ヤスのちょっとスピリチュアルな世界情勢予測
このページは、社会分析アナリストで著述家のヤス先生こと高島康司さんによるコラムページです。
アメリカ在住経験もあることから、アメリカ文化を知り、英語を自由に使いこなせるのが強みでもあるヤス先生は、世界中の情報を積極的に収集し、バランスのとれた分析、予測をされています。
スピリチュアルなことも上手く取り入れる柔軟な感性で、ヤス先生が混迷する今後の日本、そして世界の情勢を予測していきます。
11月になりました。トランプ政権の成立など本当に変動の多い2017年でしたが、それもあと残すところわずかになりました。いまはまだぎりぎりでなにも起こっていませんが、2018年には北朝鮮攻撃やアメリカ国内の分裂など、今年にまかれた種が成長し、大きな出来事に発展する可能性が十分にあります。
そこで今回は、少し早い気もしますが、2018年の予言を掲載しましょう。
●クレイグ・ハミルトン・パーカー
イギリスにはクレイグ・ハミルトン・パーカーというサイキックの予言者がいます。テレビに頻繁に出演している評判の予言者です。パーカーの予言は、「デイリー・ミラー」などの新聞でもよく取り上げられています。
私がパーカーを知ったのは、2016年9月でした。パーカーは毎年の年間予言を、前年の9月という早い時期に公表しています。そして毎年、自らの予言の的中率をきちんと検証し、ユーチューブのチャンネルで発表しています。外れたときは「この予言で私は間違っていた」と正直に述べています。それでも的中率は驚異的で、私が見たところ、2016年と2017年ではなんと7割の予言が的中していました。
イギリスではかなり以前から有名でしたが、世界的な注目の的となったのは、2016年です。パーカーは、前年の2015年9月に2016年の年間予言を発表しましたが、そのなかに、トランプが次の米大統領になること、そして国民投票でイギリスがEUを離脱するとの2つの予言がありました。
2015年の9月の時点では、トランプは大統領選に立候補したばかりの泡沫候補だったので、トランプが大統領になると予想することは実質的に困難でした。また2015年の時点では、イギリスのEU残留は圧倒的な多数で決定されるものと予想されていました。
そのような早い時期にこれらの予言を公表して的中させたことで、パーカーの予言は注目の的になりました。
ちなみにクレイグ・ハミルトン・パーカーは64歳で、一般企業の広告宣伝部長というサイキックとしては異色の経歴を持つ人物です。インドで修行してサイキックになったようです。
またサイキックな予言者というのは大抵暗い性格で、非常に悲観的な予言を公表するものですが、これとは反対にパーカーは楽観的で明るい性格です。パーカーによると、現代の世界が直面している多くの問題は、人類が意識の偉大な力の真実に覚醒し、自ら世界を変えるゴールデンエイジに入るための試練の時期として見ており、どんな困難があっても善意の力で乗り越えることを提唱しています。
以下が2018年の予言です。日本に関する予言もあります。とてもリアルな予言だと思います。日本は再軍備するとあります。
●世界の紛争とテロ
・キム・ジョンウンの体制は国内のクーデターで崩壊する。それは2017年末か、2018年1月に起こるはずだ。経済制裁はまったく有効ではない。アメリカは北朝鮮の鉄道を爆撃で破壊するだろう。しかしキム・ジョンウンが死亡するわけではない。姿をくらまし、中国に亡命する。
・中国の度重なる挑発により、日本は再軍備する。これで軍拡競争がスタートする。日本は平和憲法を捨て去る。それと呼応し、アメリカが日本の再軍備化を全面的に支援する。このとき、やはりアメリカの支援で攻撃用の核ミサイルも導入される。
・中国とインドの関係は緊張する。両軍の衝突も数が増える。この過程でインドは国境を拡大させる。
・昨年私は中国とアメリカの間でサイバー戦争が起こると予想したが、これは的中した。中国当局による複数のハッキングがあった。2018年にはこれと同様のことが起こるだろう。
・ドイツで極右のデモや暴動が増加する。ヨーロッパに殺到する難民の数は膨大で、ヨーロッパはこれを受け入れることができない。これでドイツとフランスの関係が悪化する。
・シリアはロシアとアメリカの間で分割される。そしてシリアは人の住めないような地域になる。
・悪性のインフルエンザが全世界で流行する。しかしこれは、第1次大戦時に数千万人が死亡したほどのひどい被害にはならない。このインフルエンザは自然に発生したものではなく、生物兵器として開発された可能性もある。
・ウクライナは、ミサイル技術を北朝鮮などの国々に売り渡していた事実が明らかになり、非難される。
・ビットコインの詐欺が発覚する。これによって、ビットコインがテロ組織の資金源として利用されている実態が明らかになる。これにはアメリカの一流会社も絡んでいることが発覚する。
・ドローンを使った空からのテロ攻撃が起こる。おそらくこれはヨーロッパの国のどこかの首都で起こるだろう。ロンドンかベルリンだと思われる。被害はさほど大きくはない。
