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トップが語る、「いま、伝えたいこと」

このページでは、舩井幸雄が(2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が)いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。
毎週月曜日定期更新
2008年10月3日
三菱UFJのモルガンへの出資

 私は経営のプロだと思います。
 ただ経済や金融については「セミプロ」以下の知識しかありません。
 それでも9月26日のこのページで書きましたように、すでに世界は経済恐慌に突入していると思っています。
 その理由については、私の新著『有意の人』(10月8日、徳間書店刊)や『生きる!!』(10月1日、あ・うん刊)に詳述しているので、お読みください。 
 ところで先週びっくりしたのは、9月23日付けの日本経済新聞によりますと、三菱UFJはモルガンに9000億円出資して、20%の株式を保有するとありました。これで持ち分適用会社にしてしまうということになります。
 私は、ここ1年くらい、戦略専門家として、アメリカのこの面での戦略を研究していましたが、現在の金融情勢では、日本に米金融機関を助けさせようという圧力がかかると思っていました。
 これは、それを引き受けたところが大損をすること、ひいては日本の銀行の株主や預金者だけでなく、日本国民も大損することになると思えますので、「そんなことを日本の金融関係者はしないだろう」と思っていたのですが、とうとう恐れていたことが実現したようなので、びっくりしたのです。私も三菱UFJの株主の一人です。
 このことについて、金融の超プロのKさんはつぎのように言っています。

 「三菱UFJは、基本的に世界の金融危機は峠を超えたと考え、現在はチャンスと認識しているらしいですが、日本の最高蜂がこの程度か、とあきれるばかりです。つい先日、ファニーメイ、フレディマックの救済で冷や汗をかいたという感覚は皆無なようです。モルガンも、ヘッジファンドに巨額の資金を融資して、大量の証券化商品を抱え、合併なしでは生きられない、と報道されていたばかりです。20%も出資をするということは、完全に、欧米金融機関の持つ巨大な闇(巨額不良資産)を引き受けるようなものです。昨年からの欧米金融機関への資本参加で、中東の投資家もアジアの投資家も日本のみずほコーポレート銀行も、投下資金は半分以下になり、現在のこの手の投資の危険性は嫌というほど、わかっているはずです。誰も手を差し伸べなかったモルガンですが、いったい、どんな情報や裏があって今回の決定に至ったのでしょうか? 信じがたい決断です。今回、三菱UFJのとった行動は象徴的で、このアメリカのツケを共有するという流れは結局、日本国そのものの流れとなって、全米の住宅バブルのツケを日本国民が支払わざるを得ない形になっていくでしょう。世界的危機の共有化のもと、全世界で力を出し合って、お金も出し合って、乗り切ろうという将来のスローガンが聞こえてくるようです。
 ジョージ・ソロスはテレビインタビューに答え、<金融危機は収束したとは思わない、我々は嵐から出たというより、嵐に向かっている、という状況なのです>と述べました。知らぬ間に、日本国民も嵐の中に導かれています」と。


 私もほぼ同感です。これは、びっくりだけでなく、非常に気になることです。
                                              =以上=

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バックナンバー
2008.10.31:【先週のびっくりより】銀行がお金を貸してくれない
2008.10.27:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】「断末魔の資本主義」
2008.10.24:【先週のびっくりより】オープンワールド最終講座で紹介した4人
2008.10.20:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】「船井幸雄オープンワールド2008」の私の講演のテキスト
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2008.10.06:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】米政府の不良債権買い取り策について、金融の「超プロ」のKさんの意見
2008.10.03:【先週のびっくりより】三菱UFJのモルガンへの出資
公益財団法人舩井幸雄記念館 代表理事
ライフカラーカウンセラー認定協会 代表
1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。 2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。 講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。
著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』(ごま書房新社)、『ズバリ船井流 人を育てる 自分を育てる』(ナナ・コーポレート・コミュニケーション)、『私だけに教えてくれた船井幸雄のすべて』(成甲書房)、船井幸雄との共著『本物の法則』(ビジネス社)、『あなたの悩みを解決する魔法の杖』(総合法令出版)、『幸感力で「スイッチオン!」』(新日本文芸協会)がある。 -->
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