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トップが語る、「いま、伝えたいこと」

このページでは、舩井幸雄が(2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が)いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。
毎週月曜日定期更新
2015年3月16日
伊勢の父の思い出 (※舩井勝仁執筆)

 先週、伊勢修養団の中山靖雄先生がお亡くなりになりました。
 東京・渋谷に本部を置く修養団は、1906年に蓮沼門三先生によって創立されました。渋沢栄一翁および松下幸之助翁らの支援を受けた時期もある、創業110年の公益財団法人です。真冬の五十鈴川で身を清める「水行(みそぎ)」が有名で、伊勢神宮内宮の宇治橋前に道場があります。

 私が伊勢修養団の青少年センターに足を運んだのは約20年前、11弦ギターの第一人者である辻幹雄さんのコンサートを聴きに行ったのが始まりです。そして3年前、ドキュメンタリー映画「1/4の奇跡〜本当のことだから〜」の監督、入江富美子さんの紹介で、中山先生ににんげんクラブの取材をお願いして、中山先生の謦咳(けいがい)に改めて接することができました。

 その後、にんげんクラブの会員の皆さんと伊勢修養団に昨年の夏至の時期に合宿に行きました。その時は先生にはお目にかかれませんでしたが、奥様の緑先生を通じて先生の魂にはふれさせていただけたのだと感じています。先生は、脳梗塞を何度か繰り返し、数年前から視力をなくされていましたが、研修に参加される全員の名前を覚えて、全員の名前を言いながら、研修の成功を伊勢神宮にお願いしてくださるという、恒例の儀式は健在ということで、胸をつかれました。
 だから、先生は1度でも研修に参加された人の顔と名前は必ず憶えておられ、以前のエピソードを正確におっしゃいました。その数は10万人を超えると言われています。
 『聖なる約束』の共著者、赤塚高仁さんも先生から大きな教えをいただいておられて、今回の訃報に接しご自分のブログに先生との思い出をつづっていらっしゃいます。

                   *  *  *  *  *

 中山先生は、動けなくなる日まで毎朝、皇大神宮の御正宮のお白石に土下座して、ひれ伏して3つのことを祈ってくださっていました。

 「地球が一日でも命ながらえますように」

 「世界に平和の風が吹きますように」

 「すべての宗教が手をつなぎますように」

 その祈りが、今も私の魂にも刻みこまれています。

                   *  *  *  *  *

 この箇所に胸が熱くなりました。やはり実践あるのみ、「いまここ」に、志を熱く据えて真摯に継続して行動していくことが大切なのだと私も改めて襟を正しました。
 先生は、『すべては今のためにあったこと』というご著書を2013年に出版されています。本は出さない、とおっしゃっていた先生が、にんげんクラブのインタビューでできた“こだまゆうこ”さんとの縁で、海竜社より出すことになった最初で最後の著作、ロングセラーで読み継がれています。

 私も、折に触れ読み返しているのですが、「知ることを深めていくと、愛することへの道につながります。思いをぶつけ合うことで本物が出てくるのです」という箇所が好きでビジネスも、プライベートの人間関係も、家族とのあり方もこうでありたい。といつも心で反芻しております。
 今年も夏に、にんげんクラブ主催で修養団にうかがう予定です。もしかしたら、中山先生の魂にふれることができるのでは、そのためには精進をしなければならないと気を引き締めています。
 先生のご冥福を心からお祈り申し上げます。

 話は変わり、来月白鳥哲監督の「蘇生」という映画が封切られるのに先立ち、試写会にお邪魔してきました。声優および俳優を本職とされながら、ドキュメンタリー映画を精力的に撮っておられる白鳥さんの5作目の作品です。ご自身が感銘を受けた人物の生き様に徹底的にスポットライトを当てて撮るその力強い作風に、いつも白鳥さんの愛を感じます。

 今回の主役は琉球大学名誉教授の比嘉照夫先生です。
 父 舩井幸雄の長年の愛読者の方にはよくご存じいただいているEM(有用微生物群)農法の第一人者です。父は「比嘉さんは、国内より海外でかなり高く評価されている超一流のカリスマなんだよ」とよく話していました。
 映画「蘇生」のテーマは、放射能。汚染された福島の環境問題を解決するには微生物の力を引き出すしかないと考え、人類の祖先でもある微生物と共存する社会こそが望ましい理想像だというメッセージにあふれた作品になっていました。

 映画は東京・渋谷アップリンク4月4日(土)〜
 大阪シアターセブン4月11日(土)〜
 名古屋シネマスコーレ4月11日(土)〜 

 東京と大阪は初日監督挨拶もあるようです。

 今回、中山先生のこと、「蘇生」のことを話題に筆を進めてきて、やはり「命をつなぐ」ことの大切さを改めて思い返しました。親が子どもに対する無条件の愛、無私の愛のように、この私たちが住んでいる地球にもまっすぐに愛を注ぎ、感謝をこめて祈ることが何よりも大事なんだと思っています。

 最後に。10月17日、18日に恒例のパシフィコ横浜での大イベントが決定しました。
 今年は「舩井フォーラム2015〜SAKIGAKEBITOが作るエヴァの世界〜」というタイトルでよりパワーアップした皆さんに楽しんでいただける気づきと学びの場所にしたいと考えています。詳細は決まり次第、この欄でお伝えしていきますので、まだ先ではありますが、まず日程だけスケジュール帳に記していただけたら幸いです。
                                            =以上=

バックナンバー
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2015.03.23:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】にじ色の鳥 (※舩井勝仁執筆)
2015.03.16:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】伊勢の父の思い出 (※舩井勝仁執筆)
2015.03.09:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】いのちのために、いのちをかけよ (※舩井勝仁執筆)
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公益財団法人舩井幸雄記念館 代表理事
ライフカラーカウンセラー認定協会 代表
1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。 2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。 講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。
著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』(ごま書房新社)、『ズバリ船井流 人を育てる 自分を育てる』(ナナ・コーポレート・コミュニケーション)、『私だけに教えてくれた船井幸雄のすべて』(成甲書房)、船井幸雄との共著『本物の法則』(ビジネス社)、『あなたの悩みを解決する魔法の杖』(総合法令出版)、『幸感力で「スイッチオン!」』(新日本文芸協会)がある。 -->
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