中村陽子の都会にいても自給自足生活

このページは、認定NPO法人「メダカのがっこう」 理事長の中村陽子さんによるコラムページです。
舩井幸雄は生前、中村陽子さんの活動を大変応援していました。

メダカのがっこうには、以下のような3つの宣言があります。

1.私たちは、田んぼから瑞穂(みずほ)の国日本の自然再生をします。
2.私たちは、お米中心の一汁一菜の食事で日本人の心身を健康にし、食料自給力をつけます。
3.私たちは、命を大切にする農家と手をつなぎ、生きる環境と安全な食料に困らない日本を次世代に残せるような先祖になります。


このコラムでは、「メダカのがっこう」での活動内容や、様々な経緯で「メダカのがっこう」に参加された方々のご紹介や、健康のための大切な情報などをお届けしていきます。

2021.12.20(第87回)
国が推進するゲノム編集の進捗状況とOKシードプロジェクト
の中間報告

◎ゲノム編集側の進捗状況
 まず、知っておいていただきたいことがあります。それは、ゲノム編集は国が推進するイノベーションであり、専門家委員会が安全だと結論し、表示をしなくて良いとしていることです。
 ゲノム編集技術使用の特許料は非常に高額であるのですが、今のところ実験段階だということで、無償で提供されており、日本に浸透させるため以下のように、次々と推進してきています。

1.ゲノム編集のトマトの苗を、サナテックシード社が無償で4000株、全国から募集した市民に配りました。今まで閉鎖された実験圃場以外での遺伝子組み換え作物の栽培は許されていなかった日本の大地に、初めて遺伝子操作された植物が栽培され、花粉の交配が心配されています。9月の収穫時期には、ゲノム編集トマトのネット販売が始まりました。ギャバ含有量が普通のトマトの5倍あるという高機能食品であることが売りで、価格は3s7500円です。
 まだ商業栽培はされていませんが、芽にソラニンなどの毒を少なくしたゲノム編集ジャガイモの栽培も筑波の農研機構で4月から始まっています。

2.ゲノム編集マダイが9月、ゲノム編集トラフグが10月に届け出され、クラウドファンディングの支援者に送られたり、回転すしのスシローが共同研究者として導入することになりました。魚のゲノム編集は、日本が世界初です。

3.ゲノム編集トマト普及のため、トマトのサナテックシード社とパイオニアエコサイエンス社の竹下達夫会長は、2022年には障がい児介護福祉施設に苗を無償配布、翌2023年には小学校に苗を無償配布して、子どもたちに苗を育てさせたいとの発表がありました。

◎OKシードプロジェクトの活動報告
 ゲノム編集のトマトやジャガイモの存在はわかっていましたが、ゲノム変種トマトの苗の無償配布という行為は、自然環境に遺伝子操作されたものを放つという暴挙だととらえ、7月に急遽、「OKシードプロジェクト」を立ち上げました。メンバーは、有機栽培の農業者、安全な食品を扱っている生協や団体、市民団体や個人、研究者などです。賛同団体は現在45団体、賛同者は100名で、日々更新しています。この会は会費制度はなく、この活動を支援したいと思う方たちの寄付で動いています。
 ご寄付はこちらからお願いします。⇒ https://okseed.jp/donation/

1.7月にゲノム編集でないものにつけることが出来る「OKシードマーク」を発表し、種苗や加工品、商品に付けてくれる使用者の申請を募集始めました。申請料、使用料は無料です。このマークを付ける責任は生産者にありますが、その代わり、根拠資料が必要になります。そのフォームはチャートと共に使用者に渡されます。2021年12月現在の使用申請者は110軒余りです。

2.同時にこのマークを拡散し、選んで購入してくれるサポーターを募集したところ、現在1500名あまりですが、毎日更新し増え続けています。サポーターに対しては、ゲノム編集とは何か、表示しなくても安全だと言う側の説明と、それに対する世界中の研究者の論文から、真相解明をするための説明会と、日本の現状や解決策を提案する学習会を開いています。
 説明会と学習会はサポーター向けですので、サポーター登録を願いします(無料)。
 サポーター登録はこちらから⇒ https://okseed.jp/supportus.html

3.これまで「OKシードプロジェクト」では、9/27,10/1,10/2,11/29の4回の説明会を実施しました。これは、ゲノム編集推進派が、ゲノム編集に反対し表示を求める市民のことを、科学的でない無知でヒステリックでただ不安になっている人たちという扱いをしているので、それに対して、ゲノム編集を正しく理解するために様々な研究者の意見を知ることを始めたのです。
 この説明会の報告はこちらから⇒ https://okseed.jp/news/entry-98.html
 この他に、木更津の有機給食の事例の学習会(11/16)、日本の雑穀から品種が消えている学習会(2022/1/20予定)、在来種のタネを播こう学習会(2022/2/10予定)なども予定しています。

