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このページでは、舩井幸雄が(2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が)いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。
毎週月曜日定期更新
2011年2月17日
ハイテクよりローテク、高木善之さんのすばらしい意見

 私の友人の高木善之さんは、フシギな人です。

 20年前、大ケガをして「絶対にダメだ」と思われたのに、見事に元気になりました。
 その後大活躍で、いまも「ネットワーク地球村」(TEL:06−6311−0309)を主宰して、すばらしい活躍をしています。
 会員には、毎月「地球村通信」が送られてきます。
 この「地球村通信」の2011年2月号を読んでいて、彼の考え方が分る文章を発見しました。
 というより「なるほど」と感心したのです。
 そのまま以下に転載します(なお、転載の了承は取りました)。

人の方がすごい
                                     高木善之


お正月にNHK教育テレビの「大科学実験」を見ていて、面白かったのでご紹介します。

メリーゴーランドは電力で動いていますが、どれくらいの電力(何ワット)が必要だと思いますか?
番組で使用したのは3キロワットで動く、比較的小さなメリーゴーランドでした。そのメリーゴーランドを「人力で発電して動かせるか」という実験。用意された自転車型発電機を一人が全力でこいでみました。
結果は・・・びくともしませんでした。

次に、自転車型人力発電機30台をおとな30人が全力でこぎました。
結果は・・・電飾が点灯しましたが、メリーゴーランドは動きませんでした。

次に、自転車のプロ選手30人か全力でこぎました。
なんとメリーゴーランドが動き出したのです!さすがプロ!
しかし・・・数分で疲れてきて、メリーゴーランドが遅くなり止まってしまいました。10分と続きませんでした。

30人で3キロワット、つまり1人で100ワットの発電がやっとなのです。
1キロワットのエアコン、lキロワットの掃除機、1キロワットのヘアドライヤーは、10人が全力で発電しなければ使えないのです。
エレベータやエスカレータは約10キロワットですから、100人が全力で発電しないと動かないのです。それでも数分しか動きませんが。
電気製品は便利ですが、100ワットなら1人、1キロワットなら10人、10キロワットなら100人が全力で発電する必要があるのです。

★発電時の二酸化炭素
人間の呼気は1時間に二酸化炭素を34グラム出します。
実際の電力は、日本では1キロワット当たり420グラムのC02が出ます。
100ワットにつき42グラムですから、この点からも人間は実際の100ワットの発電とほぼ同等です。
つまり100ワットの電力は1人分の二酸化炭素を出し、1キロワットの電力は10人分の二酸化炭素を出し、10キロワットの電力は100人分の二酸化炭素を出しているのです。

★電力は、人力よりはるかに効率が悪い
メリーゴーランド(3キロワット)を電力(人力発電)で動かすには30人必要ですが、人力そのもので動かすには3人で回せるでしょう。電力ではなく人力で動かすなら10分の1の人数でいいのです。
エレベータ(10キロワット)を電力(人力発電)で動かすには100人必要ですが、人間が人間を担ぐなら、1人で1人を担ぐことができます。仮に10人を担ぐなら10人で担げますから、電力ではなく人力ならやはり10分の1でいいのです。つまり、電力は人間よりもはるかに効率が悪いのです。

★ピラミッドを作るには
ピラミッドは、重さ4トンの石を100万個以上切り出し、運び、積み上げています。もしそれを現代の技術でやろうとすると、ダンプカー、ブルドーザー、クレーンがどれだけいるでしょう。おそらく延べ何万台。
どれだけのガソリンがいるでしょう。おそらく何百万トン。
どれだけのCO2を出すでしょう。おそらく何百万トン。
しかし、古代のエジプトでは電気も自動車も使わず、すべて人力です。
出したCO2は呼吸だけですから現代技術の100分の1でしょう。
そのCO2は、人々が生きていることで出しているのですから、わざわざピラミッド作りのために出した訳ではないのです。

★ローテクは素晴らしい
ピラミッドなど古代の建造物はすべてローテクで作られたのです。
ローテクとはハイテクの反対。
「てこ」「ころ」「滑車」「つるべ」の4つでした。
「てこ」は人力を10倍にも100倍にも拡大できる魔法のような技術です。
「ころ」は摩擦や抵抗を限りなく小さくする魔法のような技術です。
「滑車」も「つるべ」も力の方面を変える魔法のような技術です。
昔の人は、このように自然の仕組みを使って巨大な建造物を作ったのです。
石油や石炭の力を借りず、CO2を出さずに、人間の力を10倍にも100倍にも拡大する方法を知っていたのです。
5000年前の人々のことを考える時、私たちは一体なにをやっているのでしょう。私たちが日常「便利快適」と思っていること、電気や自動車などは、そのために10倍も100倍もロスをしているのです。それを進歩と呼べるでしょうか。

以上、現代技術の真相が見えてきたのではないでしょうか。

私は毎日トレーニングをしますが、トレーニングマシンにはカロリー消費や仕事量(ワット)が表示されます。私の1回のトレーニングはカロリー消費100Kcalです。100ワット時=8 6 Kcal ですから、約1.2キロワットの発電に相当する運動をしていることになります。トレーニング中、「これを実際に発電に使えないものかなあ」と思いながら走っています。(^_^;)(転載ここまで)


 ともかく、いつも読んでいる「地球村通信」です。
 いつも良いヒントがあります。
 ただ、上記の記事は、私としましてはまったく新しい観方を教えられたように思いました。
 あえて読者の皆さんに紹介した次第です。よろしく。
                                           =以上=

★「ネットワーク地球村」HP:http://www.chikyumura.org/

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