船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。

　みなさま、こんにちは！
　実りの秋も深まってまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

　先日、母方の叔母が晴れて７０歳を迎えたお祝いをかねて、母方３姉妹と私の４名で、ささやかなお茶会を催しました。近年、このメンバーではたくましくも「女子会」と称し、たまの機会に都内のホテルでアフタヌーンティーを楽しむのがお気に入りとなっています。

　さて、この日はさわやかな秋晴れとなりました。お昼前に集合し、まず今回の主役である叔母が行ってみたかったというレストランでランチをいただきました。そのあと紅葉間もない公園をのんびりと散策しながら、次の目的であるホテルに向かいました。
　この間、それぞれにマイペースで、ときに気難しいこともある３姉妹のご機嫌をなんとなくうかがい、今日はくつろいだ表情がいい感じだと内心微笑みながら、お茶会への期待が高まります。美味しいお食事や、自然の草花や風景などは、大いに心を和ませてくれるものですね。

　いよいよ、お楽しみのアフタヌーンティー会場へ。ホテルのエントランスロビーには、秋らしい暖色系の花々でまとめられた豪華なアレンジメントが飾られており、一気に気持ちが華やぎます。最上階にあるラウンジに到着すると、さきほどまで歩いていた公園を一望できる、眺めのよい席に案内してくださいました。

　今回お願いしたメニューでは、さまざまな種類の紅茶やハーブティ、コーヒーを好きなだけいただけるのですが、まず飲み物を選ぶだけでもわいわいと盛り上がります。次に前菜として軽いおつまみが出たあと、ついにお待ちかねの３段トレイがやってきました！
　３姉妹は嬉しさを隠せず、思わず笑顔がこぼれます。目をキラキラと輝かせ、まるで少女のような表情を浮かべているではありませんか（笑）。下の段から、サンドイッチ、スコーン、スィーツのお皿、そしてサービスで誕生日のお祝いプレートが添えられていました。どれからいただこうかと目移りしながら、尽きないおしゃべりに花が咲きました。
　家族や趣味、健康などの関心事から、果ては余生の備えについても話は及びます。一日の重みをこれまで以上に実感しているといい、そんな中でこうして再会し、健やかに楽しいひとときをもてるのは本当にありがたいことだねと、口々に喜びを伝え合っていました。
　日頃の電話やメールでのやりとりでは、ときに言葉足らずで不器用な行き違いが起こることもあるこの３人ですが、いざ顔を合わせてみれば意気投合し、素直な思いを表せるのがよいところです。ちょっとした心配を抱えていても、寄り添えば心強く、笑い飛ばしてしまえるあたり、女性は案外たくましいものだとも思いました。
　ラウンジでは日中だったこともあるのでしょうか、周囲はほとんどの座席を女性が占めており、幅広い世代の美しい方々が、お茶の時間を楽しんでいらっしゃいました。

　そして今回はもうひとつ、印象的だったことがあります。事前にお願いして預かっていただいていた花束を叔母に渡す場面で、ホテルのスタッフの方々が、少し離れたところから、やさしい笑顔で私たちを見守ってくださっている様子がふと目に入りました。そして、帰り際に「本日はおめでとうございます」と口々に声をかけてくださいました。ゆったりと洗練された雰囲気の空間で、行き届いた心遣いやあたたかさにふれることができ、おかげさまで、心に残るお祝いの会となりました。日が暮れかけるまで、思う存分に過ごさせていただいたことを感謝しています。
　次回もまた、楽しい「女子会」を企画したいと思います。

　最後までお読みいただき、ありがとうございます。


１８周目：「インドの叡智」
１９周目：「目に見えないけれど大切なこと」
２０周目：「倍返し！？」
２１周目：「かけがえのない日々」
２２周目：「民族共栄のオーケストラ」
２３周目：「小さな旅」
２４周目：「お楽しみさま」
２５周目：「美しさの習慣」