・学校でテロが起こる。しかし、事件が起こる直前で発覚し、阻止される可能性が高い。
・テロが世界各地で拡大するため、多くの先進国はイスラエルと同じようなテロへの対抗処置を導入する。
●アメリカ
・私は2017年の予言として、アメリカは東西に深く分裂して収拾がつかなくなるので、隣国のカナダから軍隊が導入されると予言した。アメリカの分断は的中したが、カナダ軍の導入は外れた。しかしアメリカの分断した状況は2018年にも続く。
・2018年の半ばにはトランプ大統領を弾劾する動きは頂点に達する。だがこれは失敗する。この時期になるとアメリカを再度統合するために国民が合意できる基盤が少しずつ形成されるが、この基盤はトランプ寄りになる。トランプの人気は高まる。
・2018年にアメリカは世界からの孤立を深める。中国やEUとの関係は悪化し、アメリカは多くの市場を失う。このような状況を打開するため、トランプ政権はEUを離脱したイギリスと包括的な自由貿易協定(FTA)を締結する。この協定で、イギリスとアメリカはこれまで以上に近い関係になる。ドイツを中心としたEUの経済が悪化するので、この米英のFTAはうまく行く。
・この協定が追い風となって、アメリカからイギリスへの投資が活発になる。この投資はイギリスの自動車産業へと向かい、次世代の自動車で使われる新しいテクノロジーのブレークスルーが実現される。
・アメリカとメキシコとの間には壁は作られない。その代わりに、ドローンと最先端のIT機器を用いた監視システムが導入される。これでトランプの選挙公約が達成される。
・北朝鮮問題は中国とロシアを接近させ、両国は経済・軍事同盟を結ぶ。この結果、アメリカは中国市場の大半を失うことになる。中国とロシアから排除されたアメリカは、新しい同盟国を探さなければならなくなる。
・米軍艦で大爆発が起こり沈む。はっきりとは分からないが、どうも機雷に接触して沈没するようだ。
・来年の2月にはドルは大きく下落する。またグーグルのような有名企業の株価が暴落する局面もある。しかし2018年のアメリカ経済はさほど悪くはない。それなりに成長する。これは米英自由貿易協定が寄与するところが大きい。
・興味深いことに、米軍が傭兵部隊として同盟国にそのまま貸し出されるようなことが起こる。これを最初に雇う国になるのは、中国に軍事的に挑発されている日本である。
・トランプ大統領のメラニア夫人はトランプの孫とともにチャリティーの活動を始める。世界をよくすることを訴えた歌を出す。このチャリティーはかなりうまく行く。
・オバマケアに代わる健康保険ができる。しかし内容はほとんどオバマケアと変わらない。やり方が少し異なるだけである。
・ラスベガスのような都市の超高層ビルで、大規模な火災が発生する。しかし、さほど多くの人命は失われない。
・アメリカは宗教国家である。だがいま、宗教的な原理主義の思想に誘導され、アメリカ国民は狭量で不寛容になっている。この態度のため、アメリカは単に政治的に分裂するのではなく、非常に深く精神的に分断されてしまっている。これからアメリカ国民は、自分とは異なる思想や心情を受け入れ、寛容になることを学ばなければならない。そうした時期にいる。
●世界経済
・私は昨年の予言で、イタリアの銀行が破綻し、この救済のためには大変な資金が投入されるものの、イタリア経済は破綻するといったが、これは昨年には起こらなかった。しかしイタリア経済は、2018年に破綻する。
・イタリア経済の破綻はユーロの価値を暴落させる。それによってドイツをはじめとしたEU諸国の経済は不安定になる。その結果、どの国でもデモや暴動が多発する事態になる。
・ユーロの暴落の影響でイギリス経済も沈滞する。しかしその影響は一時的なものにとどまる。EUを離脱したイギリスはアメリカとの関係を深める。米英の関係はこれまで以上に密接になる。ユーロの暴落とEU経済の下降のため、ドルとポンドに資金が逃避するための通貨として好まれる。そのため、結果的にはポンドは大きく上昇し、安定する。
・私は2017年にデンマークとイタリアがEUを離脱するといったが、これは外れた。タイミングがずれたのだ。これは2018年に起こる公算が強い。
・2018年の世界経済は非常に不安定な状況になる。税金を徴収するために、インターネットのオンライントレードを規制する動きが活発になる。これはインターネットで著名な企業を直撃し、株価を暴落させる。
・経済をコントロールしているのは、限りない欲望である。しかし人間には、豊かさを引き寄せる能力がすでに備わっている。この能力を作動させるためには、他者を慈しみ他者を支援しなければならない。こうした善意に基づく行動が、豊かさを引き寄せる能力を作動させるのだ。
●環境
・2018年は巨大地震や洪水、そしてかつてないほどの異常気象が地球を襲う。この背景には、太陽の巨大フレアの放出があることは間違いない。アメリカはハリケーンや地震など、多くの自然災害に見回れる。しかしこうした巨大な自然災害の原因は太陽からの巨大なフレアが原因だ。
