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舩井幸雄のいま知らせたいこと

このページでは、舩井幸雄が(2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が)いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。
毎週月曜日定期更新
2015年1月5日
進化の方向に進み始めましょう (※舩井勝仁執筆)

 新しい年を迎えました。みなさんはどのような年始を過ごされましたか。
 「そんな型通りのこと、どうでもええ」との父・舩井幸雄の言葉が聞こえるようですが、舩井家は喪中のため、新年のご挨拶を控えさせていただきます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。船井本社グループは、社会やみなさまとのご縁の好循環を築き、貢献の心を大切にしたいと考えています。

 昨年、台湾に行く飛行機の中で「ルーシー」という映画を見ました。チャンネルをランダムに押していたらたまたま出会った映画なのですが、とっても尊敬している友人からぜひ見てくださいね、と勧められていたこともあり久しぶりに映画をじっくりと見ました。
 いま私たち人間の脳は10%以下しか機能していない、もし脳が徐々に覚醒していき100%になったら? というなかなか衝撃的な内容でした。ジャンルで言えばサスペンス映画ですので、彼女がなぜこの映画を勧めてくれたのかということを考えていると、ますます面白くなってきましたので、時間のある年始もこの映画のテーマについて考えていました。まだまだ眠っている脳の機能を目覚めさせていくのが、いまを生きている私たちのテーマかもしれないと感じています。今日は、少し脳の話をしたいと思います。

 我々の地球は今から約46億年前に生まれ、地球上に最初の生命が誕生したのが約38億年前です。そして『ヒト』の誕生が約700万年前と推定されます。地球は大気・大陸・海などが集まって構成された一つの『システム』なのでしょう。
 私たち人間はその構成要素の一つとして『人間圏』をつくって生きていると言えます。 特に、地球史の中での重要な柱は、人類が約1万年前に農耕や牧畜を始めたことです。 この時から『ヒト』は生物圏を脱出して、『人間圏』を作り、地球の一つの構成要素を確立したのでしょう。
 その後、地球上のグローバルな物質やエネルギー、人間の流動を基盤として、現代の高度な文明化社会へと、人間は一気に広がりその居住地を拡大しました。このような人間圏の成立と急激な拡大発展を支えた要因は何処にあったのでしょうか。

 行動生態学で有名な長谷川真理子先生が述べている「お婆ちゃん仮説」とも言われています。“ヒトの女性が自らの繁殖から解放された後、おばあさんとしての知恵と経験を生かして自分の娘や、血縁者の子育てを援助することにより、結局は、繁殖成功度を上昇させることができたという仮説”です。おばあさんの存在に支えられて人口の増えた現在の人類が世界中に広がったという可能性です。
 他方、人間圏の成立とその拡大を支えたもう一つの決定的な重要な要素が、人類の優れた『脳』でしょう。生物は、進化の歴史の中で、大脳皮質を発達させ、ヒトにおいては道具を使うことを覚え、言葉を覚え、さらには推論や抽象的な思考という高度な情報処理能力を持つようになったのです。

 ヒトの脳は1000億個に及ぶ神経細胞からなるネットワークでできていますが、大脳皮質の1立方ミリメートルの中には、10万個の神経細胞が含まれ、各細胞あたり1万個程度の「入力結合」(シナプス結合)があって、各細胞をつなぐ結線の長さは10キロメートルにも及ぶと言われています。
 脳の情報処理のからくりに関しては現代でも、未解明の判っていないことばかりと言われていますが、いろんな論争がなされています。しかし脳には非常に重要な性質があります。それは脳には、脳自身が学習し、自己組織化する能力があると言うことです。脳には外界や環境、脳自身の内部などで相互作用をしながら、情報を自らの中に蓄積し、自らの構造を変えていく能力があるのです。人間が、“考えること”“思うこと”いわゆる『アタマを使うこと』は脳の成長と情報処理能力の拡大につながるのです。

 これは私が勝手に感じていることですが、はせくらさんをはじめとする父や私の周りにいる不思議なことが分かったりできたりする人は脳の容量を私たちよりも多く使えるようになってきた人なのではないでしょうか。もちろん、年末のこのコラムでお伝えしたように、大半の超能力者はロクでもないという父の遺言はその通りで99%は偽物だと思った方がいいのですが、「ルーシー」を勧めてくれた友人やここでは名前をあげるのはやめておきますが、私の知っている何人かは確実に20〜30%ぐらいは脳を使いこなしているに違いないと思える人がいます。

 私は父から教えられた今西錦司先生の進化論がダーウィンの進化論よりも正しいのではと思っています。講談社学術文庫にいまでも読める『進化とはなにか』という今西先生の名著があります。このなかで今西先生は種は弱肉強食と突然変異で進化するのではなく、種として環境の変化に対応するために進化する方法を決めるのが最初のステップであるという論を述べておられます。

 そして、その方向に向かって先に行って苦労するものもあれば、途中で挫折して死にたえるものもあり、また後から良いどこ取りで進化を成し遂げる役割のものもいる。その過程を見ていると弱肉強食と突然変異によって進化しているように見えるのだが、確率論で考えるといまのような人間が偶然できるはずがないのであるというのです。
 20〜30%の脳を使いこなしている友人たちが、人類が環境変化に対応するために進化する過程の先人と考えると、私たちもそろそろ目覚めて進化の方向に向かって脳の容量を少しでも使いこなす方向に向かって今年は動き出す年になると感じています。

 新年早々、少々かたい話になりましたが、今年はどんどん自らの枠を外して、人生の可能性を広げていきたいと考えております。そのためには目標を最初から高く設定しすぎ、人類全体の進化に向けてまず個々の能力を10%が11%になるよう努力する、いや10%が10.1%になることを発見し、自分を認めてあげながら、生成発展していくということが大切だということを新年にあたっての抱負とさせていただきたいと思います。
 本年もどうぞよろしくお願いいたします。
                                            =以上=

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