“超プロ”K氏の金融講座

このページは、舩井幸雄が当サイトの『舩井幸雄のいま知らせたいこと』ページや自著で、立て続けに紹介していた経済アナリスト・K氏こと
朝倉 慶氏によるコラムページです。朝倉氏の著書はベストセラーにもなっています。

2026.04
「日経平均6万円時代」―静かな狂騒の本質

 足元の株式市場は、明らかにステージが変わってきました。日経平均は一時的な上げではなく、上昇のスピードそのものが加速しています。6万円という水準も、もはや夢物語どころか、あっという間に現実となりました。振り返ってみると日経平均は3万円から4万円に達するのに3年1カ月、4万円から5万円に達するのに1年7カ月かかりました。しかし今回5万円から6万円に達するのにわずか6カ月しか要していません。驚くべきスピードです。このような中、不思議なことに世の中は極めて静かです。バブルのような熱狂もなければ、株式投資の話題で持ちきりという雰囲気もない。むしろ統計を見ると、個人投資家は一貫して株を売り続けています。「株が上がっているのに、誰が買っているのか?」この違和感こそが、今の相場の本質です。

●インフレはこれからどうなる?
 ここで最も重要な視点があります。それは、「株が上がっているのではない」ということです。実際に起きているのは逆です。「現金の価値が急速に下がっている」これがすべての出発点です。物価の上昇、エネルギー価格の高騰、輸入コストの増加。こうした現象は単なる一時的なものではなく、構造的な変化です。企業は値上げを繰り返し、消費者はそれを受け入れざるを得ない。その結果、現金の購買力は目に見えない形で削られていきます。株価は、その“通貨の劣化”を反映しているに過ぎません。これに関して朝倉は何度も何度も指摘してきました。
 今のインフレは、非常に厄介な特徴を持っています。それは静かに進行することです。かつてのような急激な物価高ではなく、気がついた時には生活コストが大きく上がっている。だから多くの人は、まだ実感していない。そして「たいしたことはない」と考えてしまう。しかし現実には、エネルギー、食料、サービス、あらゆる分野で値上げが連鎖しています。しかもこの流れは、これから本格化します。
 なぜ加速するのでしょうか? 理由はシンプルです。原材料コストはすでに上昇している、その転嫁がまだ完全には終わっていない、人手不足による賃上げ圧力が続いている、つまり、これから驚くような値上げが表面化してくる段階なのです。今見えている物価上昇は、いわば「序章」に過ぎません。
 実はここで、多くの人が同じ間違いを犯します。「そのうち落ち着くだろう」「一時的なインフレだろう」これはデフレ時代の発想です。しかし今は違う。供給制約、人口減少、エネルギー問題。これらは簡単に解消しません。つまり、インフレは止まらない構造に入っているということです。
 これから何が起こってくるでしょうか? 結論は明確です。現金の価値はさらに減る、実物資産(株・不動産など)は相対的に上がる、相場の上昇はむしろ加速する。だからこそ、今の株高は「異常」ではなくむしろ当然の帰結なのです。
 最後に今の相場を一言で言えば、「静かな狂騒」です。誰も騒いでいない。しかし裏では大きな変化が進んでいる。そしてこの変化は、まだ始まったばかりです。インフレを甘く見てはいけません。そして「株が上がりすぎている」と考えるのも危険です。本当に見なければならないのは、株価ではなく、あなたの持っている現金の価値がみるみるうちに減っている現実なのです。すなわち今起こっている株やマンション、不動産、金などの上昇は、「円という通貨からの逃避の始まり」なのです。

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暴走する日銀相場『大恐慌入門』(2008年12月、徳間書店刊)に引き続き、『恐慌第2幕』(ゴマブックス刊)が2009年5月に発売。その後 家族で読めるファミリーブックシリーズ『日本人を直撃する大恐慌』(飛鳥新社刊)が同年5月30日に発売。さらに2009年11月には、船井幸雄と朝倉氏の共著『すでに世界は恐慌に突入した』(ビジネス社刊)が発売され、2010年2月『裏読み日本経済』(徳間書店刊)、2010年11月に『2011年 本当の危機が始まる!』(ダイヤモンド社)を、2011年7月に『2012年、日本経済は大崩壊する!』(幻冬舎)を、2011年12月に『もうこれは世界大恐慌』 (徳間書店)を発売、2012年6月に『2013年、株式投資に答えがある』(ビジネス社)を、2012年10月に朝倉慶さん監修、ピーター・シフ著の『アメリカが暴発する! 大恐慌か超インフレだ』(ビジネス社)を発売。2013年2月に『株バブル勃発、円は大暴落』(幻冬舎)を、2013年9月に『2014年 インフレに向かう世界 だから株にマネーが殺到する!』(徳間書店)を 、2014年7月に『株は再び急騰、国債は暴落へ』(幻冬舎)を、2014年11月に舩井勝仁との共著『失速する世界経済と日本を襲う円安インフレ』(ビジネス社)を発売、2015年5月に『株、株、株!もう買うしかない』を発売、2016年3月に『世界経済のトレンドが変わった!』(幻冬舎刊)を発売、最新刊に『暴走する日銀相場』(2016年10月 徳間書店刊)がある。

★朝倉慶 公式HP: http://asakurakei.com/
★(株)ASK1: http://www.ask1-jp.com/

Profile:朝倉 慶(あさくら けい)

K朝倉慶経済アナリスト。 株式会社アセットマネジメントあさくら 代表取締役。 舩井幸雄が「経済予測の“超プロ”」と紹介し、その鋭い見解に注目が集まっている。早い時期から、今後の世界経済に危機感を抱き、その見解を舩井幸雄にレポートで送り続けてきた。 実際、2007年のサブプライムローン問題を皮切りに、その経済予測は当たり続けている。 著書『大恐慌入門』(2008年12月、徳間書店刊)がアマゾンランキング第4位を記録し、2009年5月には新刊『恐慌第2幕』(ゴマブックス刊)および『日本人を直撃する大恐慌』(飛鳥新社刊)を発売。2009年11月に舩井幸雄との初の共著『すでに世界は恐慌に突入した』(ビジネス社刊)、2010年2月『裏読み日本経済』(徳間書店刊)、2010年11月に『2011年 本当の危機が始まる!』(ダイヤモンド社)を、2011年7月に『2012年、日本経済は大崩壊する!』(幻冬舎)を発売。2011年12月に『もうこれは世界大恐慌』(徳間書店)を、2012年6月に『2013年、株式投資に答えがある』(ビジネス社)を、2012年10月に朝倉慶さん監修、ピーター・シフ著の『アメリカが暴発する! 大恐慌か超インフレだ』(ビジネス社)を発売。2013年2月に『株バブル勃発、円は大暴落』(幻冬舎)を、2013年9月に『2014年 インフレに向かう世界 だから株にマネーが殺到する!』(徳間書店)を 、2014年7月に『株は再び急騰、国債は暴落へ』(幻冬舎)を、2014年11月に舩井勝仁との共著『失速する世界経済と日本を襲う円安インフレ』(ビジネス社)を発売、2015年5月に『株、株、株!もう買うしかない』、2016年3月に『世界経済のトレンドが変わった!』(幻冬舎刊)を発売、最新刊に『暴走する日銀相場』(2016年10月 徳間書店刊)がある。

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