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舩井幸雄のいま知らせたいこと

このページでは、舩井幸雄が(2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が)いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。
毎週月曜日定期更新
2015年1月19日
農について (※舩井勝仁執筆)
     赤峰勝人さんの白菜畑

 今日は父の1周忌です。だからというわけではありませんが、「今年は何が起こるか分からない年になる」といきなり冒頭に書きましたら、刺激的すぎますでしょうか。
 日々、交流を続けている経済評論家、地質学者、そのほか各方面の超プロの先生から伺ったお話を総合すると、地震などの天変地異は1〜3月が危ないと言われていて、経済のクラッシュは秋以降が危ないそうです。「いまここ」を日々意識することを実践していますが、やはり現実問題、乗り切るのは大変だと感じます。

 チベット仏教の高僧であるリンポチェ師に尋ねてみたところ、何を心配しているのか分からないと言われました。いまの日本でどんなことが起こっても、チベットよりははるかに豊かな状態は変わらないし、50年前の日本と比べてもやはりはるかで豊かな状態はキープできる。だから、しっかりと目の前に起こったことを認識できれば何の問題もない、と師は穏やかに微笑んでおられました。
 本当にもっともだと思いました。私たちは何が起こっても、生きていかなければいけない。そのためには食っていかなければならないし、家族や仲間と助けあって生きていかなければいけないのです。しかし、最低限の生活を確保すればいいのだという開き直りができれば、実はいまの日本のなかで生きていくのはそんなに難しい話ではないのです。
 これは借金で苦しんでいる人や、仕事が見つからないで失業状態が続いているような人でも実は同じことで、開き直りさえできてしまえば怖いものはありません。これは私の尊敬する大下伸悦先生が繰り返し唱えておられる主張です。今年はこのテーマの本を出版される予定だと伺いました。楽しみです。

 ただ、そのためには「農」に関わっていると安心できるので、今年は農のことを考えていけばいいと感じています。父・舩井幸雄は農学部(京都大学)の出で、生家は農家であったため、父も農業については常に関心を持っていました。そのため皆様もよくご存じのように、農業をやっている方をことのほか取り上げ、このコラムでも相当数の方々を紹介していました。
 いま、世界の多くの国々(先進国)では、大規模農業が基本となっています。その傾向は個人農家の耕地面積の少ない日本でも同様で大型化の傾向にあります。現在、日本の農業政策は、TPPの問題も含め、数多くの問題があります。現在の世界(先進国)の農業は大規模農業であるため「効率化」第一で、いわゆる生産性(収穫量)が求められます。 そのためには化学肥料と農薬の使用によって効率よく、農作物を育てて収穫しなければなりません。それは当然の成り行きなのでしょう。
 しかし、今新たな農業改革(技術)の波が起きはじめています。その原点に流れる考え方は、農作物(食物)は生き物である、“生命である”という基本的な考え方です。
 食物を食べるということは、その食物の命を食べていること(日本人の“いただきます”と言う言葉)にほかなりません。現代の栄養学を基本としている食文化は、科学的視点を基本としているため、目に見えるもの・計器で測定できるもの・効能があるものなどに焦点が当てられ、目に見えないもの、計器で測定できないものに対しての認識が欠落しているのです。

 生命を作っている農業においてもその流れは変わりません。生産性の収穫量と費用とのバランスにおいて計算されています。食物の中身(生命)の存在は意識されていません。 これは収穫物である食物だけでなく、その食物を育てる『土地・農地』に関しても収穫の効率を考えることに重点がおかれているようです。土(農地)は大自然の基盤をなす、生き物なのです。現代の農業は、製品工場で、製品を増産するような感覚で作られていないでしょうか。だから、農薬と肥料を大量に使って作られる農作物を、多くの人々が何の疑問もなく消費しているのです。

 このような現在の日本の農業の現状を踏まえて、個人的に一番完成度が高いと感じるのは『ニンジンから宇宙へ』の赤峰勝人先生の農業です。「本当に優れている自然栽培の作物は虫に食べられることはない、硝酸態窒素などの身体に良くないものがたくさんある野菜を虫は人間に代わって食べてくれるのだ。硝酸態窒素などのない本物の作物なら、虫が生きていくために必要な分だけをしかも商品価値のない下葉の部分しか食べない」、というのが赤峰先生の主張です。
 先日見せていただいた赤峰先生の白菜畑には神々しいまでの美しさを感じました。ここまでくると芸術作品だと思うくらいでした。
 赤峰先生の考え方は、百姓は厳しいということです。本当に本物の百姓になれるようには3年以上の真剣な修行が必要で、本物の百姓を目指す若者たちを住み込みで育成することが、赤峰先生が一番やりたいと思っていることだそうです。

 また先日、アートテン農法の高橋呑舟先生とお会いしました。高橋先生の農法は宇宙の情報を取り入れて農法をするというもので、いまの科学ではまだまだそれを理解するのは難しいというお話でした。高橋先生が美味しくて健康にいいものを食べたいという食に対するこだわりが強く、本物の食材を求めるうちにアートテン農法を開発したのではと、私には感じられました。
 高橋先生の場合は大事なのは農をやる方の人間性だといいます。人間性が高くない人がアートテン農法に取り組むとマイナスの結果が出てしまうそうです。だから、ほとんど無料に近い金額でアートテン農法に取り組めるのだが、人間性の低い人には提供できないのだとおっしゃいます。その独自の観点や発想は面白いので、興味がある方はにんげんクラブ会報誌の1月号を取り寄せていただいてインタビュー記事をお読みいただければと思います。
 食べさせていただいた野菜や果物は信じられないぐらい美味しかったです。人間性という目に見えない世界が大切だと堂々と主張できるところまで、世の中は進んだのだとちょっと嬉しくなりました。

 そして、前述しました、私が尊敬する「夢を持って楽しく生きる会」や「GOP グリーンオーナーズ倶楽部」を主宰されている大下伸悦先生が取り組んでいるのは神谷成章先生のカーボン農法です。
 私は神谷先生に直接お会いしたことはないが、大下先生によると2000万円以上の年収をあげられる農家が仲間の中に出てきているとのことです。にわかには信じがたいのですが、どうやら本当のことのようです。
 カーボン資材を農地に散布するだけですが、例えば冬でも圃場が凍らずに野菜が作れるという奇跡が起きているそうです。大下先生は神谷農法を実践するために長野県南木曽町に実質的に移住して取り組んでおり、先生が父・舩井幸雄から託されたと言ってくださる「農を私が一生の志とし、それでこの国を救う」という想いに真摯に邁進し、そして着実に実現されつつあることには本当に頭が下がる思いです。

 以上、見てきましたように、本質的な農が徐々に普及しつつあります。高橋先生も大下先生を通じた神谷先生の農法もプロの農家だけではなく、家庭菜園のような分野にもこれからは積極的に普及を図っていくという意向を持っていらっしゃいます。
 また、赤峰先生も既存の農家は勉強に来ないので、都会出身の若者たちに真剣に百姓に取り組ませるという方法論で普及を図っています。どちらも一朝一夕ではできないことですが、私も微力ながら応援していきたいと思っています。これからの日本は、農を通じて本質に立ち返る時代になっていくと考えています。
                                            =以上=

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