日日日是好日 〜熱海だより〜 -熱海秘書　相澤智子-

このページは、２００９年１１月から（株）船井本社　熱海本社で船井幸雄の秘書として勤務することになった相澤智子（あいざわ　さとこ）によるコラムページです。
日々、船井幸雄やまわりの人たちと接する中で気づいたこと、学んだことなどを皆さまにお伝えしていきます。

たんぽぽを見つけました

　みなさまこんにちは。

　４月３日に「にんげんクラブ福岡大会」があり、船井の同行で博多へ行ってまいりました。

　博多は、ビルが立ち並び地下鉄も通っていて大きな街ですが、街の中は広々していて、きれいなとてもいい街でした。船井も博多は大好きな場所なのだそうです。何度も訪れたからだけではなく、博多に来るとなんだか懐かしい気持ちになるのだそうです。一緒に車に乗っているときも、地元の方よりも詳しいのではないかというくらい、街の隅々にまで詳しくて驚きました。

　にんげんクラブ福岡大会ではたくさんのお客様にご参加いただき、誠にありがとうございました。船井は口の中の大きな手術をした後で、長時間は話せない状態だったのですが、１時間以上話すことができました（本当はもっともっと話したかったそうです）。
　船井は舞台の上にいるときは普段よりオーラが大きいというか、大きな存在に感じるので不思議でした。講演は、真剣な話の中にも船井のユーモアに溢れる話にどっと笑いが起こったりととても楽しい講演でした。
　今は大激変の時代といわれていますが、大事なことは本当の情報を知り、慌てずきちんと地に足をつけて謙虚に一生懸命働くこと。何事も自己責任で生きること。それが大事だと船井は言っていました。船井の話の中には、シンプルだけれど実際やろうとするととても難しい、奥が深い話がたくさんありました。分っているようで、できていないことがたくさんあり、自分を振り返り考えさせられました。人間として基本的なところがきちんとできるかどうか、その人の本質のようなところがこれからはとても大事になってくるのだと思います。天の理にだけ従って生きるというのは私にはまだまだとても難しいのですが、なるべくエゴを減らして生きていけるよう心がけていきたいと思います。

　日本は物にも恵まれ、住むところもあって、食べるのにも困らない豊かな国ですが、精神的にはどこかさびしい人が多いように思います。豊かではあるけれど、なんだか幸せを感じない‥それはどうしてでしょうか。それは、自分の世界だけで固まってしまっているからだと思います。物はいっぱいあるけれど、自分だけの幸せというのは、なんだか虚しいですね。そして自分だけで感じる幸せというのには限りがあるように思います。やっぱり人は誰かとつながりがあって、自分が何かをして誰かに喜んでもらったりした時、喜びを分かち合えた時に、より幸せを感じると思います。物はもう充分あるので、これからはもう一歩上の精神的なところの幸せに目を向ける時代なのだろうなと思います。

　「有意の人」とは、自分や目先やお金のことだけでなく、世の中の構造やルール、人間の正しい生き方について勉強し、きちんと知ろうとし、正しい考えで生きようとしている人（既に取り組んでいる人）』のことであると船井は言っています。
　大きなことでなくても、自分が今ある場所でできることをやる。そういう思いを持った人が一人、二人増えていけば、大きな力になってきっと良い世の中になるような気がします。このホームページをご覧の方や、「にんげんクラブ」の会員の方など、「有意の人」を目指そうとする人がたくさんいるということは、自分ひとりではなくてたくさん仲間がいるようでとても心強いですね。
　私はまず、世の中にはどんなことがあるのか、どんな人がいるのかをきちんと知ることからはじめたいと思います。そうすることで、自分の長所を活かしてできることが見つかるような気がします。そして知識だけでなく少しずつ行動に移していけたらいいなと思います。