トップが語る、「いま、伝えたいこと」
日経平均は、6月25日(木)の終値で72,366.34円を付けて史上最高値を更新しましたが、金曜日の午前の取引は2,700円以上下げて7万円の大台を切って引けました。それでもスピード違反気味の上昇ペースのような気もしますが、半導体やAI関連企業の好決算を考えるとPER(株価収益率)で適正水準の上限だと言われている20倍には届いていないので想定内の範囲だそうです。知人が詳しく調べてくれたのですが、2月のイラン侵攻以前の水準に比べて大きく上がっているのはこのセクターであり、他は長い目で見ると低迷しているか横ばい傾向です。
イランがホルムズ海峡航行中の貨物船を攻撃したという衝撃的な一報も入ってきましたが、表面的なトランプ大統領の強気とは逆にアメリカは中間選挙に向けてこれ以上のガソリン価格の高騰を許容できないのは明らかです。実質的には、アメリカの世論は早く戦争を終結させるべきだと思っていますので、いまの流れのまま落ち着いていくことを願いたいと思います。日本の場合は原油等のエネルギー価格の影響も大きいのでなるべく早い正常化に向かっていって欲しいものです。
一方、心配なのは円安傾向が止まりそうにないことです。片山財務大臣がベッセント財務長官とオンラインで会議をしたのは、この円安傾向にどう歯止めをかけるかということが主要テーマだったのではないでしょうか。ただマーケットは、いまのところ打つ手は限られるので介入の警戒をしながらではありますが、もう一段の円安を探っているというところではないでしょうか。
ベッセント長官はヘッジファンドの出身であり、アベノミクスによる円安局面で大きく儲けた経験があります。一部の識者の中には、マクロに見ればそろそろ投資回収の時なので何らかの円高を仕掛けるのではないかという見方もあります。アメリカは「ここに座れば勝つ」というテーブルを、日本のために用意している。これは、ベッセント氏に円安になるというアドバイスをして大儲けさせてとても信頼されているヘッジファンドのコンサルタントである齋藤ジン先生が昨年3月に出版された著書『世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ』(文春新書)の「はじめに」で紹介されている言葉です。
日本は新自由主義の最大の敗者で、勝者は中国だった。アベノミクスで日本が円高つまりデフレを捨てたように、アメリカは新自由主義を捨てざるを得ない。このままでは、中国がアメリカよりも強くなってしまうから、そうならないためには新自由主義を終わらせて日本を適度に強くしなければならない、という本に書かれているような現象が起きているのかもしれません。大きなシナリオとしては齋藤先生のナラティブに沿って世界は動いているように感じます。
先週の火曜日6月23日は沖縄戦における日本軍の組織的抵抗の終結日であることから沖縄慰霊の日になっていました。お恥ずかしながら、私はまったく意識していなかったのですが、たまたまお休みをいただいていてNHKで中継されていた糸満市摩文仁の平和祈念公園で行われていた「沖縄全戦没者追悼式」を観させていただきました。平和祈念公園には何度か足を運ばせていただいたことがあり、感慨深いものがあったのですが、それで思い出したのが20数年前のことになりますが森山良子さんのディナーショーに参加して「さとうきび畑」をお聞きしたことです。
2003年にこの歌をベースにしてTBSで明石家さんまさんが主演したテレビドラマがありました。そのタイトル『さとうきび畑の唄』(汐文社)と同名の脚本家の遊川和彦さんが書かれた子ども向けの本がありましたので、これを今回は紹介させていただきます。
ディナーショーで大感激した後のことだと記憶していて、私も興味深く番組を見せていただきました。当時の圧倒的な世界一の強国であるアメリカとの戦いで最も大きな犠牲者を出し、基地負担などでいまでも大変大きな影響を受けている沖縄のことが頭から離れなくなりました。
とても敵わない相手と戦ってしまったことのしわ寄せを押し続けてしまっているということは忘れてはいけないと思います。アメリカには限りませんが国民の多くの血を流して獲得した権利はなかなか手放せません。悲惨な戦争に突き進んだ原因も日清日露戦争で流した血の対価として得たと多くの国民が考えていた満州利権を手放せなかったことにあるという説もあります。アメリカも潜在意識では先の大戦の大きな利権だと思っている沖縄の基地を手放すのは難しいのが実状です。
6月末のこのタイミングには、代表的な沖縄の反戦ソングのひとつを聞いてみるのもいいのではないでしょうか。これも、かなり昔のことですが、沖縄のカラオケボックスで「さとうきび畑」を歌ったことがあります。とても難しく一緒に行った友人たちに迷惑をかけてしまったことがあったのですが、強烈な逆バランスを取ろうとして友人のひとりがあえて軍歌を歌い出したのに驚かされました。
父はなぜか沖縄が大好きでした。そろそろ発売される予定の『ザ・フナイ』8月号で中矢伸一先生が絶賛されていた『アースチェンジ―近未来の警告書 地球が生まれ変わった時、人類も変われるか』(徳間書店)という名著がある沖縄出身の洪(おおみず)正幸先生と対談させていただき、その理由を語らせてもらっています。洪先生の新著『ソフィアの森で見つけた幸せの鍵』(ビジネス社)等も読み返していきながら、ご先祖様に思いを馳せる本格的な夏を迎えていく準備をしていきたいものだと思っています。
ちょっとPRですが、7月16日(木)の21時から本物研究者がとてもお世話になっている医師の金三雄先生のラジオ番組に出演させてもらうことになりました。
「Dr.ゴールドのキラキラ元氣の
処方箋」(FMクマガヤ 87.6MHz
第1.3木曜21時〜22時)
◎https://fmkumagaya.com/
◎https://fmplapla.com/fmkumagaya
事前の質問で人生に激震を与えた楽曲を聞かれたので、「さとうきび畑」も候補にあげておきました。番組で取り上げられるかどうかはわかりませんが、インターネットやアプリでも聞けるようなのでお聞きいただければ幸いです。
=以上=
2026.06.22:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】株主総会を終えて思うこと (※佐野浩一執筆)
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2026.06.08:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】「五行で生きる」ということ 〜季節の巡りに身を委ね、天地自然と調和する養生法〜 (※佐野浩一執筆)
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舩井 勝仁 (ふない かつひと)
株式会社船井本社 代表取締役社長1964年大阪府生まれ。1988年(株)船井総合研究所入社。1998年同社常務取締役 同社の金融部門やIT部門の子会社である船井キャピタル(株)、(株)船井情報システムズの代表取締役に就任し、コンサルティングの周辺分野の開拓に努める。 2008年「競争や策略やだましあいのない新しい社会を築く」という父・舩井幸雄の思いに共鳴し、(株)船井本社の社長に就任。「有意の人」の集合意識で「ミロクの世」を創る勉強会「にんげんクラブ」を中心に活動を続けた。(※「にんげんクラブ」の活動は2024年3月末に終了) 著書に『生き方の原理を変えよう』 |
佐野 浩一(さの こういち) 株式会社本物研究所 代表取締役会長公益財団法人舩井幸雄記念館 代表理事 ライフカラーカウンセラー認定協会 代表 1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。 2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。 講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。 著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』 |











株式会社船井本社 代表取締役社長



