・イタリアのベスビオス火山が噴火する。またニュージーランドの活火山も噴火する。
・2018年には、これまで地震が起こったことのない地域で巨大な地震が発生する。それらの地域は、中央ヨーロッパや、普段は地震が発生しないアメリカの地域などである。
・南極の巨大な氷山のひとつが大陸から分離し、海洋を自由に移動する。氷山があまりに大きいため、南方の海では多くの問題が発生する。
・カリフォルニアとオーストラリアでは、巨大な山火事が発生する。他方インドと中国では、洪水が襲う。
・洪水はバングラデッシュでも起こる。被害があまりに巨大なため、政府も手のつけようがない。このためバングラデッシュは、隣国のインドに併合される道を選ぶ可能性すらある。インドは領土を拡大するとあったが、もしかしたらこれは、このことを意味しているのかもしれない。
・周囲のあらゆるものは、すべて我々の意識が作り出している。したがってもし、我々が心から自然の一部であることを実感すると、自然災害は大分緩和する。
●イギリス
・私は昨年2017年の予言として、保守党が選挙では勝利するとしたが、これは的中した。また私は、新しい政党が結成されると予想したが、これは外れた。だが、保守党、労働党、自由党出身の政治家が集まり、新政党が結成される動きはある。
・昨年私は2017年の事件として、ロンドンのビッグベンが火災で炎上すると予言したが、これはビッグベンではなかった。ロンドンの高層住宅で火災が発生し、多くの人が死亡したのである。私は、ロンドンのタワーが炎上する光景を見たので、ビッグベンと思い違いをした。
・イギリスのEU離脱はハード・ブレグジットになる。難航するEUとの交渉にしびれを切らした保守党内部から、一気にEU離脱を進める機運が高まるのだ。最終的にはドイツが介入して離脱の条件が若干緩和されるものの、ハードな離脱となる。イギリスのEU離脱の時期は予定よりも早くなる。
・EUを離脱したイギリスは、EUに残留しているアイルランドと自由貿易の交渉を行う。アイルランドもそれに乗り気だが、EUが文句をつける。アイルランドは要求が通らないとEUを離脱すると脅し、イギリスとの協定を締結する。
・ジャン・クロード・ユンケル欧州委員会委員長の面子がつぶされるようなことが起こる。これで彼は辞任して引退することになる。
・2018年のイギリスでは、多くのストライキが発生する。これを扇動するのは、労働党党首のジェームス・コービンである。しかしこの結果、コービンは評判を落とすことになる。
・メイ首相の政権は存続する。2018年にはメイ首相を引きずり下ろす動きが加速するものの、彼女は政権の座にとどまる。しかし、任期途中で辞任する可能性はあるものの、それは2018年ではない。
・EU離脱にもかかわらず、イギリス経済は繁栄する。それというのもイギリスは、アメリカやオーストラリア、そしてインドなど、伝統的に関係の深い国や、かつての英連邦の国々と自由貿易協定を締結するからである。これが成功する。
・イギリス経済の繁栄の中心となるのは、ハイテク産業である。なかでも自動車産業の復活が著しい。おそらくオースティン・マーチン社だと思うが、新しいテクノロジーを活用した電気自動車を開発し、著しく成長する。
・イギリスではハイテク産業が隆盛を極める。そのなかには、新しいタイプのエネルギー産業がある。
・ハリー王子が婚約を発表する。また、2018年にもイギリスではテロが起こる。テロリストが走行中の自動車を無差別に射撃するか、または交通を止めたテロリストが自動車に向かって銃弾を浴びせるような事件が起こる。
・2018年のイギリス経済は好調であるものの、航空会社が破綻して、大きな問題になる。
・2018年はさまざまな分野で大きな混乱があるが、これは新しい希望に満ちたゴールデンエイジに入るための条件である。楽観的に構えるべきだ。
以上です。
さて、どうでしょうか? かなりリアルな予言ですが、どの程度的中するでしょう? 特に北朝鮮と日本に関する予言は興味深いですね。
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社会分析アナリスト、著述家、コンサルタント。
異言語コミュニケーションのセミナーを主宰。ビジネス書、ならびに語学書を多数発表。実践的英語力が身につく書籍として好評を得ている。現在ブログ「ヤスの備忘録 歴史と予知、哲学のあいだ」を運営。さまざまなシンクタンクの予測情報のみならず、予言などのイレギュラーな方法などにも注目し、社会変動のタイムスケジュールを解析。その分析力は他に類を見ない。
著書は、『「支配−被支配の従来型経済システム」の完全放棄で 日本はこう変わる』(2011年1月 ヒカルランド刊)、『コルマンインデックス後 私たちの運命を決める 近未来サイクル』(2012年2月 徳間書店刊)、『日本、残された方向と選択』(2013年3月 ヴォイス刊)他多数。
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★ヤスの英語: http://www.yasunoeigo.com/