船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井幸雄グループスタッフによるコラムページです。
日々仕事をする中で感じていることなどを自由に語ったページです（このページでは、便宜上、船井幸雄を“船井会長”と呼び、敬語表現を使わせていただいています。ご了承ください）。

映画「ホテル・ルワンダ」

コルネイユさんのＣＤジャケット

　こんにちは。
　前回よりこのコーナーに記事を書かせていただいている、（株）船井ビジョンクリエイツの大神（おおがみ）です。
　また大好きな映画からの気付きをお話しさせていただきます。

　この映画「ホテル・ルワンダ」は、１９９４年アフリカ中部にあるルワンダで、ツチ族とフツ族の民族対立による武力衝突が起きた「ルワンダ紛争」の実話を元に映画化されています。
　１００日で１００万人が虐殺された悲惨な紛争と伝えられている、あの紛争です。
　そんな事実を元にされたお話だけに観るのは少し怖かったのですが、平和な日本では想像もつかない紛争をほんの少しでも理解したく意を決し観ることにしました。
　事実が事実なだけに決して観ていて気持ちの良い映画ではありませんが、人が人をたいした理由もなく殺（あや）めることができる、そういう弱さを人は誰しも持っているのだと、改めて認識させられました。
　また紛争が起こった背景には、先進国の傲慢な支配体制作りが関係していたことも、この映画から知りました。

　でもこの映画には救いがあります。
　主人公である男性とその奥さんは対立するそれぞれの部族出身なのですが、主人公は奥さんと子供を含め、多くの虐殺される側だった部族の人々の命を、身を呈して守り続けた事実です。
　奥さんを引き渡せば命を助けてやると仲間の部族から何度も脅され、自分の命も危険にさらされ、それでも最後まで家族だけでなく他の多くの人も守り続けた彼の強さに感動しました。涙なくしては観られなかったです。
　悲惨な場面も一部ありますが、それ以上に実在したこの主人公の生き様から学べることがあると思います。
　よろしければぜひご覧ください。


　また、この紛争時に目の前で両親・兄弟を殺される悲惨な経験をしたコルネイユさんというシンガーソングライターがいます。
　彼は現在ヨーロッパを中心に活動され、大変人気があります。
　とても美しい音色と優しい歌声で愛を語る彼の音楽には、良い波動が流れている気がします。
　死をみつめたからこそ湧き出る愛情の深さなのでしょうか。
　ユニセフのスポークスパーソンも務められ、今後の活躍がますます楽しみなシンガーソングライターです。
　こちらもよろしければ併せてお聴きください。


６周目：「出会いが人生を変える　（テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」