
トップが語る、「いま、伝えたいこと」

年明け早々、相場は熱狂に包まれています。先週の記事を読んだ、舩井幸雄.comの藤原編集長は、「本当に年があけたら急に景気がいいという話があふれるようになりましたね。年末は景気のよさをそれほど感じなかったから不思議です」と、話してくれました。もしかしたら、私も含めてマスコミの情報操作に乗ってしまっているのかもしれません。これも大事な相場の格言ですが、みんなが景気がいいと言って猫も杓子も株(いまならビットコイン等の仮想通貨かもしれません)を買いだした時が一番危ないという話もあるから注意したいと思います。
日銀が超長期国債の買い入れ額を減額したことで、出口戦略を模索しているのではないかという思惑から、円高基調になっています。また、いまは相場が荒れる時の先行指標になっている金利が、まだ気にするレベルではありませんが、日米とも上がってきています。2%というゆるやかなインフレの達成が当面の日銀の目標ですが、その傾向がはっきりしてくると、いまの異次元の量的緩和政策の破たんも連想されることになりますので、政策当局にとっては難しいかじ取りが必要です。
私自身は楽観主義で、先週もお伝えしましたが、『所得5倍増なんて簡単なこと! 智徳主義【まろUP!】で《日本経済の底上げ》は可能』(ヒカルランド)のインタビューで竹田和平さんが語っていた、日経平均が4万円になるという世界が実現してくる予感があります。それだけではなく、みんなが前向きに経営や投資に取り組むことで、日本が数年間の間、3%程度の経済成長をすることも可能であり、それがインフレ率を上回ることが大事だと考えておりますので、今年は前向きにいきたいと思っています。
生きておられれば、今年85歳になる和平さんなら、いまの経済状況やビットコインの狂騒を見て、どんなコメントをされるのだろうと考えています。先週もお伝えしましたが「和平さんの花咲祭」。私が出演させていただく1月28日(日)の神戸会場で席の余裕があるようですので、ぜひご参加ください。和平さんの気持ちになって景気のことを語ってみたいと思っています。
父は1月10日に誕生日を向かえ、和平さんと同じ年だったので生誕85年です。お祝いを寄せてくださった方々、ほんとうにありがとうございました。そして、また19日に命日がやってきます。父は雄大な富士山を望む静岡の日金山(ひがねさん)霊園にねむっています。とくに、父の墓は、霊峰富士を北に仰ぎ、熱海、初島を眼下にのぞむ自然の厳粛さに息を飲むようなロケーションに位置しています。
自然の懐の大きさ、穏かさだけでなく、気候によってはとても厳しい風が吹くその場所で、自然の変化と対峙している父を思うと、なにか生前の生き方そのものを感じ、あの世にいってからも、「包み込みの発想」を実践しているのかなと、そんなことを考えました。19日は金曜日なので、舩井幸雄記念館も開館していますが、こだわらないのが父の特性でしたので、この日に限らず金、土、日、月は基本的に開館していますので、ぜひ記念館にお立ち寄りいただければ幸いです。
熱海は、日本一早咲きの梅が有名です。毎年恒例の熱海梅園梅まつりは、今年は3月4日(日)までのようです。梅まつりの期間のあいだに、小春日和のような日が訪れるかはわかりませんが、少しでも暖かい日を選んで、熱海に来ていただけたら幸いです。そして繰り返しになりますが、熱海にこられたら舩井幸雄記念館にお立ち寄りいただき、イヤシロチを味わい、著作や愛用物に触れて父を感じていただけましたら、父も存外の喜びだと思います。(定休日などは記念館の公式サイトをご覧ください。)
また、宣伝になってしまいますが、1月27日(土)に熱海 レンタルスペースイヤシロチで「地球村」の高木善之さんと、義弟の佐野浩一が、一般財団法人舩井幸雄記念館主催で新春記念特別講演会を行います。高木さんは大学を卒業してパナソニックに就職、半導体の研究者として活躍されていましたが、30代で交通事故に遭い、瀕死の重傷を負います。長期にわたる入院生活で真の生きる意味、幸せとは? と考えつづけた高木さんの結論は「みんなが幸せになること」でした。
「みんなの幸せが自分の幸せ」という思いが自分の体と心のすみずみにまでかけめぐった時、奇跡の回復がおこったというのです。その後のご活躍については、ご存じの方も多いでしょうし、27日の講演会でお話があるでしょうが、「みんなが幸せになること」というキーワード、改めて私の心に響きました。
私は先週も触れた村中愛さんが予言された、今年は変化の行く末を決める大事な年というお話にもつながるのではないかと思っています。搾取する人と搾取される人の構図は、今も世界中で続いているようですが、それは1人1人のこころの中にあるものの拭いさることのできないネガティブな意識拡大が現実を停滞させているといえるのではないでしょうか。愛の好循環、是非高木さんから学ぶところ多し、だと思います。
=以上=

2018.01.22:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】AKDN (※舩井勝仁執筆)
2018.01.15:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】熱海 (※舩井勝仁執筆)
2018.01.08:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】聖地巡礼 (※舩井勝仁執筆)
2018.01.01:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】始まりの年 (※舩井勝仁執筆)

ライフカラーカウンセラー認定協会 代表
1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。 2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。 講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。
著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』