4.10月に判明したゲノム編集トマトの苗を障がい児福祉施設と小学校に無償配布するという計画に対して、パイオニアエコサイエンス社に苗を配らないように、また各自治体の教育委員会に受け取らないで、という署名活動を始めました。世界のビジネスモデルでは、子どもの舌から占領するのは常識になっています。これに対しおとなの責任を果たしたいと思います。12月末現在8500名あまりの署名が集まっていますが、まだまだ大きな声にして行きたいので、署名をお願いします。
 オンライン署名はこちらから⇒ https://okseed.jp/act/

5.12月24日には、世界中のゲノム編集を研究している方たちが、8つの問題点をまとめた本の日本語版をオンライン上に出しました。12月30日には実際の本として「OKシードプロジェクト」のオンラインショップから販売します。
「OKシードプロジェクト」では、普及用の三つ折りチラシ、ポスター、エコバッグ、小冊子「タネを守ろう」―そうだったのか種子法廃止、種苗法改正―(日本の種子を守る会出版)、本「神話と現実」などを扱っています。今後「のぼり」などのグッズも予定しています。
 オンラインショップはこちらから⇒ https://okseed.base.shop

 気になる世界の扱いですが、EUでは、ゲノム編集は遺伝子組み換えを同等ととらえ表示義務があります。またスペイン、ポルトガルの一部を除いて、遺伝子組み換え作物の栽培を禁止しています。最も厳しく遺伝子組み換え作物の栽培を禁止している国はロシアです。トルコも厳しいです。アメリカやオーストラリアは遺伝子組み換え対する規制はありません。
 日本政府はアメリカを支配しているグローバル企業の方針に従っていることになります。

 日本ではゲノム編集に批判的な研究や意見は大手マスコミは報道できません。草の根の活動で、子どもたちを守りましょう!多くの人が知るだけで変わります。
 皆様、どうぞよろしくお願いいたします。


バックナンバー
21/12

国が推進するゲノム編集の進捗状況とOKシードプロジェクトの中間報告

21/11

私の炭生活

21/10

導かれて炭に目覚めた私の炭遍歴

21/09

秋にこそ楽しむマコモの浄化力

21/08

今は亡き稲葉光國先生の功績に感謝して

21/07

映画「食の安全を守る人々」

21/06

OKシードマークをご紹介します。

21/05

有機給食を支える技術と政策、育てる心

21/04

野菜の栄養価をみえる化したら…有機給食が実現する

21/03

ゲノム編集トマトの苗分け始まってしまいます!

21/02

こんな町に住みたい 元気な子が育つ自治体調べてみました。

21/01

有機給食と有機農業の素晴らしい関係が始まりました

20/12

日本人の遺伝子配列が教えてくれる伝統和食

20/11

種苗法改正案の慎重審議をお願いする活動に協力してください。

20/10

種苗法改正は11月強行採決の予定。反対の声を#で届けましょう!

20/09

有機給食全国集会のご報告

20/08

食べ物を変えたいママプロジェクト 一人から始めるママたち

20/07

そうだったのか種苗法改正

20/06

私のナウシカプロジェクト 自然再生葬編

20/05

種苗法改正って何? 賛否両論の理由と、どうしてもわからない大きな矛盾

20/04

WorldShift 不安から慈愛へ 〜コロナが教えてくれたShift〜

20/03

私の安上がりシンプルライフ

20/02

こんなに元気な子が育つ有機の和食給食

20/01

みんな母親たちの味方です。敵はいません。頼りにしましょう!

19/12

自家増殖原則禁止とは(種苗法改正が次の国会で通ってしまうと大変です)

19/11

私の一番の味方でいてくれた母を偲んで

19/10

2019年12月2日〜12月12日 アメリカを変えたママがやって来る!日本のお母さんたちも、アメリカのママたちに続こう!

19/09

ゲノム編集について知っていてほしいこと

19/08

今一番の緊急課題。それは子どもの食を有機にすること!

19/07

人も自然も健康を取り戻すのはとても簡単です。

19/06

韓国の有機栽培面積が日本の18倍になっているのはなぜ?

19/05

不調の原因が一つ明らかになりました。小麦とパンを変えましょう!

19/04

やっぱり、人間の腸能力はすごい!

19/03

今年も醤油を搾って、来年のもろみを仕込みました。

19/02

種子法廃止後、最新状況をご報告します。

19/01

田の草フォーラムに来てもう一つの国を生み出す仲間になって!

18/12

第8回田の草フォーラムin東京 草と向き合う田んぼの達人が集合します!

18/11

千葉県いすみ市で全市で有機米給食が始まりました。

18/10

原発と自然エネルギーと火力発電や水力発電の関係

18/09

40年前、子どもの命を支える食に立ちあがった人たち
―高取保育園、麦っこ畑保育園のお話―

18/08

ガン細胞のエサを解明したコリン・キャンベル博士の研究

18/07

私のナウシカプロジェクト

18/06

食と農に大異変

18/05

家族の健康を守るためにできること

18/04

種子法廃止とTPPとISD条項の関係を知っていますか?

18/03

本当に恐ろしいのは大自然の逆襲です

18/02

改めて農薬の害を知ろう!

