日日日是好日 〜熱海だより〜 -熱海秘書　相澤智子-

このページは、２００９年１１月から（株）船井本社　熱海本社で船井幸雄の秘書として勤務することになった相澤智子（あいざわ　さとこ）によるコラムページです。
日々、船井幸雄やまわりの人たちと接する中で気づいたこと、学んだことなどを皆さまにお伝えしていきます。

熱海事務所から見える海。 　　晴れている日は、朝日が当たって 　　海が金色に光って見えます。

　皆さまこんにちは。
　新しい年が始まりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

　先日、熱海はこの冬一番の寒さで、めずらしく雪が降りました。
　比較的暖かい気候の熱海では、雪が降るのは一年に何度かあるくらいです。熱海は坂道ばかりの地形なので、車を運転する人は大変ですが、めずらしい雪を見られて何だかうれしく感じました。

　さて突然ですが、皆さまは成功するためには、どんなことが必要だと思いますか？
　「成功」と言ってもいろいろあると思いますが、「自分も幸せに生き、他者からも喜ばれる存在になること」が成功することだと私は思っています。

　船井は、「成功する人というのは、能力というよりも、ある種共通した『成功する性格』をみんな持っているんだよ」と言います。
　成功するかどうかは、持っている能力だけで決まるのではなく、成功する性格というものがあるようです。

　では、その成功する性格というのは、いったいどのようなものなのでしょうか。

　船井は、
�@素直な人。
�A勉強することが大好きな人。新しいことを知り、成長することが好きな人。
�B即時処理ができる人。
�Cこだわらない心を持っている人。
�Dプラス発想型な人。
�E思いやりのある人。

　このような性格の人が成功する人だと言っています。

　素直であることや、こだわらない心を持っていることは、人が成長するためにはとても大事な要素です。それがないと人はある程度で成長が止まってしまいます。
　また、即時処理ができることも大事なことで、成功できる人は、多くの仕事をこなすための段取力や強い集中力を持っているようです。
　たとえば、天才と呼ばれる画家のピカソは、９２歳で亡くなるまで、多くのスタイルや手法を学び、様々な様式に取り組み、常に新しいものを生み出しながら変貌し続けました。
　ピカソは「２０世紀最大の芸術家」とも呼ばれており、その名の理由は膨大な作品数にあります。ピカソが生涯で製作した作品数は、６万とも８万ともいわれていて、これは平均すると一日２〜３点の製作ペースで作品を作り出していたことになります。
　人や自然など様々なものからインスピレーションを受けとり、常に進化し続けたピカソは、素直な心と強い情熱を持っていたのだろうと感じます。

　また、野球のイチロー選手は、誰もが認める素晴らしい実力の選手ですが、イチロー選手は日本の球団にいた頃から普通の選手の何倍もの量のバッティング練習をしていたそうです。イチロー選手の素晴らしい技術は、膨大に蓄積された練習と技術の追求によるもののようです。
　船井のまわりには、様々な分野で活躍されている方が多くいらっしゃいます。中には「超プロ」と呼ばれる方もいます。いろんな方にお会いして、ある分野で一流と呼ばれるような方は、皆さん素晴らしい人間性と心の中に強い集中力を持っているように感じます。
　船井も普段はニコニコ穏やかな様子ですが、仕事となるとキリッと目の奥が光ります。原稿を書く時などはすごい集中力です。

　成功する性格というのは、持って生まれたものではありません。
　後天的に自分で身につけていったものと言ってもよいようです。
　つまり人は、自分の心がけで行動を変え、成功をつかむことができるようです。