
トップが語る、「いま、伝えたいこと」

12月14日の当欄に書いたように、瞑想は以前からごく自然なルーティンでした。そしてボブ・フィックスさんにお会いしてから「自分の心に静かに向き合うこと」により興味がわいてきました。そうすると面白いように関連本が自然に手元に集まってきました。
今月はその中からおすすめのものを何冊かご紹介したいと思います。
山岡尚樹著『『イメージ気功「成就編」〜妄想エネルギー活用法〜(CD付)』(シンコーミュージック)
「妄想」という言葉に惹かれますね。「妄想」と聞くとよこしまな思いに左右されて気功の邪魔になってしまいそうですが、単なる願望実現ではなく、その妄想エネルギーを活用してしまおうとするところに、山岡さんのエッジのきいたユニークさを感じます。丹田をしっかり使って気を整える呼吸法をわかりやすくレクチャーしているCDブックです。
山岡さんは私の大親友で、大人の右脳開発をライフワークとして取り組んでいます。一般の人の悩みに真摯に耳を傾け、心のブロックを外して願いをかなえるメソッドをいつも考えているまじめな人です。この本のメソッドを活用して結婚、仕事などにいい展開がのぞめたという報告が続々来ているそうです。
今までの気功本の中で1番わかりやすく、万能感あふれる1冊でした。自信を持ってお勧めします。山岡さんにとっても自信作のようですので、山岡ファンの方もそうでない方もぜひ手に取ってみてください。
荒井秀幸著『知っておきたい悟りのヨーガ』(きれい・ねっと)
父が大変お世話になっていた荒井義雄先生の甥にあたるのが秀幸先生です。荒井義雄先生は「舩井フォーラム2015」にもご出演していただいて大好評でしたが、アグレッシブな義雄先生と比べると秀幸先生はとても優しい穏やかな方で、お会いするたびに癒しの波動を感じます。
私もヨガはかじらせていただいた程度で、まだまだ未知の世界ではあるのですが、この本の中に書かれた「一人ひとりが内なる平和を確立させたとき『真の平和』は実現する」の言葉が響きました。私がかねてからテーマにしていることに重なりますし、私の場合は言うだけで方法論を提示できないでいるのですが、ヨガという具体的なメソッドを持っている秀幸先生の『真の平和』にかける思いはまた格別だと思います。
悟りとは、なにも超人的な体験を実感することだけではなく、平和と調和に、自分の意識がゆるぎなく向いていることで充分大きな意味があるのだと思いました。
そのような心持ちやあり方を、日常の中で維持し、深めていくためには毎日のヨガは効果的だと気が付かせてくれた1冊でした。私もこの本を参考にして、今秋の舩井フォーラムに向け、心と体の準備を始めていこうと考えています。
『古事記を奏でる CDブック 上巻』神武夏子(ナチュラルスピリット)
ピアニストの神武さんの古事記へのいざないの新作です。古事記のそれぞれの章にあったイメージに対して、インスピレーションでピアノとフルートの伴奏が入っているのですが、これが、とても清らかで心が晴れ渡るようなすがすがしさに満ちています。古事記をいつかきちんと読みたいのだけれど機会がなくて、という方に導入として最適だと感じます。朗読ブックは眠くなって、という先入観がある方にも、なかなかおしゃれで飽きさせない構成になっているので手に取っていただけたら何よりです。上巻は「豊玉姫の歌」まで。まだトライしていませんが、下巻も楽しみです。
『聖なるものへの賛歌』神武夏子(STARICIA)
こちらはさきほどの神武さんのCDですが、あまりによかったので最後にご紹介しておきます。みなさまおなじみの「グリーンスリーブス」にハマって、毎日聞いています。
前述の古事記の挿入音楽といい、私の中にすっと入ってくると思って、ジャケットを見ましたら、プロフィールにフランス留学後、エリック・サティに衝撃を受け、サティと「フランス6人組」の音楽をいろいろな場所で紹介されていると書いてあり、合点がいきました。私もサティが好きなのです。
スピリチュアルに響く曲を聴きたいけど、重いのはちょっと、という方にお勧めの1枚です。
実は、スピリチュアルな考え方について、私は心の奥底に少し抵抗感を持っていました。しかし、中途半端なスピリチュアルではなく、世の中を本当にすばらしいものにしていくエゴのないスピリチュアルでなければそんなことをやっている場合ではないという父のメッセージを思い出し、これからはこの分野にも真剣に学んでいきたいと思っています。
そして、それが経済や経営などの分野にもつながっているということを明らかにしていくことも今年のテーマにしていきたいと思っています。年明け早々、株式市場や為替市場は大波乱の幕開けになってしまいました。今週ぐらいから落ち着いて来るとは思っていますが、どちらにしても大激変の時代のまっただ中にいることは誰の目にも明らかになってくる時代にはなりました。これをじっくり楽しんでやろうという気持ちで乗り切っていただければと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。
=以上=

2016.01.18:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】三回忌 (※舩井勝仁執筆)
2016.01.11:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】悟りの本を紹介します (※舩井勝仁執筆)
2016.01.04:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】奇跡のコース (※舩井勝仁執筆)

ライフカラーカウンセラー認定協会 代表
1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。 2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。 講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。
著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』