18/01

最近感動したことと考えたこと。

17/12

ダーチャを知っていますか? 種播く土地を持つ人間は最強です。

17/11

知ることは力になる 知っている国民になろう!

17/10

衆議院選挙の当選者に5つのお願いを出しました。

17/09

もう一つの国づくりと裏の世界

17/08

8月2日種子法学習会の報告とまとめと見えてきた方向

17/07

怒涛のように崩壊する日本の食の安全

17/06

拝啓 安倍晋三内閣総理大臣殿

17/05

種子法廃止につづいて品種の多様性と種子情報が奪われる!

17/04

日本の種と自家採種の権利が大変なことになっています!

17/03

野草の季節が始まりました。なぜ野草なのか。

17/02

自家採種を守っている農家たち

17/01

お米の優位性10項目

16/12

恐るべき田んぼの生産力

16/11

「食は命」を知っている料理人

16/10

田の草フォーラムのことで頭がいっぱい

16/09

米飴を作ってみてわかったこと

16/08

知恵と技を極めているじいちゃんばあちゃん(ご先祖様)のあとに続け!

16/07

炭の研究開始に当たり、3人の炭焼き名人に会ってきました。

16/06

炭の力を体験しました。

16/05

生きものいっぱいの田んぼへ行こう!(メダカのがっこう紹介)

16/04

野草を愛する人は自然を理解してほしい。

16/03

もし逆表示でなかったら農産物はどういう表示になるのか
―遺伝子組み換えの表示が消されていく―

16/02

遺伝子組み換え作物に対するメダカのがっこうの考え

16/01

塩で本当に心配しなければならないこと

15/12

日本人の乳酸菌の宝庫、たくあん・ぬか漬けは自分で作ろう。

15/11

梅干しは日本人の食養生の基本

15/10

砂糖や甘味料が自給自足生活と相容れない理由(わけ)

15/09

これぞ現代の最強サプリメントだ!
〜米・味噌・梅干し・黒焼きという高機能食品の恩恵に浴そう〜

15/08

日本人は昔から味噌という高機能サプリを持っている

15/07

自家採種できる種を子孫に残すオイルプロジェクト

15/06

赤峰勝人は現代の食医だ!――アトピーが治らないわけ

15/05

今こそ、本物の米、味噌、梅干し、黒焼きが必要なわけ 

15/04

新潟県阿賀町に元氣な糀ばあちゃんあり(山崎京子さんの場合)

15/03

醤油造りのご先祖様

15/02

次世代のために「なんでもやるじゃん」メダカのがっこうの理事Mさん紹介

15/01

子育て介護を終えて、地球とみんなの元気のために生きる

14/12

東京から移住、田舎で子育てをするホームページビルダー

14/11

「自給自足くらぶ」でどんどん幸せに

14/10

都会にいても自給自足生活のおすすめ

Profile:中村 陽子(なかむら ようこ)
中村 陽子(なかむら ようこ)
首のタオルにシュレーゲル青ガエルが
いるので、とてもうれしそうな顔を
してい ます。

1953年東京生まれ。武蔵野市在住。母、夫の3人家族。3人の子どもはすべて独立、孫は3人。 長男の不登校を機に1994年「登校拒否の子供たちの進路を考える研究会」の事務局長。母の病気を機に1996年から海のミネラル研究会主宰、随時、講演会主催。2001年、瑞穂(みずほ)の国の自然再生を可能にする、“薬を使わず生きものに配慮した田んぼ=草も虫も人もみんなが元氣に生きられる田んぼ”に魅せられて「NPO法人 メダカのがっこう」設立。理事長に就任。2007年神田神保町に、食から日本人の心身を立て直すため、原料から無農薬・無添加で、肉、卵、乳製品、砂糖を使わないお米中心のお食事が食べられる「お米ダイニング」というメダカのがっこうのショールームを開く。自給自足くらぶ実践編で、米、味噌、醤油、梅干し、たくあん、オイル」を手造りし、「都会に居ても自給自足生活」の二重生活を提案。神田神保町のお米ダイニングでは毎週水曜と土曜に自給自足くらぶの教室を開催。生きる力アップを提供。2014年、NPO法人メダカのがっこうが東京都の認定NPO法人に承認される。「いのちを大切にする農家と手を結んで、生きる環境と食糧に困らない日本を子や孫に残せるような先祖になる」というのが目標である。尊敬する人は、風の谷のナウシカ。怒りで真っ赤になったオームの目が、一つの命を群れに返すことで怒りが消え、大地との絆を取り戻すシーンを胸に秘め、焦らず迷わずに1つ1つの命が生きていける環境を取り戻していく覚悟である。
★認定NPO法人メダカのがっこうHP: http://npomedaka.net/

佐野浩一 本物研究所 本物漢方堂 ほんものワイン原産地ジョージア 舩井幸雄 永久不滅9つの金言 成功塾説法 舩井幸雄動画プレゼント 高島康司先生の「日本と世界の経済、金融を大予測」 メールマガジン登録 舩井メールクラブ 佐野浩一note