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トップが語る、「いま、伝えたいこと」

このページでは、舩井幸雄が(2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が)いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。
毎週月曜日定期更新
2009年8月24日
悪い政治家、悪い裁判官

 もうすぐ総選挙です。この時に最高裁判所の判事の国民審査もあります。
そこで今回はよい政治家、よくない政治家、よい裁判官、よくない裁判官について、述べたいと思います。

 最近読んだ本の中で、私が一番興味を惹かれたのは小林よしのり著『日本を貶(おとし)めた10人の売国政治家』(幻冬舎新書)でした。小林さんが自分も含めて20人の「国家意識を持つ言論人」にアンケートした結果を一冊の著書にしたものです。
 人選は、私見ではほぼよいのではないか…と思います。
 彼は同書の中で、つぎのように書いています。

いま激烈な言葉を投げつけなけれはならない理由
 「売国」「売国政治家」「売国奴」「国賊」「反日」などの言葉は激烈なものがある。この言葉で政治家を名指しすることは、右翼的という印象を受けるかもしれない。だが今や右翼といえども、むやみに肉体言語を発して政治家を襲撃するようなことはなくなった。
 右翼の源流とされる玄洋社の来島恒喜(くるしま つねき)が、昭治22(1889)年に外相・大隈重信に爆弾を投げつけ、大隅が推進しようとしていた不平等条約の強化になる条約改正を阻止したような、劇的な効果が上げられる時代じゃなくなったからだ。
 もはや最近の政治家にとっては、テレビや新聞、あるいはそれに感化される大衆によって形成される「世論」しか恐いものはなくなっている。政治家はマスコミが調査する恣意(しい)的な支持率に一喜一憂する。支持率の上がる政策を掲げ、支持率の取れない政策は無視する。本来、国益のために必要な政策であっても、支持率欲しさに後回しになる。
 だがマスコミや大衆が国益を損ずる「売国政治家」を発見し、批判する力があるかどうかは極めて怪しい。
 「構造改革」「痛みに堪えて米百俵」と小泉純一郎が絶叫し、新自由主義的な弱肉強食の経済政策に突入すれば、マスコミは一斉にこれに反対する議員を抵抗勢力と叩き、会社組織を売買するM&Aを当然の流れだとして、ホリエモン的な株主資本主義を礼賛した。 

 片や大衆は、主婦や子供までが株に熱中している姿がニュースで流されるようにまでなってしまう有り様だった。小学生が読む学習雑誌で株投資が特集されていたのだから、あきれたものだ。
 その結果として、「中間層の消滅」「格差拡大」「金融崩壊」「大不況」「派遣切り」という絶大な効果が現出すれば、今度は雇用をなんとかしろ、老後が不安だ、生活第一にしろとマスコミ大衆は悲鳴を上げる。構造改革の負の効果を肌身で知ってやっと小泉の正体がわかったのか?
 ところが未だにマスコミが行う政治家の人気投票では、小泉が首位になったりするのだから、大衆ほど信じられないものはない。虚無感に襲われるほどだ。それほどまでに世論というものはあてにならない

                     (中略)

 したがって本書では、「国家意識」を持つ言論人に参加していただいた。国家を悪と捉え、国家なき世界を夢見る方々には遠慮してもらった。今後100年や200年で国家が消滅することはあり得ない。国家は国益を追求するものであること、外交と言っても、話し合いだけで国益が守れるものでもないことを理解している言論人しか信頼はできない。

諸外国に揉み手する偽善者たち
 さて、日本を仮想敵国とする諸外国に揉み手で擦り寄るようなニセモノの「友好」を示す攻治家たちは、社民党や共産党だけではない。公明党はもちろん、民主党にも、なんと自民党にもいる。
 そのような政治家は、日本はかつて中国・韓国アジアを侵略したという贖罪(しょくざい)意識からそれらの国々の言いなりになる。彼らは、中国・韓国の言う「日本の戦争責任」なるものの多くが過大に誇張され、全く事実無根の「戦争犯罪」まで数多く捏造(ねつぞう)されていることも、そもそも国際条約上は、すでに決着がついているということも、わかっていない。過去の戦争を日本人の原罪とする信仰に嵌(はま)っていて、ひたすら謝罪し、賠償し続け、外交上中国の要求は最大限聞き入れることが善行だと思い込んでいる(転載ここまで)。


 もちろん同書中には「ワースト10」の政治家の名前や点数、理由も書いています。
同書は今年7月10日に幻冬舎から出た本で新書版であり、1時間もあれば読めます。
政治に興味のある方というより、日本人ならぜひお読みいただきたい本です。

 つぎは裁判官についてです。
 最近、もっとも興味を持って読んだのは副島さんのホームページです。
 そこには「この最高裁判事に×をつけよう」と、4人の名前と経歴、そして、その理由も詳しく書かれています。長文ですが、一読の価値はあります。
「なるほど」と思いながら読みました。
 これは無料のホームページ(副島隆彦の学問道場)の文章ですから、興味のおありの方は、ぜひお読みください。
 私は、いままで政治家や裁判官には、ほとんど興味を持ったことがなかったのです。
 私の絶対にやりそうにない職業ですし、戦後の日本は文明国だし、大衆は愚かでないから、ふさわしい人が選出されているはずだ、と考えていました。
 いまでも、その考えは根底にあるのですが、いまの日本にも「悪い政治家や悪い裁判官はいるようだ」という考えにいま傾きそうになっています。
 読者の皆さまも、ぜひ真剣にお考えください。
                                              =以上=
     


     

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