていました。
 人間が作ったものよりも、自然そのものの方がいいなと感じるようになったそうです。

 熱海は自然に囲まれ、季節ごとに変化があり美しいところです。自然が好きな船井には、熱海はぴったりな場所のようです。船井は、「熱海に来てよかったと思うよ」と言っていました。
 ついつい忘れがちですが、自然を感じることはとても大事だなと思います。

 日本人は自然に対して優れた感受性を持っている民族だと思います。
 雨を表現する言葉だけでも、たくさんの言葉があります。

・五月雨(さみだれ)
旧暦5月頃に降る雨

・夕立(ゆうだち)
夏の夕方に短い時間で降る雨

・春雨(はるさめ)
春、しとしとと静かに降る雨。

・秋雨(あきさめ)
9月中旬から下旬にかけて降る長雨。

・喜雨
日照り続きのあとに降る雨。

・驟雨(しゅうう)
短時間で降り止んでしまう雨。もしくは降水強度の変化が激しい雨のこと。にわか雨、通り雨ともいう。

・米糠雨
非常に細かい雨。ぬか雨や細雨ともいう。

・宿雨
連日降りつづく雨または前夜からの雨


 同じ雨でも、こんなにたくさんの表現があります。これら以外にもたくさんあります。日本語は美しい言葉です。日本人は情緒豊かな感性を持っています。
 日本には四季があり、日本人は自然に感謝する文化を持っています。それらによって、日本人は自然を身近に感じ、自然の細かな変化を感じ取ることができ、これらの言葉はできたのだと思います。これは日本人の素晴らしいところだと思います。

 日本人は『はっきり意見が言えない』などと言われますが、日本には素晴らしい部分がたくさんあります。情緒豊かなところは日本の特徴であり、他の国にはない個性です。船井が言うように長所伸展で、日本のよい部分を日本人がきちんと知ることがまず大事のような気がします。きっとそれが日本人の役割にもつながっていくような気がします。

 
    船井総研に飾っていた壷
 
        九谷焼
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Profile:相澤智子(あいざわ さとこ)

船井家の愛犬ゴンちゃんと一緒に。

1981年仙台市生まれ。6年間美容室に勤務後、一転して、2008年に船井幸雄グループに入社。学生時代から、船井幸雄の著書を愛読し、2007年の「船井幸雄オープンワールド」に参加。その後、すぐに「にんげんクラブ」に入会。2009年11月より、(株)船井本社の熱海本社にて、船井幸雄の秘書業務に携わる。現在、大好きな船井幸雄のそばで、いろいろな刺激を受けながら楽しく働いている。好きなものは、音楽鑑賞、ジブリ映画、犬。



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