日日日是好日 〜熱海だより〜 -熱海秘書　相澤智子-

このページは、２００９年１１月から（株）船井本社　熱海本社で船井幸雄の秘書として勤務することになった相澤智子（あいざわ　さとこ）によるコラムページです。
日々、船井幸雄やまわりの人たちと接する中で気づいたこと、学んだことなどを皆さまにお伝えしていきます。

熱海桜

　皆さまこんにちは。　　　　　　　　　　　　　　
　だんだん暖かくなってきて、日差しがぽかぽか気持ちいいですね。熱海では早咲きの桜が満開です。
　外を歩いていると、春のにおいがして思わず深呼吸をしたくなります。
　
　本日は私が船井に出会ったきっかけをお話させていただきたいと思います。
　私が船井幸雄という人物をはじめて知ったのは、学生の頃に本屋で著書を見つけたのがきっかけでした。はじめて読んだのは『エゴからエヴァへ』（ＰＨＰ研究所）でした。当時私は「世の中っていろいろ複雑で難しそうに見えるけど、本当に大事なことって何なんだろう」そんなことを考えていました。
　何気なく取ったその本には『世の中の構造やルール』、『人のあり方』などが載っていて、「ああ、そうだったんだ！こんなことを知りたかったんだ」と嬉しくて夢中で読んだのを覚えています。その後、『この世の役割は人間塾』（ビジネス社）、『すべての答えは自分にあった』（徳間書店）などを読みました。私がそれまで疑問に思っていたことや頭の中でもやもやしていたものがスッキリ！して、一つに繋がったような気がしました。
　「いま自分に起こっていることは、すべて必要で･必然で･ベストなことなんだ、全てはよい方へ向かっている☆」、「自分が出したものは全て自分に返ってくる。だから人のせいには出来ないし、良いものを出せば良いことが返って来るんだ」と思えるようになりました。職業や年齢は関係なく、すべてにおいて人間性が大事なのだということを知り、自分も成長したいと思うようになりました。
　
　『良心に従い、自分が本当に大好きなことをやる』
　この言葉を胸に生きるようになり、ありがたいことに大好きな船井の側で仕事をさせていただくご縁をいただきました。これもまわりの方々と、「よい思いを持って進めば、思いは実現する」と教えてくれた船井のおかげだと日々感謝しております。

　船井の著書の中に『素直』という言葉が出てきます。以前私は、会社や経営というものは、常に自分を張り詰めて、負けないように頑張らねばならないものだと思っていました。なので、大きな会社の会長が「人は素直であることが大事」と言うのは、はじめはとても意外に感じました。素直な自分でいたら、周りに流されてしまうのではないかと思っていたからです。
　しかし読み進めると、素直であることこそが自分を伸ばし、世のため、周りの人のためにもなるということが分りました。そして「自分の心に素直に生きていいんだよ」と言ってもらったような気がしてとても嬉しく思ったのを覚えています。

　世の中で『スゴイ』と言われている人たちには、共通しているものがあるように思います。それはみんな『素直である』ということです。スケート選手の浅田真央選手やゴルフの石川遼選手、将棋の羽生義治名人、野球の長嶋茂雄さん、ジブリ映画の宮崎駿監督など、活躍されていてみんなに愛される人というのは、心が素直できれいだという印象を受けます。成績だけでなくお人柄が素敵ですよね。まっすぐに目の前の事に取り組む姿と、子供のようなキラキラした心の一面に、みんな心を動かされるのではないでしょうか。

　自分が夢中になるもの、心がワクワクするものの中に自分の長所がかくれている。だから自分の心に正直に、素直になって生きることが大切なのだと思います。
　みんながそれぞれの長所を活かしてイキイキと生きることができる世の中になったら素敵だなと思います。
　私もまだまだ模索中なのですが頑張ります！


＊おひなさま＊

　今月はひな祭りがありますね。
　熱海の事務所には毎年ひな人形が飾られます。船井の奥様やお孫さんたちが事務所にいらっしゃってきれいに飾ってくださいました。私も今年はじめて拝見したのですが、何歳になっても女の子のお祭りは嬉しいですね。
船井も「雛人形か〜、いいもんだね＾＾」と眺めていました。

おひなさま

雛人形